吉澤康子のレビュー一覧

  • 夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話
    王子様、お姫様、お城、といった中世ヨーロッパの世界観のお話が多く、まるでディズニーの世界のようだと思いながら読みました。
    帯文にもあったように、日本でよく知られている物語とは結末の違ったお話もあり(3匹のクマや赤ずきんなど)、面白かったです。
  • あの本は読まれているか
    冷戦時代に鉄と火ではなく本を武器に戦う諜報部の女性達を描く小説

    CIAやMI6と言えど実際には、ジェームズ・ボンドやジェイソン・ボーンのような活動ではなく、デスクワークや交渉がメインになってるわけで
    CIAの女性職員達がカフェやレストランでコーヒーやドーナツを頬張りながら、同僚の噂話に花を咲かせる...続きを読む
  • あの本は読まれているか
    構成的に面白そうに思ってチャレンジ。ミステリーかと思ってたけどスパイものだったか。もう少しドキドキ感が欲しかった。史実に基づいてるとこは好感持てる。
  • コードネーム・ヴェリティ
    一部と二部に分かれており、一部はちょっと読みにくかったかなーと。
    二部は読みやすく、一部での謎というか、いろいろ種明かしされてよかった。
    つらいなー、戦争はつらい。
  • あの本は読まれているか
    ★3.5

    パステルナークや、パステルナークの著書『ドクトル・ジバゴ』には、そんな物語があったんですねぇ。まぁ、旧ソ連では、国家の理想とは異なる人物や出来事は無かったという事になるので、パステルナークや『ドクトル・ジバゴ』の運命は、そうなっちゃうんですねぇ。

    この本の特徴は、旧ソ連サイド、アメリカ...続きを読む
  • コードネーム・ヴェリティ
    友人に薦められて読んだが、シンプルに面白かった。

    前半は歴史の知識がないせいか読みにくいところもあったが、第二部で伏線回収、真実が明らかになるにつれ、戦争という過酷な状況にのまれていくふたりの女性の強さや絆の深さに感動した。

    真実を知った上でもう一度読み直してみたい。



  • 夜ふけに読みたい奇妙なイギリスのおとぎ話
    そう変わった話はなかった気がする。
    「かしこいモリー」「三人ばか」「赤鬼エティン」など、ろうそくにある話も多かった。
    ろうそくの訳のほうが語りやすい気がするのは、語っているからか?
  • 夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話
    訳者あとがきから
    これまで日本で読まれてきたイギリスのお話しはジェイコブズという編者の本
    本著はフローラ・アニー・スティールという女性の編者の本からいくつかを選んでまとめた

    よく知るタイトルのお話しも微妙に違って面白かった

    綺麗な娘がたくさん出てきて、苦難に陥っても、人間でない者が現れて、その者...続きを読む
  • コードネーム・ヴェリティ
    読み進めながら一部と二部も何度も行き来してしまいました。でもミステリーというよりも悲しい戦争小説、そして美しい青春小説でした。
    同著者の『ローズ・アンダーファイア』も購入してあるのでそちらも楽しみです。
  • 夜ふけに読みたい奇妙なイギリスのおとぎ話
    夜ふけに読みたいイギリスの昔話シリーズ第二段。挿絵はアーサー・ラッカム。挿絵がたくさんというわけではないが、話に合った挿絵で◎
  • 夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話
    知っているようで知らなかった話ばかりだった。
    昔話は教訓を伝えるためにもあると聞いたことがあるが、まさにその通りだなと思った。
  • 夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話
    アーサー・ラッカムのイラストが可愛い。この手のおとぎ話はやはり不条理と言うかシュールと言うか。面白いですね。
    目次に物語毎に難易度と、大人向け/こども向けと区分がついてるのがちょっと真新しい(大人/子どもの区分け基準がよくわからなかったけれど…)。ルビも豊富で親子で楽しめる一冊に編集されてますね。
  • 夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話
    美しいレディ・メアリーが熱烈に求婚された美青年で金持ち、礼儀正しくて快活なフォックス氏の美しい城をこっそり見に行くとそこには・・・!(『フォックス氏の城』)残酷なお話あり、『三びきの熊の話』『ジャックと豆の木』などのなじみ深いお話あり。集められたイギリス童話の不気味で奇妙なあじわい・・・これは確かに...続きを読む
  • 夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話
    イギリスのおとぎ話集。

    子供の頃に読んだお話が多かったですが、改めて読んでみると文章の雰囲気が違っていたり、細部を忘れていたりして楽しく読めました。
  • コードネーム・ヴェリティ
    普通に面白かった。その言葉が1番しっくり来るだろうか。

    舌を巻く味の濃いメインディッシュでも、贅を尽くしたデザートでもない、お口直しのシャーベットのような作品。 シンプルだけど不思議と心に残るのだ。 訳者の訳しわけが見事で、これまた静かな感動に一躍買っている。
  • ローズ・アンダーファイア
    フィクションだけど、フィクションじゃない…そんな感じ。

    ラーフェンスブリュック強制収容所に関するもの。
  • コードネーム・ヴェリティ
    なかなか評価の難しい小説。
    第二次大戦時のイギリス。偶然巡り合った二人の若い女性。一人はパイロット、もう一人はスパイ。
    物語はナチス占領下のフランスでナチスの捕虜となってしまったスパイの女性が、拷問の末の、情報提供として書き始めた小説形式の独白として描かれる。
    これが第1部。
    第2部はパイロットの女...続きを読む
  • コードネーム・ヴェリティ
    悲しい。でも読むのを止められなかったです。
    ナチスに捕らわれたジュリーが、拷問の末に書かされるようになった手記は、親友マディの日々でした。
    ジュリーとマディの、戦時下でも害われない友情と、それを読んできてからの、第二部の「キスして、ハーディ!キスして、いますぐ!」が泣けました。
    戦争さえ無ければ…と...続きを読む
  • コードネーム・ヴェリティ
    さまざまな謎が第一部の手記、驚愕の事実が判明する第二部の手記。そして慟哭の結末、という内容紹介。
    ナチス占領下のフランスで捕虜になった若い女性スパイとその親友の女性飛行士が主人公だが、第一部の謎というのが、どこが謎でどこがカギなのか私にはわかりにくかった。第二部でこういうことか、とうなづけるところも...続きを読む
  • コードネーム・ヴェリティ
    前半読みにくくてちょっと読み進めるの大変だったけど(暗号化されてるからなおさらなのか)2部のキティホークの章は読みやすくなった。エンゲルに驚いた。みんな分からない。一体誰が敵で誰が味方なのか…
    夜と霧という言葉が何度も出てきたが、かの有名な夜と霧のタイトルはここからなのか?