服部昇大のレビュー一覧
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映画語りの姿を借りた暴力を振りかざす邦キチの語りが妙な癖になってしまう面白さを持つ本作。
思わず「それ、どういうことなの!?」と気になる作品ばかりをピックアップして、ネタバレしない程度にその作品の楽しみ所を教えてくれる語り方は絶妙。
映画の内容が気になる点ばかりなものだから読みながら何度も突っ込んでしまう(笑)
邦キチとしては映画語りを大真面目にやっているつもりなのだろうけど、紹介する内容が完全にカオスの斜め上なものになっているせいで話がギャグ・コメディとして立派に成立しているのは堪らないね
と言うか、邦キチは本当に実写化作品が好きだな!
第1巻において市原隼人や國村隼が印象的な紹介をされ -
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凄い!これは一種の暴力だ!映画を使った暴力だ(笑)
本作は映画語り系の作品なんだけど、語っている内容が悉くヤバい意味で突っ込みたくなる部分ばかりだ!
余程慎重に綿密に作った作品でない限りはどこかしらにツッコミどころを見つけられるのが映画という分野なんだけど、本作に登場する映子もとい邦キチは若干微妙なマイナー作品のツッコミどころを嵐の如くぶっ込んでくる
恐らくその作品を通しで見ていれば呆れ果てて考えるのを辞めてしまうだろうツッコミどころもこうしてピックアップして話されることで笑う他ないギャグにしか思えないのは類を見ない展開!
また、もう一つの特徴として邦キチは「つまらない作品」と思って紹介し -
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恋空男が爆誕するカルト系邦画プレゼン漫画の第四巻である。
今回もまたパワフルに新旧の邦画を紹介する連載の他に、描き下ろしの「恋空」では部長の(わりと男から見てもキモイ)恋愛観が披露される大変盛りだくさんな内容になっている。
それにしても、今回も面白かった。
話し上手な人は物事を見る視点や切り口が独特で、話題に事欠かないものだが、まさにこの作品はそうした作品だ。
80年代のビデオでしか見られない「パソコンウォーズ ISAMI」や姥捨て山のその後を描く「デンデラ」、戦中からシリーズ化されている純和風ミュージカル映画の狸御殿モノのような題材はさすがの選択肢。
「多動力 THE MOVI -
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「漫画実写化には伊勢谷友介論」が飛び出す3巻である。
相変わらずの論調で、だいたいの人が知ってたり、意外に知らない名作だったり、微妙に知らなかったりする映画を紹介してくれている。
「ドラゴンクエスト ユアストーリー」のような(主に悪い意味で)評判を呼んだ話題作をやる一方、「ゴジラ」シリーズを二話連続でドーンと紹介したり、選ぶ題材の幅は広い。
特にゴジラでは特撮専門の「特撮作品について熱く語り合う部」が登場。
あちらの部長は恋愛少女漫画パロみたいな登場であるが(デザインもまた古き良き少女漫画感が)、無事邦キチに翻弄されていてほっこりする。
そんな邦キチもまた「黒執事」の大胆な設定変 -
購入済み
邦画プレゼン漫画!?
映画に詳しくなくても楽しめる邦画プレゼン漫画(?)です。
主人公の邦キチの独特すぎる視点で語られる作品の数々に圧倒されること間違いなし!
なにより読後にどの映画も見たくなってしまうところが凄い。
邦キチと部長の二人の関係性も可愛くてオススメです。 -
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失敗した
あ、いや、勘違いしないでほしい
失敗と言うか、後悔したのは購入と読んだ事についてではない
正直、『テラフォーマーズ』のスピンオフなら、それなりの質だろう、と思って油断し、昼休みに会社の休憩室で読んでしまった
こんなに面白いなら、家のベッドで読むべきだった。そうすれば、遠慮なく、声を出して笑い転げられたのに!!
ホントに面白いコメディ漫画の必須条件の一つはやっぱり、電車や会社など、家の外で読めない事だと思うっっ
なので、この『今日のテラフォーマーズはお休みです』は十分すぎるほど、その条件を満たしているので、失敗した私としては自信を持って、他の読み手に紹介できる
このスピンオフを抱腹絶倒 -
Posted by ブクログ
この巻における最新作への言及が多く感じたのはジークアクスが3話に亘ってプレゼンされていた関係か
私も劇場で見た時に変な笑いが起きそうに成るくらい感情を妙な方向で揺さぶられた作品だったけど、おじさん視点で語り直すとあのような興奮が得られる作品なのだなと改めて感じられたよ
確かにあの映画って前半と後半で雰囲気が全く異なるし、庵野秀明氏と鶴巻監督の個性と個性がぶつかり合いつつ妙な融合を見せていたなぁなんて思い出してしまったね
あと、ジークアクスを「シャアを主人公にしたなろう系」と解釈するのはちょっと斬新というかそういう視点が在ったのかと目から鱗だったな
確かにあの前半部分って、強すぎて本気を出す