豪田トモのレビュー一覧

  • 「こどもかいぎ」のトリセツ ―すぐできる!対話力を育む保育

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    こども会議という遊び、ゲーム的に場をセッティングして、子どもの自主性、意見を考えて発言する機会を作る試み。
    こうすべきというルールはないが、大原則として
    ①最後まで話を聞く。否定しない。
    ②参加者全員の発言機会を作る。発言者が偏らないようにバランスをとる。
    ③話さない子も尊重する。話さなくても、自主的に会議に参加し、内面の変化があることを見守る。
    という姿勢は求められている。
    私自身、2008年頃に障害者の発言機会を大事にする取り組みをしていたことがあり、この本を読んで子どもの立場でも大切だと気付かされた。

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    2024年02月21日
  • 子どもが対話する保育「サークルタイム」のすすめ

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    ネタバレ

    子どもが主体となって話し合いを行い、心の中で思ってる事を素直に発言したり、遠足の行先を皆が納得するように考えたりしていて面白いと思った。
    子どもの安全基地となれる様な場を対話で作ることが出来るのだと学ぶ事が出来た。
    年少から年長くらいの年代で対話(会議)が成立している事に驚き、そういった場を作って行きたいと思った。

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    2022年08月11日
  • オネエ産婦人科

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    ネタバレ

    私の中で
    出た!公共交通機関で読んじゃいけないシリーズ!

    めっちゃ泣いた、嗚咽しそうになりました。

    最初は、面白く読んでたけど最後はヤバかった。
    涙、ボロボロで嗚咽しそうなのを声を殺して読みました。

    最近、読んだ中での私の中での大ヒット作品です。
    この本が星5なら他の一つ下げなきゃって思うくらい私の中では大好きな作品です。

    読みやすさももちろんですが、すごい母親の気持ちを代弁してくれるような文もあり。

    旦那さんにむかって
    あなたは子どもを産むことも育てることもなにもわかってない〜に続くセリフ、母親なら「うん、うん」って思う人多いんじゃないかな?

    人は、幸せになるために生まれる。その

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    2020年02月07日
  • うまれる

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    ”2010年秋、銀座シネスイッチを皮切りとして封切られるドキュメンタリー映画「うまれる」。その映画の上映時間内に収まりきらなかった企画のきっかけや取材での裏話などが、監督・豪田トモさんの自然体な語りで、ギュギュギュッと凝縮されている一冊。

    両親へ「自分を生んでくれたこと」への感謝を、息子に「生まれてくれたこと」への感謝を、妻に「一緒に生きてくれている」ことへの感謝の想いが湧いてきた。
    (同性として、伴真和さんの「お父さんになった宣言」にとても共感!)

    これからお子さんを出産されるご家族にはもちろん、すでにパパになっている地元の仲間にもオススメしたい。”

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    2019年08月15日
  • うまれる

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    映画もあるらしい。なんとかトリソミーという、ダウン症のような赤ちゃんの話もあり、著者自身の心境の変化などもあり、とても感動的だった。

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    2013年08月05日
  • うまれる

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    妊娠〜出産の過程で、男女それぞれの思いを取材しまとめられた作品。個人的に「子供を産むということ」について考える機会があったせいか、本屋で見つけた瞬間ビビッと来て即購入しました。
    今度ドキュメンタリー映画が公開されるようです。近隣では来週から、久々に映画見に行こうかと思います。


    こういったテーマでは、女性の作家が女性の心情を書くものが多いイメージがあります。が、この作者は30代半ば・多分?子供のいない男性であり、男性からみた女性の苦労やこれから父親になる男性へスポットを当てられてて、個人的にはとても入り込みやすい内容になっています。


    男性は、出産に対して直接子供へ関与できないことに葛藤が

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    2010年12月05日
  • うまれる

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    四組の夫婦が登場します。
    出産を控えた夫婦。
    妻は、幼いころの心の傷が原因で、子供を愛せるか不安。
    夫は、最初、自分の遺伝子をあまり残したくないと思っていた。
    二人の考え方が出産を通してどう変わっていくのか。

    誕生死。
    出産日当日に赤ちゃんの心音が止まり、亡くなった状態で生まれた赤ちゃん。

    18トリソミー。
    いつ、死んでしまうかわからない、障がいをかかえたわが子。
    でも、懸命に生きる赤ちゃん。

    そして不妊。

    本当に柔らかい文章で書かれた本です。
    自分自身、遺伝子を残すことに否定的でしたが、少し考え方が変わりました。
    「うまれる」ってすばらしい。
    ほんとうに奇跡のようなこと。
    両親に感謝

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    2010年11月10日
  • オネエ産婦人科

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    最初はキャラクターの独特な話し方に癖を感じて読みづらく感じたが、読みやすくていい話だった。

    産後うつの登場人物のカウンセリングの内容が特に印象的。

    妊娠中に読めてよかった。

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    2024年08月22日
  • 「こどもかいぎ」のトリセツ ―すぐできる!対話力を育む保育

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    こどもたちはできると信じること。
    おとなの介入はファシリテートであること。
    純粋にやってみたいと思える実践本でした。

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    2024年03月10日
  • オネエ産婦人科

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    地方の小さなクリニック・尾音産婦人科、通称オネエ産婦人科にはゲイの院長はじめ、男性として生まれたけれど心が女性の助産師や臨床心理士などいわゆるLGBTの人達が働いている。

    冒頭から昭和のギャグ連発で個性豊かな登場人物達にコメディ作品かと思いつつ読み進めると、その奥に隠れていた重いテーマに気付き胸が苦しくなっていく。

    辛い経験をして来たからこそ他人に本当の意味で寄り添える登場人物達の温かさが沁みる。

    産後うつの苦しさに共感し、イクメン気取りの夫には心底腹が立ち、後半では感動が押し寄せる。

    この作品に出逢えて良かったと思える幸せな読後感。

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    2023年02月14日
  • 子どもが対話する保育「サークルタイム」のすすめ

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    ネタバレ

    子どもの声を聴くって本当に
    文字にすれば簡単だし、それほど難しいことでもないように見える。
    しかし、実際に毎日子どもと接しているとそうはいかないのが現実だ。

    聴くということは相手への信頼から始まる気がする。
    そう考えるとまだまだ自分の中に
    子どもたちより大人の方がアイデアを持ってるという
    無意識ながらの優劣性を持っているのかもしれない。

    聴くーそれは対等な立場だと大人が思ってるからこそできること。
    これは技術ではなくて、その人の考え方だ。

    自分の教育観をもう一度見直したいと思った。

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    2022年09月29日
  • 子どもが対話する保育「サークルタイム」のすすめ

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    サークルタイムの入門書。
    大切なところや、さまざまなやり方、良い事例と解説。
    難しく考えずに「やってみたい!」と思える一冊だと思う。

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    2022年07月08日
  • オネエ産婦人科

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    ネタバレ

    自分らしく生きていくことと産婦人科で知る命の尊さ。

    人付き合いが苦手な胎児の声が聞こえる産婦人科医の継生。

    総合病院で担当した患者が産後うつで自殺してしまい、責任を感じるうちに自らも心を病んでしまっていた。

    なんとか社会復帰した転職先の新しい産婦人科では、
    先生たちが様々なジェンダーを抱えながらも楽しく前向きに出産からその後のケアまでを行っていた。

    ゲイの院長、トランスジェンダーの助産師に医師に臨床心理士。レズビアンの助産師。

    濃厚すぎるキャラ勢揃いのスタッフに囲まれて
    心を閉ざしていた継生が徐々に回復して患者と向き合っていく様子。

    第一子の産後うつの経験から第二子の出産をためらう

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    2020年09月06日
  • オネエ産婦人科

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    ありえない設定!

    最初はキャラで引っ張っているんだろうと訝しんでいた。

    でもさすが当事者へ丁寧に取材してきた筆者の想いがこもった物語。

    産後うつや夫婦の葛藤は一筋縄ではいかないやりとり、何が正解かもわからない、リアルでぐっとくるエピソードも。

    傷ついた経験があるから人の痛みに寄り添える。

    主人公がたくましく母を乗り越え、真の親像を理解していく姿にも共感!

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    2020年02月18日
  • オネエ産婦人科

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    目に見えるマイノリティの人たちから学ぶ自分のなかのマイノリティの発見。辛いことやチャレンジングなことを経験した人たちだからこそ、優しくなれるし強くもなれる。”普通”なんて人はただのひとりもいないんだということを思い知らされた本。

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    2019年11月17日
  • オネエ産婦人科

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    “この世の誰もが「マイノリティ(少数派)」であり「マイノリティこそがマジョリティ(多数派)」であるとも言える”
    という箇所になるほど!と思った。社会の多様性を受け入れながらも流されない生き方が出来たなら自分らしく生きれるのではないと思わされ、考えさせられる本だった。

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    2019年05月18日
  • オネエ産婦人科

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    心に傷を抱えた主人公が転職したのは、ちょっと変わった産婦人科医院。いや、ちょっとじゃないかも!?
    でも、院長をはじめ、そのクリニックで働く人たちからは今までに感じたことがない優しさを感じる。

    人は辛い経験を積んでいくたびに優しくなれると僕は思っている。他人の気持ちを本当の意味で分かることは出来ずとも、その人の心に寄り添ってあげることは出来る。
    気の利いたアドバイスをもらうより「うん、分かるよ」「よく頑張ったね!」なんて自分を認めてもらえた方が心底嬉しいものだ。

    ここに登場するクリニックのスタッフは、ゲイやレズビアン、バイセクシャルなどセクシャル・マイノリティーである。彼ら、彼女らは過去は本

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    2019年02月27日
  • うまれる

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    友人に頂いた本。ドキュメンタリー映画『生まれる』に関する本。
    誕生死・18トリソミー・不妊など、異なるテーマが描かれている。どのエピソードもとても考えさせられる。生まれてくることは奇跡だと、改めて感じた。色んな夫婦や家族がいて、出産に対する想いもどれひとつとして同じものはない。
    この本にしろ『コウノドリ』にしろ、最近涙もろくなってしまっている。

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    2015年12月07日
  • うまれる

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    妊娠4、5ヶ月頃に読んだ本。
    まだお腹もふっくら程度で胎動もなかったので、命を授かる奇跡に感動しつつも実感がまだまだ薄かった頃。  

    胎内記憶、という話から始まり、様々な妊娠・出産の場面を読み進めるうちに、何度も涙がでた。
    電車の中で慌てて本を閉じたり。。

    予定日に心拍停止となった夫婦の話が一番衝撃的で、この経験を通して家族になったと思える夫婦の強さと絆に感動した。

    産まれてきてくれることは、当たり前じゃないんだなぁと。

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    2013年06月21日
  • うまれる

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    妊娠・出産を望んている人、子育て中の人、いつかは子育てするかもしれないけど今は興味のない人、子どもはいらないと思っている人、男性・女性・すべての「人」へ

    この本を読むと、子どもが「うまれる」ことってすごいことだと感じると思う。

    子どもたちは、産まれる前のことを覚えているという。
    お腹の中の様子や、空の上でのこと、ママを選んできたこと、パパの声を聴いていたこと…そんな胎内記憶を子どもたちは語るらしい。

    妊娠、出産って奇跡なんだと思った。妊娠しても産まれてこれないかもしれない。障がいを持って産まれてくるかもしれない。けれど、どんな子どもも自分の運命をわかっていて産まれてくる。産まれてくるだけ

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    2013年01月30日