唐池恒二のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレJR九州及びその子会社をもれなく黒字化した著者。
こういうリーダーに率いられると部下は間違いなくついて行くと思う。
・ななつぼし抽選倍率316倍 一切コネは通用しない
当選者にはツアー前までに20回の電話が有り、気分を盛り上げる。当選後最初の電話 すべてのスタッフが拍手する。
・寿司職人は寿司を握るとき、必ず空腹にしておく。満腹だと自分が食べたいと思わない。早朝から14時迄何も食べず握り続ける。
・氣が集まる方法 夢見る力/スピード/元気な声/隙をみせない緊張感/よくなろうという貪欲さ
・眠れない夜には、メモを取り考え事を見える化
朝には頭が綺麗に整理出来ている。
・緊張感のない職員 -
Posted by ブクログ
JR九州の社長当時に「ななつ星」を運行させた著者による、「感動のない仕事は仕事ではない」と言う自分のポリシーと自分の仕事で実際に行った具体例を挙げながら、説明している。
JR九州と言えば当然電車だが、実際の売上として運輸事業は全体の半分程度しかなく、そのほかマンション分譲や外食などで貢献している。
著者は当時お荷物だった外食部門の社長になり黒字化をさせた経験があり、そのマネージメントは聞いていても面白い。きっとこの人は回りを巻き込んで、巻き込まれた人もやりがいを持って仕事に取り組んだことだと思う。
上から無茶降りされた仕事に真剣に取り組んでいたので、最初一緒にやる人は苦痛でしかなかったと思う -
Posted by ブクログ
JR九州の元社長で現会長の唐池恒二さんが、国鉄時代から現在までの仕事を通して学んだ事をときに面白く、臨場感あふれる表現で綴っている。
前作の鉄客商売では、主に自分がやってきたことを書いていたが、今回は部下や周りの人が自分と一緒にどんな仕事をしてきたかに触れている。
個人的には、丸井研修最後のあいさつで冗談を言ったときに、周りも自分も涙があふれてきた話は最高だった。そして近いうちに本当にその冗談が実現するのではないかと思っている。それまでは日経を取り続けようと思う。
前作でも感じたが、こんなリーダーがいる会社は、きっと活力にあふれ、チャレンジすることに前向きなんだろうなとうらやましく思った -
Posted by ブクログ
JR九州の元社長で現会長の唐池恒二さんが、国鉄時代から現在までの仕事を通して学んだ事をときに面白く、臨場感あふれる表現で綴っている。
自分が福岡に住んでいた2001年~2006年頃とは様変わりした博多駅に数回訪れた時、当時には感じられなかったすごい勢いを感じた。
きっとこれも唐池さんを筆頭にして仕事をする人々の「気」が我々に伝わっていたからなんだと納得しながら読んだ。
以前「やる!」と言う唐池さんの本を読んだが、これは聞き書き方式だったが、今回の本は唐池さん本人が直接ペンを持って(PCを使って)書いた本らしい。
そのため、聞き書きではライターが、面白いけど・・・と思いつつ自主検閲して削除し -
Posted by ブクログ
学び1 何事もに前向き考える。
学び2 意気に感じて取り組む仕事は、けっこううまくいく。
学び3 難局に直面したとき、逃げずに真正面からぶつかっていくと、道は必ず開ける。
学び4 進むべき方向とスケジュールを明確にすると、人は迷わず行動する。
学び5 2メートル以内で語り合うと、互いに心が通じるようになる。
てな感じで、22の学びが、それを生み出したエピソードとともに散りばめられている。
仕事とは、経営とは、サービスとは何なのか?いろいろな教唆が得られる本である。
唐池会長の語り口を通じて、JR九州がどこに向かうのかがとにかくはっきりしている。
そんなことを強く感じた良著でした。 -
Posted by ブクログ
知り合いからの紹介で本書を知り読んでみることに。
JR九州において、鉄道事業ではなく、営業販売課、船舶事業部、外食事業部、観光列車(D&S列車)などどちらかというと本業以外の部分でのご活躍で成果を出された方のようである。
てっきりJRでは、国や監督官庁とのパイプを持っている部署や運賃やダイヤを計画するような部署からトップが輩出されるものだと感じていたため、唐池さんの社内略歴を知った時には大変驚いた。キャリアのほとんどが、鉄道事業以外だからだ。
JRは一部の高学歴エリートが組織の仕組みを作り、ルール重視で合議的に組織を動かしていくというイメージを持っていたが、本書を読むと、著者がまるでオー -
Posted by ブクログ
本書は現在はJR九州会長である唐池さんが、JR九州発足から現在に至るまで、赤字体質の会社を改善し、株式上場を果たすまでに成長させた多くの体験、そしてそれらから得られた教訓をまとめた書です。
読後に強く思ったのは、「こんなおもろいおっさんと一緒に仕事がしてみたいな」です。
唐池さんは1953年生まれ。京都大学を卒業後、国鉄に入社。1987年のJR発足と同時にJR九州に入社しました。その後、釜山との連絡船就航、レストラン業の拡大、観光列車の充実、デザイン列車の拡充など多くのアイデア、施策を導入し、JR九州を発展させました。
唐池さんはJR発足時、ある屈辱的な言葉を耳にします。
それはJR三