森口朗のレビュー一覧

  • 授業の復権

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    板倉聖宣、遠山啓、野口芳宏、向山洋一、陰山英男、藤原和博といった有名な実践家の授業研究を分析している、彼らの実践を手放しで評価するのではなく、著者なりに批判的な視点で考察しているのが面白い。
    終章では現代の学力低下をいかに食い止めるか、その方策についても提案している。
    ★3.5

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    2015年01月05日
  • 日教組

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    私には難しい本でした。思想背景や政党との関係を歴史を追って知ることはとても骨が折れます…一回読んだだけではよく分からなかったので、いつかまた読み返したいです。

    いくつか気になった点を羅列。
    ・幹部は密教信者
    ・保守政党である自民が日教組を非難しないのは、政治の道具だから。選挙前、両者はプロレスの関係に。また、日本型リベラリズムは共産主義に寛容だから。

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    2013年09月25日
  • いじめの構造

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    「危機対処能力」とは、①誠実に見える②言質をとられない

    ルールなどなくても他人をいじめないようになること(人をいじめてはならないという規範を内面化させること。「規範の内面化」という。)は、いじめに対する明確かつ厳格なルールの設定と適用をする手法でいじめを押さえつける以上に大切。
    規範の内面化といじめ免疫の獲得こそが社会に出て自分も周りの人間も幸せに暮らすのに必要

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    2013年08月18日
  • 日教組

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    部落差別をはじめとするあらゆる差別問題に真正面から向き合った経験のない保守の学者が書いた本を、日教組組合員である私がひととおり一読したということを前提に感想を述べると、納得できる部分、納得できない部分、自分の認識と異なる部分が出てきて、私にとっては波の激しい展開で構成されているなというのが率直な感想である。

    この著者が部落差別問題や在日朝鮮人差別問題に真正面から向き合ったときに、自分自身が綴ったこの文章をどうふり返るのかが非常に興味深い。
    もし自身が「教育評論家」と称するならば、ぜひとも上記の差別問題に真正面から向き合っていただきたい。
    そしてまたもう一度、日教組について論を展開してほしい。

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    2013年01月30日
  • 日教組

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    積読している間に政権が自民党に戻ってきてしまった。
    この間、結局教員免許更新制は継続しているし、全国学力調査は悉皆に戻ったし、あまり大きな変化はなかった(ようだ)。「心のノート」は復活しそう。

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    2013年01月20日
  • 日教組

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    以前読んだ『創価学会』と同じように、なるべく中立的なスタンスからこの本は書かれています。

    日教組とはどのような組織なのか。
    ステレオタイプ化されている日教組の印象を分析しながら、誤りは誤りとして反証を示し、正しきは正しきとして実証をしていきます。

    また、民主党がなぜ日教組の言いなりなのか、日教組の現在はどうなのか、日教組をここまで存続させてきた存在は何なのか、という点もしっかり分析しています。

    それに、誤植も少ないです。

    悪印象を与えがちなのが、(僕の読解力の低さもあるでしょうが)ところどころ出てくる引用です。

    引用はふつう論議の裏付けに使うと思うのですが、この作者はちょっと違うよう

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    2012年10月02日
  • 日教組

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    内容が本当なら何故この組織がこんなに注目されるんだろうか。史実をちゃんと教える意味でも文教施策は大事だね。隣国を見てると特につくづく感じる。

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    2012年09月08日
  • 日教組

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    お勉強に本棚に眠っていた本を再読。
    うーん。社会主義とか共産主義のしっかりとした
    勉強が必要だなー。。

    と実感。個別の本よむとこれらの主義って
    納得しちゃうから怖いけど。w

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    2012年05月06日
  • 日教組

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    本書は、日本教職員組合-略称「日教組」-の設立から今日に至るまでの歴史と思想を追ったものである。ただし、巷のいわゆる「飲み屋論壇」とは異なり、長年批判されてきたにも関わらず、なぜ組織は存続できたのか、あるいは、なぜ今なお三〇万人近くの教員が所属し続けているのかといった「謎」を史料に基づいて分析している。

    例えば、文部省(文科省)と日教組は長年対立関係にあったと思われがちである。だが、元をたどれば、日教組は「文部省から手渡された「新教育指針」という手引書によって誕生し、その手引書の教えを愚直に守ってきた」(p.52)だけであり、むしろ協力関係にあったと指摘する。また、最近では自民党が民主党批判

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    2012年02月25日
  • 日教組

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    日教組というと、現代教育の諸悪の根元のような言われ方をしている先生の組合というようにしか知識がなく、本当のところ一体何なんだろうと思い、本書を手にした。

    私の認識それ自体はまさにその通りだったのだが、果たして実態は必ずしもそうではないらしい。ということはわかったが、どうもなんとなくピンとこない…。

    著者いわく、本来はたいした力もない弱体団体だったのが、民主党政権になったことで俄然権力を手にし、今後の政治的動きに要注意、ということなのだが…。
    こんな旧態然とした団体が幅を利かせていることに、限りなく違和感を覚えたことだけは確か。

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    2012年02月11日
  • 日教組

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     日教組の歴史が要領よくまとめてある。社会党,共産党との関係や,新左翼による加入戦術なども。
     昔通っていた小学校に,ギターで「戦争を知らない子供たち」を弾き語る先生がいた。他にも学校って色々と不思議な違和感あったけど,戦後教育とはこんなものだったのかーというのは大人になってから本を読んで知った。
     成人してから膝ポンすることって他にもいろいろある。成長するって過去を体系づけていくこと。脳の記憶容量は人生でそんな変わんない。情報は,大人になるほど効率よく圧縮されてしまってある。

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    2011年10月28日
  • いじめの構造

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    100%納得、というわけにはいかないけれど、今までのいじめ論に比べれば随分建設的だと思う。最も大切なのは、現場で実践していくことだけれど。

    いじめについては道徳論、精神論に行き着いてしまうことが多いけれど、もっとメカニズムというのを解明するという考え方が必要なのはそのとおりだと思う。いじめをする、という選択をするしくみみたいなものがあるだろうし。

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    2011年08月15日
  • いじめの構造

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     ちょっと辛口の本なんだけど、それが面白い。論理的に説明しているから、納得出来る部分も多い。しかし、「学校にいじめは必要」という著者の主張には完全に納得することは出来なかった。この本に100%共感する人はかなり少ないと思う。それだけ独特で、キツめの本なのだ。著者にはこれからも、そんな本を書き続けて欲しい。

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    2011年04月05日
  • 日教組

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    日教組に関する文献を読んだ。免許更新制度の廃止問題、全国学力テストの無意味化、教員免許のための大学院必修化などの背景を、日教組という組織の成り立ちから再考するきっかけに。完全な中立はあり得ないが、なるべく中立に判断するためには組織への正しい理解は必要だと思う。
    組織というものは大なり小なり成り立ちや歴史に引きずられるものだから、組織を知ることで、その組織人の行動が理解しやすくなるものらしい。それを知った上で、どう付き合うかを考える必要がある。組織はその存続のために行動しがちなので、第三視点の導入や、ワクチン摂取などの前知識の共有が必要など。

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    2011年01月07日
  • 戦後教育で失われたもの

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     昨今の日本人に失われたと言われる謙虚さ、日本人としての誇り、などの元凶は戦後教育にあるとし、学校は「青年用保育園」に成り果てた、とする種々の分析を展開している。
     「不条理があるから共同体」など、納得できる部分は多々ある。ただ、かなりデリケートな話題を扱っているので、筆者の趣旨を注意して読みとる必要がある。「○○を決して肯定しているわけではないが」と断り書きが随所に書かれているものの、やや感情的に書かれている部分も見受けられる。(08/09/24)

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    2009年10月04日
  • いじめの構造

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    なぜいじめが起こるのか、どのようないじめが起こるのか、いじめが「隠蔽される」のはなぜか、どのようにいじめに対処すれば良いか、といった点について、著者なりに整理し、提言している。いじめについて様々な議論が世間で飛び交っているが、それらはほとんど「妄言」として批判し、いじめの構造を「スクールカースト」という概念を中心に説明しようとしている。「いじめは撲滅できない」「校内犯罪と非犯罪いじめに区別すべき」「やたらと『人権』という言葉を使うな」など、いくつか共感できる点があるとともに、「スクールカースト」という概念も(その用語はともかく)極めて納得がいく。ただ「冷静に」と言いつつどことなく冷静さを失って

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    2009年10月04日
  • いじめの構造

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    参考文献として読んでみた。さくさくっと読めて結構面白い。
    社会学の本だったみたいです。

    『規範の内面化』と『いじめ免疫』。いじめを賤しいものだという意識が広まれば、いじめは減るというもの。気持ち悪いいじめ論がマスコミに流布しているのを叩いてくれるのも心地よかった。

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    2009年10月04日
  • 戦後教育で失われたもの

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     不条理に耐えうる大人になれる教育が、今ほど求められる時代はない。やりたいことをやりなさい、自分の興味に従って好きなことをやりなさいと、個人の価値観を奨励してきた戦後民主主義的教育の限界が露呈している。

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    2009年10月04日