あらすじ
邦画プレゼン界に、ひときわ輝く一番星! 『邦キチ』が大台のシーズン10に単独登頂!! 今回も「映画について語る若人の部」を舞台に、将来どんな大人になるか不安にさせる邦画中毒女子高生・邦キチが、まずまずの洋画好きな部長・洋一を相手に絶妙なチョイスの邦画(一部例外アリ)を愚直にプレゼン! プレゼン!! プレゼン!!! その視点、その愛情、その圧力――。全てにおいてシーズン9を凌駕ッ!! 銀河系初の邦画プレゼン漫画、ネバーエンドな黄金期に突入です…!!
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「6代目の日ペンの美子ちゃんを大好評執筆中の注目作家が放つ、
爆笑邦画プレゼンマンガ!?」
静かな場所で読んだら絶対に後悔します!
日本映画に全然詳しくなくてもめちゃくちゃ笑えます!
ざっくり筋書きを説明しますと、
部員不足に悩む「映画について語る若人の部」部長・洋一に
邦画大好き新入部員・映子さんが並々ならぬテンションで
オススメ邦画をプレゼンするのですが、
その推しポイントがツッコミどころ満載すぎてすごいのです。
日本映画がこんなにおかしな作品でいっぱいだったなんて、と
笑いながら目から鱗が落ちまくりでした…!
最初は鼻持ちならない知ったかぶりキャラっぽかった部長が
ツッコミに追われすぎてヘロヘロになる姿が愛おしく思えてきたら
あなたもこのマンガの虜になっているということですよ…^^
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
156冊目『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season10』(服部昇大 著、2023年10月、ホーム社)
今回はいつもの邦画プレゼンに加え、「映画を早送りで観る人」の生態や心理にも切り込む。
最近強まっていたラブコメ要素が今巻は抑えめ。初期に近い雰囲気を感じる。
お気に入りは実写版「スーパーマリオ」。声を出して笑ってしまった。「名探偵コナン 紺青の拳」も色々と凄い。紹介された映画を実際に観てみたくなるのがこの漫画の凄さだ。
〈もう勘弁 ならねえ! 奴らの全身の骨を 折ってから殺してやる!〉
Posted by ブクログ
邦キチがトンチキな映画を紹介するのはいつもの事だけど、現在放映されている人気作を無視して類似の妙ちきりんな作品を堂々とプレゼンする流れには毎回笑ってしまう
SLAM DUNKを導入になんて作品を紹介してるんだ(笑) ガチで何もかも聞いた事ないワードばかりで笑いつつも困惑してしまったじゃないか
今巻にて最も言及したくなるエピソードと言えば、やはり『映画を早送りで観る人たち』になるんだろうなぁ…
私個人としては作品を味わう時は等速でじっくり楽しみたいと思いつつ、時には倍速にして観てしまう作品もあるし、部長が言及しているように本作を読んでいる時点で作品をファストに消費していると言えなくもないんだよなぁ…
作品そのものを観ずとも、それを紹介している文章や動画を観て作品を知った気になる。省みれば自分にもそういう面が多かったのかもと思わずに居られないエピソードだったよ……
それだけにオチがタモリさんに収束する展開は色々な意味で予想外でありながらファスト映画に対するアンチテーゼとして納得出来るような出来ないような……(笑)
また、その流れを意識すると短編映画が紹介されたのは良い意味を伴うのかも
映画と言えば短くても90分程度あるものだ勝手な思い込みが先行しているせいか、映画を見るという行為がそもそも時間を調整して観なければならないという意識が先立ち、それが映画をもっと楽しみたいという想いを邪魔する事もある。時には映画をファストに消費したくなる時もある
それを思えば、いっそのこと短編映画を配信サービスで味わってみるというのも有りなのかも知れないと思えたよ
それはそれとして、AI課長に仕事の悩みを相談するって凄い絵面だな……(笑)