服部昇大のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『Season8』ではとりわけ「特撮作品について熱く語り合う部」がメイン出演する回が多い。何せ『シン・ウルトラマン』だけで予習編・クイズ編・本編と3話構成、それに前段の『仮面ライダー THE FIRST』、ついでに『大怪獣のあとしまつ』ととにかく特撮部の出番が多い。おそらくは駒木氏の可愛さと動かし易さによるものかと思うが。駒木氏は物語を締めたり早押しクイズしたり御影キャプテンに恋したりと大活躍。余談ながら『前田建設ファンタジー営業部』は実に観てみたい。そして、御影と小谷の間で急に交わされる青春恋愛談義が熱くそして哀しい。高一が高三に抱く恋愛なんて、学年が進むにつれ体験するであろう楽しさレベルの
-
Posted by ブクログ
ネタバレ話題作目白押しのシーズン8は、番外編も描き下ろしも読み切りも付いた盛り沢山な一巻である。
何しろ、本編からしてすでに豪華だ。
「モンスターハンター(ハリウッド版)」
「大怪獣のあとしまつ」
「鋼の錬金術師(実写版)」
「シン・ウルトラマン」
特にシン・ウルトラマンは3部作で予習編、クイズ編、本編といった形で重く扱われている。
また、モンハンの邦キチ的解釈や、特撮サイドから見た(批判があまりに多かった)「大怪獣のあとしまつ」なども読み応えがある。
一定程度ツッコミを入れつつ、しかしヘイト的にはならない塩梅はさすが邦キチ印。安心感のある映画レビューである。
また、その合間に「パイ -
無料版購入済み
映画好き
あああああ。読み終えても、頭の中で邦キチ映子のテンションと語りが延々と流れ続けて頭を離れない。好きなものに対する熱量と愛情の凄まじいことと言ったら。そして、彼女が推す作品のラインナップのヤバさ具合が半端ない。ラズベリー賞的な選ばれること自体が不名誉という気がしなくもないが、そのヤバさを見下したり拒絶するのではなく、ヤバさそのものを楽しめばいいのだとも思える素晴らしいマンガだった。映画っていいですね。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙にも起用されたカルチャーヘッズ(自称)の映画好き大学生・池ちゃんが新登場する7巻である。
毎回切れ味鋭く邦画を紹介していくこの漫画、今回は切れ味が鋭いどころか核心を貫くような発言が連発され、読んでいて実に刺激的だった。
今巻で中心的なのは池ちゃんだ。
プールで女子高生グループをナンパする大学生の一人、という立ち位置からしてアレな彼だが、そんな彼のウザめなキャラ性と、それとは裏腹な意外に真剣な彼の悩みが後半のトピックとなっている。
中年世代の恋愛メインとなったエヴァ編の三部作とはまた一味違った「花束みたいな恋をした」三部作は、本当に刺激的だった。
偶然にもヒッチコックの言葉を踏 -
Posted by ブクログ
ネタバレネット連載でも好評だった(らしい)シンエヴァをめぐる三部作が収録された6巻である。
旧エヴァ時代のファンだった化学担当の江波先生の思い出を軸に展開されるエヴァ編は、大人のじくじくした恋愛を描いた名作回だ。
かつて存在したエヴァンゲリオン研究部での、ギャルな先輩・中峠との微妙な(エヴァを通じた)関係性は、中年層にちょっと刺さりすぎる鋭角である。
結末まで含めて、実に充実した三部作だった。
ちなみに書籍版描き下ろし「GAMERA1999」ではそんな二人のデート風景が描かれた回となっているので、ネット連載読者にもお勧めしたい回である。
しかし、中峠先輩は絶妙に大人美人感のある素敵なギ -
Posted by ブクログ
コロナと映画業界。
邦画・洋画その他問わず公開延期が相次ぎ、一時は映画館も休業を余儀無くされ、新たな作品の制作・撮影なども休止したりと影響は広範に及び、映画を題材にしているこの漫画も当然打撃を蒙った。
…と、不穏な幕開けだったseason6だが邦キチは至って通常運転、一発目から『ネズラ1964』という強烈な作品で大いに笑わせてもらった。
このseasonは26年に渡りエヴァによって人生を左右されたと言っても過言ではない江波と中峠、元エヴァ研OBのふたりの人生補完がメイン。
おめでとう!
旧劇冒頭の「最低」なシンジ君については一切触れられなかったな。
あとは何と言っても9本目『虫が演じるシ -
Posted by ブクログ
オビの紹介からもう既に只ならぬ中身を察せられるが、season5は勢いが違う!
海だ!夏だ!記憶喪失だ!
7本目『That'sカンニング!史上最大の作戦?』は多分観たことある気がするが、安室ちゃんの風呂の湯を飲むってそんなんあったんだっけ?爆笑。
10本目『初恋』は確かに面白そうだ。ブリーフ姿のお父さんが沖縄民謡を踊る幻覚ってカオスが過ぎる。結末の想像がつかん。
’やるって言ってた(匂わせてた)続編どうなった問題'は確かにあるな。『実写版どろろ』からもう15年経とうとするのか…。
絶妙に観たくなるプレゼン加減が素晴らしい。
1刷
2021.8.31