木内達朗のレビュー一覧

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    読むバファリン

    ってな事で、小野寺史宜の『ライフ』

    小野寺さんの本の半分は優しさでできている、と言っても過言じゃないと思う。

    何じゃろ、この幸福感と言うか優しさに包まれながら読む本というのは…

    主人公の井川幹太が何故か星野源に見えてくる。

    星野源はバファリンか?

    星野源の半分は優しさで出来ていて、残りの半分はエロな筈なのに…

    じゃけど、魅力的なんよな星野源は。

    嫉妬するけど微笑ましいんよな星野源。

    この原作を星野源主演で映画化して欲しいな

    2021年27冊目

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    2024年02月04日
  • アップサイクル! ぼくらの明日のために

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    ネタバレ

    起業か、前読んだ児童書では大人におんぶにだっこな面があったけど・・・と思いつつ読みましたが、アプリを駆使し、議論しあった上でできる範囲のことをしていてよかったです。王君がやや便利キャラの感がありましたがまあ許される範囲だろう。夢を見せて終わる感じもいいですね。

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    2023年11月20日
  • ライフ

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    27歳、独身、フリーターのお話。小野寺さんの作品の登場人物は、優しくて、真っ直ぐで、心が凪ぐ。みんな何かしら抱えながら、それぞれの関係性のなかで、わかりあえたり、離れたりしながら、今日も生きている。

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    2023年11月04日
  • ライフ

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    ネタバレ

    ■読んだ動機
    この作者さんの他の本を読んで大変良かったので、別の評判良い本を手に取ってみた。

    ■あらすじ
    主人公、井川 幹太が住む筧ハイツ102号室。
    新卒で入った会社は合わずに2年で辞めて。次の会社も半年で辞めた。今はコンビニでバイトしている。
    上の階202号室のドタドタがうるさいと思うが、文句が言えない。
    そうこうしていると、上の回の住人、戸田さんと出会う。
    戸田さんは性格は悪くないが、ややガサツな人。
    そんな戸田家との交流や、同級生との出会いの中での日々が描かれている。

    ■感想
    今まで「ひと」「まち」「いえ」のシリーズを読んできましたが、この作品でも江戸川区、筧ハイツ、あの河川敷が出てきます。そしてやっぱり主人公はいい人で。
    この作者が描く主人公はいつも好きになります。

    昨今の「好きを仕事に」という風潮もある中。
    パンが好きだから、1社目のパン屋さんの会社を入るも営業が合わず2年で辞めて。
    2社目には、好きなものじゃない方がいいと考え家電量販店に入社するも半年で辞めて。焦ってもいいことないと、今はコンビニでバイト。

    隣の部屋の住人は、夢を追って役者をやっていたり。書評家をやっていたり。
    主人公はやりたいことを探しているわけではないが、そんな出会いからも就きたい仕事のヒントに触れていたのかもしれない。

    最後はパン屋さんで、パンを作りたいと思い、パン屋さんへ応募。
    「受かりたい。そう思った。でも落ちても大丈夫。そう思えた。」という文、なんだか感動した。

    ■以下よかった箇所のまとめ
    下の階の住人が、何も言ってこないからいいや、などと考えてはいけない。何も言ってこないからうるさくはないのだろう、となどと都合よく考えては絶対にいけない。

    何も言わないお客さんも、何も感じてないわけではない。何も言わない一階の住人が2階の足音をうるさいと感じてないわけではないのと同じだ。


    やりたいことが特別である必要はないんだよなぁ、そうなるわけもないよなぁって。
    やりたいことがないのはダメなの思ってた。
    やりたいことが何もない自分はダメだって思っちゃう
    それは要するに、人から見て特別なことをやりたいと思ってなきゃダメだってことなの。でも、そうじゃなくていいかもって思った。

    受かりたい。そう思った。でも落ちても大丈夫。そう思えた。

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    2023年07月15日
  • ライフ

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    大企業や官公庁で平日休みの仕事をする人が「普通」で幸せ、考えがちなのを、小野寺さんの本を読むと、それだけじゃないんだよなー、その人次第で、幸せ感じられるんだよなー。と思う。
    そんな私はカレンダー通りではないお休みのお仕事。
    時々、かわいそうに思われることがあって、そのことがすごく嫌だけど、いちいち反応しない人になろうと思う。
    きっとどこかで自信がないからそうなるんだよなー。

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    2023年07月11日
  • 海の中のくらし 動物たちが教えてくれる

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    ペンギン、アザラシ、クジラと大きさに関わらず、どの生き物も捕食のために潜水し浮上する速さは、時速4〜8kmの範囲に収まっているという。

    捕食深度への潜水に要する酸素量と、体内に溜めておける酸素量と、捕食深度に滞在できる時間の関係から、そのくらいの速さが最も効率が良いらしいことがわかってきたという。

    渡辺佑基氏の『ペンギンが教えてくれた 物理のはなし』 (河出ブックス)にも通ずるバイオロギングからわかってきた海の生き物のはなし。

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    2021年05月25日
  • 海の中のくらし 動物たちが教えてくれる

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    アザラシはどれくらい潜るんだろう。クジラは?ペンギンは?海の動物たちにカメラや記録計をつけて調べると、意外なことがわかってきました。海の中のくらしの一端が見えてきた「バイオロギング」 美しい絵で教えてくれる楽しい本です。裏表紙のファンタジーっぽい絵も素敵です。

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    2021年01月09日
  • 町なか番外地

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    久しぶりに読んだ小野寺さんにほっこりする。川べりの土手に建つベルジュ江戸川に暮らす住人たちの話が4つ紡がれていた。マッチングアプリで知り合った2人目と別れたばかりの佐野朋香。妻とも娘ともうまくいかず、仕事も行き詰まる片山達児。むかしの仲間を若くして喪った青井千草。後輩の陰口にショックを受けて会社を辞め、半年が過ぎた新川剣矢。
    若いって良いなぁ、羨ましさが先に立つのは年齢のせいだろうか。
    4人の中で印象に残ったのは千草だった。千草は10年前に銀座で一緒に働いていた仲間・琴奈が、5年前に亡くなっていたことを人づてに知る。驚きと喪失感に揺れながら、千草は琴奈の実家である美容院を訪ね、琴奈が店長と不倫していて自ら命を絶っていたことを知る。「人は皆自分の人生では主役だが、他人の人生では脇役にすぎない」と、千草はかつて琴奈に語っていた。自分が誰かの人生に深く関わっていると思っていても、実際にはその人の人生の一部に過ぎない。同感です。

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    2026年09月13日
  • 町なか番外地

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    星3.5

    特に大きな出来事が起こるわけでもない、リアルな日常の空気感が好きだった
    妙見島と河原番外地行ってみたい

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    2026年06月19日
  • 町なか番外地

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    ネタバレ

    たとえ今は住所を持たない番外地のような定まらない自分であったしても、「自分の居場所は必ずある」と優しく教えてくれた作品。本作もまた馴染みのある土地で、共感しながら読んでしまった。

    篠崎駅近くのベルジュ江戸川に住む4人のお話。マッチングアプリで別れた後ふと妙見島に行く女性だったり、妻と娘と折り合いが悪いなかで異動や今後の生き方に立ち止まる男性だったり、昔の亡くした知り合いを懐古する女性だったり、会社を退職したものの次の一歩を踏み出せない男性だったり…人生の「番外地」にいる人物が様々登場する。

    特に印象深い話は、3つ目の『東京高速道路 ベルジュ江戸川二〇二号室 青井千草』の話。元アルバイト先の社員である琴ちゃんの早逝を知り、千草はたくさんの考えを巡らす。琴ちゃんは生きることにとても不器用で、優しすぎて…読んでいてとても辛くなってしまった。そんな琴ちゃんを思い続けた果てに千草は、琴ちゃんの実家の美容院を訪れることに…。どんなに辛くても琴ちゃんには生きていてほしかった。この世界に必要な存在だった。琴ちゃんにも、1歩を踏み出せるまで番外地で休んでいてほしかった。その思わずにはいられない切ないラストだったな。

    みんながみんな住所のあるところで、歩いている訳ではない。たまには住所のないところだって、人生の脇道に逸れたって、いつかは住所のある自分の居場所を見つけることができる。自分のペースでゆっくりゆっくり歩いていけばいいんだよと、またもや小野寺先生から背中を押してもらえた…
    私も自分の居場所が分からなくなったら、自分なりの番外地(心の隙間)を作って、そこで一休みしてから、マイペースに生きていきたいと思う。

    ★人生の配役(『東京高速道路 ベルジュ江戸川二〇二号室 青井千草』より)
    「人は皆主役にして脇役だ。自分の人生においては主役で、他者の人生においては脇役。世間では主役に見える人も、ただそう見えるだけ。他者の人生で主役にはなれない。主役に見える人、という脇役でしかない。」

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    2026年05月27日
  • アップサイクル! ぼくらの明日のために

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    今のゴミ事情のことや、起業の手順を中学生の軽い会話とやる気を通して、今の子ども達にさらりとわかりやすく盛り込んだ、教科書的な作品。
    正直、こんなうまい具合にいかないよねって設定だったり、アイディアだったり、中2キャラだったりする。けど、前向きに挑戦してみようかなと背中を押してくれる小説。

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    2026年02月12日
  • 町なか番外地

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    川縁の小さなアパートに住む四人。
    顔を合わせれば挨拶はするけど、名前も顔も知らないまま。
    それぞれの日常にふとした揺らぎが起きた時、ふと向かう「番外地」
    地番の付いていない土地と、居場所の定まらない自分。
    考えすぎてしまう人と考えなさすぎる人、
    どちらにも共感できてしまった私もまた番外地なのかも。

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    2025年10月22日
  • 町なか番外地

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    ベルジュ江戸川に住む4人の、慎ましく前向きに歩いていこうと一歩踏み出す話。小野寺氏特有の何となく元気をもらえる読後。

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    2025年09月15日
  • 町なか番外地

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    東京と千葉の境にある、駅徒歩二十分のアパート、ベルジュ江戸川の四室に住む人たちの日常。201号室の女は、マッチングアプリで二度彼氏が出来、二度、失敗する。夫婦仲がうまくいかず、中学生の娘にも疎まれている102号室の男は、会社でも嫌われていて遠方への異動を言い渡される。202号室の女は、学生時代の友人が五年前に自殺していたことを知り、101号室の男は、年度末で退職したものの、次に進めず夏の終わりを迎える。出くわしたら挨拶はするが、ほとんど顔も見ず行き過ぎるだけの関係。最後の話で一堂に会する。が、特に何も起こらない。

    ホームセンターだったり、飲食店だったり、食品メーカーだったり、ごくごく普通の会社に勤め、ごくごく普通の人生を、誠実に生きているたちを掬い上げるのが、小野寺さんは本当に上手だと思う。何が起こるというわけでもないけれど、みんな、誰もが抱くような悩みを、ああでもないこうでもないと考え、なんとか生きている。上を目指したり、成功したり、そういうのはなく、ただ生きるだけで、大仕事なのだなあと思う。そして人を生かすのは人だということを、思い知る。

    ラブホテルと会社と工場がある、川の中の島、妙見島が気になって、いろいろ検索してしまった。

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    2025年09月11日
  • 町なか番外地

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    どこにでもある日常を切り取って書かれた物語。でも、そんなことあるあると妙に納得してしまいます。
    ちょっとしたきっかけから展開していく内容も、読んでいて興味をひかれました。

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    2025年08月16日
  • 町なか番外地

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    同じアパートに住む四人の人間の心の動きを描いた作品。
    東京と千葉の境目にある町のアパートに住む四人(三人と一家族)。
    マッチングアプリでの出会いを求める女性、妻や娘とギクシャクしている中年男、かつての友人の死を知った女性、仕事を辞めたが新しい道に踏み出せずにいる若い男。それぞれの日常が川沿いの町と「ベルジュ江戸川」という名のアパートを舞台に動いている。
    四人とも何かに躓いていて、それでいて立ちあがろうともがくでもなく、淡々と過ごしている。
    じっくり読ませる一冊。

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    2025年08月09日
  • アップサイクル! ぼくらの明日のために

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    夏休みのグループワークの宿題から、アップサイクルを始める丈・紫月・王と紫月の姉茜さんと彼氏のたっくん。

    タブレットでAIも利用しながら、起業も頭に入れ進めてゆく。

    佐藤まどかさんは、時代の最先端を取り入れながら、児童にわかりやすく書いてくれる。読みやすいのが嬉しい。

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    2025年07月27日
  • ライフ

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    ネタバレ

    起承転結とかなく1人の男の人の話が続くお話だと思った。最初は代理出席として誰かの名前を名乗っていた主人公が、後に自分の名前で結婚式に出た。代理出席もしなくなって、自分を名乗る主人公の姿をみて「自分」というもとを持てるようになってきた気がした。段々近所の人との付き合いが増えていくけど最後にはほとんどの人が引っ越してしまって虚しさが残るけど、関わりを通して変わってきた考えとか人間性とか、そういうのを糧にしてここからまたライフ人生を頑張るんだろうなって思った。

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    2025年06月03日
  • アップサイクル! ぼくらの明日のために

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    学校の課題をきっかけに、じっさいに社会に打って出られるくらいのアイディアを生み出し、展開していく物語。ちょっとした邪魔が入るところも含めて、アメリカのミドルグレードあたりにありそうな読み味だった。

    彼らの作り出すテーブルやら、このプロジェクト自体のネーミングがセンスよくて、かっこいい。それから、商標登録の出願などもちゃんと(お姉ちゃんが)やっているのもいいですね。

    テンポ良く読めるけど、会話がちょっと説明的なところが多くて、仕方ないこととはいえ、そこは今ひとつのめり込めなかったかな。

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    2025年05月18日
  • ライフ

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    はっきり言おう。
    この小説は、何も起こらない!
    本当に何も起こらないのよ。
    でもそれがいいのよ。
    唯一挙げるとすれば27歳コンビニのバイト店員ってことくらいかしら?
    なーんか、本当過去を引きずっているでもないし、夢に向かって真っしぐら!でもないし、彼女がいる訳でも恋をしている訳でもない。
    でもなーんか面白くって読んじゃった。

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    2025年03月16日