吉澤康子のレビュー一覧

  • エルサレムから来た悪魔 下

    Posted by ブクログ

    さて、下巻です。
    上巻最後にシモン殺害というショッキングな事件が起こりましたので、
    その遺体を検死するところから始まります。
    なぜそう思えるのか理解に苦しむところですが、
    自分たちは安全だと信じて疑わなかったアデリアは、
    かなり動揺しています。


    事件の様相も、どんでん返しの連続で意外な展開となります。
    疑わしかった人物も実は・・・。
    そして満を持して登場したあの人が、
    そもそも何故アデリアが派遣されることになったのかを語ります。
    残酷な場面もいくつかありました。
    擬音語・擬態語のたぐいや直接的な表現はそれ程でもありませんが、
    充分想像できる程度に表現されています。


    上下巻通して、
    この

    0
    2017年10月14日
  • エルサレムから来た悪魔 上

    Posted by ブクログ

    舞台は1171年のイギリス。
    主役はアデリア。
    イタリアからやって来た検死を専門とする女医です。
    故郷のサレルノでは裕福な生活と地位が約束されていたのに、
    王命により遠路はるばるイギリスはケンブリッジに来る羽目に。
    そこは女性の地位が低く、医者であることも検死をすることもタブー。
    発覚すれば魔女の烙印を押されて死刑もありえる。
    ひとりで散歩していたらレイプされてもおかしくないという、
    現代人には信じられないようなスリリングな状況に陥ります。
    そして仕事は子供ばかりを狙った連続殺人事件の被害者達の検死。
    この時代に科学捜査はありません。
    ハエのたかる腐乱死体と格闘しながら状況証拠を積み重ねていき

    0
    2017年10月14日
  • エルサレムから来た悪魔 上

    Posted by ブクログ

    ミステリーとしての構成も良いし、歴史的な背景にも萌え。歴史小説としても違和感なく楽しめる。作者がもう亡くなっているのは残念。

    0
    2013年08月24日
  • ロザムンドの死の迷宮

    Posted by ブクログ

    ミステリーとしての面白さのみならず人物のキャラクター造形も秀逸。映画「冬のライオン」を思い出す、ヘンリーとエレアノールの会話。

    0
    2013年08月24日
  • エルサレムから来た悪魔 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    詳細な当時の様子が分かり、また国というか都市によって特徴があるのだなというのがよく分かりました。
    イタリアやスペインから見れば、当時のイングランドは田舎というか野蛮といってもいいぐらいなのですね。
    迷信がはこびつつも、実は庶民の一人一人は、事実を見据えている、逞しい状況が分かります。
    残酷な描写もありますが、ヒロインと騎士の最後のやり取りがほっとさせられます。
    シモンは最後まで活躍してほしかった。(というかシリーズとしてコンビが続くのかと思っていた)
    犯人は中盤見当がついてしまいましたが、共犯者が意外で、最後まで分かりませんでした。

    0
    2011年11月27日
  • ロザムンドの死の迷宮

    Posted by ブクログ

    面白かった!最近フィデルマにこってたけど、また違った面白さが..。
    作者が他界してたのでガッカリ。あと二冊はあるみたい。

    0
    2011年07月15日
  • エルサレムから来た悪魔 上

    Posted by ブクログ

    楽しみな歴史ミステリのシリーズが始まりました!
    12世紀のイングランドを舞台に、検死のできる女性アデリアを主人公とした歴史もの。
    CWAの歴史部門であるエリス・ピーターズ賞の受賞作。
    ケンブリッジで起きた、子供を狙った連続殺人。
    磔のような姿だったために犯人はユダヤ人とされて、暴動が起きる。当時、ユダヤ人が復活祭にキリスト教徒の子供を殺すという噂があったのだとか。
    ユダヤ人すべてをケンブリッジ城内に匿ったまま1年、犯人はわからず…
    事件の調査を依頼されて、シチリア王国から調査員と死体を検分することの出来る医師が派遣される。
    マチルダ女王の時代18年間続いた内乱も治まり、その息子ヘンリー2世の元

    0
    2010年07月15日
  • 父から娘への7つのおとぎ話

    Posted by ブクログ

    前半はあんまりピンとこなかったのだけど、後半に行くにつれもつれた糸がほどけるようにいろいろつながっていき楽しく読めた。

    0
    2026年08月21日
  • コードネーム・ヴェリティ

    Posted by ブクログ

    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)まずまず読めたけんど、作り話なんだからオチもハッピ〜にしてくれや。

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]後半がグズグズ長くて飽きる。

    0
    2025年11月15日
  • 父から娘への7つのおとぎ話

    Posted by ブクログ

    もう少しほのぼのというか、ほっこりする話かな、と思っていたけれど違いました

    父を探す旅は、なかなかに困難が待ち受けている
    自分の記憶と、周りの人の記憶に振り回されながらも父親の姿を追いかける

    7つのお話が、その手がかり

    なんとなくミステリーの要素もあって楽しむことはできたのですが、いかんせん久しぶりの海外文学で登場人物の読み解きに時間がかかり、なかなか物語に入り込めなかったので、定期的に海外文学を読もうと誓いました笑

    0
    2025年08月22日
  • 父から娘への7つのおとぎ話

    Posted by ブクログ

    父が自分宛てに残した童話7作が収められた絵本を手がかりに、父を探す娘のヒューマンミステリー。あらすじだけでもうワクワク。読みやすい文体と魅力的な登場人物でページが進みました。特に幼なじみとの関係が素敵(タイプが違うのに無二の親友って憧れる)。自分が一人娘の母親なので主人公よりも母親のほうに共感してしまった…。
    山登りのシーンが胸に迫りました。

    0
    2025年03月29日
  • あの本は読まれているか

    Posted by ブクログ

    一部は事実に基づいているらしい。ドクトルジバゴは長いので小説は読まず映画を鑑賞してみた。最初にみたのはずっと前なので改めて感動。長かった。この小説も長いが、東、西とストーリーテラーが変わるのでまだわかりやすい。もう少しサスペンス色が濃くてもよかったかなと思う。作者のお名前は、あのラーラと全く無関係ではなかった。読書中ずっと頭のなかでラーラのテーマが鳴っていた。50年代の女性たちがとても魅力的に描かれていた。優れた文学に対して情熱を傾ける人々に敬服。

    0
    2024年12月29日
  • あの本は読まれているか

    Posted by ブクログ

    スパイ小説かと思って手に取ったが、恋愛とスパイ小説だった

    諜報活動のドキドキ感というのはないが、
    歴史的な事実をフィクションを交えて知るということは意味がある本だと思う

    著者も実際に情報解禁されたCIAの文書や当時の文献などを読んで小説の内容を膨らませたという解説があって面白かった

    0
    2024年03月31日
  • 夜ふけに読みたい 雪夜のアンデルセン童話

    Posted by ブクログ

    『小さいクラウスと大きいクラウス』はぶっ飛んだお話しでした。
    主人公の二人は正直じいさんといじわる爺さん、ではなく、うざくてずるいクラウスと愚鈍で暴力的なクラウス(同じ名前の別人です)で、二人ともまるで善人ではありませんでした。
    持ち馬の頭を叩き割るし、自分のお婆さんの頭を斧でぶっ叩き、馬車に乗せて街まで出かけ薬局に入って
    「死体はいらんかね」
    と売り込んでいました。どんな地獄かと思いました。

    アンデルセン童話は『雪の女王』や『マッチ売りの少女』『親指姫』をはじめ、有名なものがありますが、こんな話もあるのだと衝撃を受けました。

    0
    2024年02月27日
  • ローズ・アンダーファイア

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦末期、米国人女性のローズは英国で戦闘機を輸送すする業務についていた。同じ飛行士の恋人もいたが、ドイツ軍に捕まり強制収容所に送られる。過酷な状況を様々な国の女性たちと生き延び、収容所を脱出する。想像を絶する体験と、戦後の戦争裁判での証言の様子。生態実験の対象であった仲間たちと、その体験を記す。

    「コードネーム・ヴェリティ」の続編又はスピンオフ的な作品かと思いきや、全く別の作品だった。ローズの力強さと仲間たちとの絆に感動します。

    0
    2024年01月13日
  • あの本は読まれているか

    Posted by ブクログ

    冷戦下のアメリカで、ロシア本国では禁書となった「ドクトルジバゴ」を秘密裏にロシア国民に届け、弾圧されている現状を認識させよ、というスパイ活動を描いた作品。本によるスパイ活動、という部分に魅かれたはずが、読み終わって印象に残ったのはスパイ活動より作中の女性の立場の描かれ方。
    東のロシアパートと西のアメリカパートが交互に描かれる構成なのですが、自由の国のはずの当時のアメリカで当然のように存在する女性と同性愛者への差別。本当にこの国は言うほど自由なのか?そんな描写がサブテーマのように感じました。

    0
    2023年12月26日
  • 父から娘への7つのおとぎ話

    Posted by ブクログ

    レベッカの父親は、テレビの子ども向き人気番組の主役だったが、レベッカが幼い頃突然番組を降り、行方がわからなくなっていた。大人になったレベッカのもとに、その行方を探しているというライターが現れる。
    なぜ父親は姿を消したのか。父親がレベッカに残した7つのおとぎ話の゙本に隠された父親の思いと葛藤。

    ミステリーというよりも、父親を探すロードムービーという感じ。双極性障害への無知と偏見がキーポイントと言えるだろう。

    0
    2023年10月05日
  • 夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話

    Posted by ブクログ

    王子様、お姫様、お城、といった中世ヨーロッパの世界観のお話が多く、まるでディズニーの世界のようだと思いながら読みました。
    帯文にもあったように、日本でよく知られている物語とは結末の違ったお話もあり(3匹のクマや赤ずきんなど)、面白かったです。

    0
    2023年02月05日
  • あの本は読まれているか

    Posted by ブクログ

    冷戦時代に鉄と火ではなく本を武器に戦う諜報部の女性達を描く小説

    CIAやMI6と言えど実際には、ジェームズ・ボンドやジェイソン・ボーンのような活動ではなく、デスクワークや交渉がメインになってるわけで
    CIAの女性職員達がカフェやレストランでコーヒーやドーナツを頬張りながら、同僚の噂話に花を咲かせるシーンが描かれているのが面白いと思った

    高邁な理想を追って国家のために…ではなくあくまで業務
    国家の安全を守る人々にも恋や家庭の悩みはあるということ
    スパイ小説としてではなく、ある女性の恋や仕事の悩みを追った小説として読んだ方がいいのかもしれない

    0
    2022年12月25日
  • あの本は読まれているか

    Posted by ブクログ

    構成的に面白そうに思ってチャレンジ。ミステリーかと思ってたけどスパイものだったか。もう少しドキドキ感が欲しかった。史実に基づいてるとこは好感持てる。

    0
    2022年11月19日