木内達朗のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
はじめは、頭の中の一人語りを全て言語化しているような文章がちょっと疲れる感じがして、最後まで読むのに時間かかりそうだなと思ったのですが、みなさんの感想がいいのだしと頑張って読み進めたところ、あと半分になったところくらいからは一気読みでした。
ご近所さんたちとの出会いと別れ。何も起きたり進んだりしてないようで、気づかないくらいにちょっとずつ進んでいる感じかな。それが途中からなんだかとても心地よかったです。
現実にこんなにご近所がみんな気さくに話しかける人ばっかりってことはなかなかないと思うのですが、そこは幹太くんの人柄ということでしょうか。戸田さんに最初に言いたくてモヤモヤしていたことを、最後ついに言えたけど、それが最初と全く違う気持ちだった、というのがなんだかすごくよくて、そこにこの物語のよさがギュッと詰まっている気がしました。読後はとても温かい気持ちになれる話です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ会話ってこうやってするのか…という勉強になるな
仕事以外の雑談が苦手なので…
かわいいな〜〜
こんなのあり得ることじゃないって分かってるけどでも可愛くていいな〜こんなのあったらいいな〜
「レトルトでもさ、ママが温めれば、おいしくない?」
分かる〜〜〜
「人は他人には一般論を言う。」
だよねえ?やっぱりそう思ってたよ
自分が他人になんか言うたびいいこと言おうとするたび恥ずかしさがあっていいこと言おうとしてる感を隠そうとしてたけど、やっぱ他人には一般論を言えるって定説だよね?
なんだろなんだろ、この本すごーく好き
なんだあ?この人
どこにでもあるようで、ありふれているようで、この人にしか書けない雰囲気だ
真っ向から普通の話書ける人なんて見たことない
ずっと読んでいたいようなー。
ていうかこのコミュ力、幹太になりたい
この人とのコミュニケーションに100%集中できる力、思ったことそのまま言える素直な性格、それだけの雑念がない目の前にある事柄への集中力、いろいろなものが羨ましい…
「中条さんの下のお名前を、聞いておいてもいいですか?」
「中条延興さん」
のところで横道世之介を思い出した
とてもいいお話だった
自分の生活のそばにずっと置いておきたい、通勤バスの中でちょこちょこ入っていきたい、穏やかな他人の生活
ずっとこんなの読んでいたい
これは読み終わるのがいやで、ゆっくり読んでた -
Posted by ブクログ
同じアパートに住む4世帯それぞれの日常。よく分かるあるあるな悩み、他人に振り回される理不尽さ共感できるところもあれば、よくわからないなあというのも含めホントに人それぞれってのが伝わる。
2作目と3作目の話が好きだった。
片山達児
家族の中でどうしても浮いてしまうお父さん。嫌われていると思ってしまいがち。空回り。
仕事だけと思っていたら会社でも嫌われていた。居場所がない。そう思うと最悪の結末を想像する。
だけど家族ってそんな表面的なものじゃない。もっと信じるものなんだって。すり合わせどころが難しいけど積み重ねてきたものは本物だって。
青井千草
昔のアルバイト仲間が亡くなった。遠い関係のはずだけど喪失感は大きい。なんとなく遺族の元へ向かうことになっちゃうんだけど、重くならない。というよりスッキリしてしまう。
5年という月日なんだろうか。それでもその人を忘れずに話せることが癒やしになる気がする。
本筋には関係ないけど、バイト仲間のみくが本当に嫌いだ。薄っぺらな自分の正義、理屈で他人を攻撃する。人によって態度を変える。こんな人間にならない様に気をつけたい。