木内達朗のレビュー一覧

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    今回のお仕事はアルバイト。大卒で2つの会社を退職し、只今、コンビニのバイト中。これだけだと生活が厳しいので結婚式等への代理出席のアルバイトをする。その結婚式場へ高校時代の同級生が現れ、恋の予感。
    小野寺さんの小説に出て来る主人公は淡々とした平凡な人間が多い。今住んでいるのは学生時代から八年も住み続けるアパート。上の階にガサツな男性が引越して騒音に悩まされるが、注意に行けない。偶然、この男性家族との接点ができたことから、次々と他の住人達との交流が出来る。
    親の離婚問題・母の再婚、隣人の不慮の死など、それなりに大きな出来事があるのだが、淡々と進んで行くのでスルスルと読み進められる。
    このまま先の希

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    2023年05月19日
  • ライフ

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    「まち」を読んでからだったので、アパートや喫茶店、共通点がたくさんあって嬉しくなった。
    どこにでもありそうな話だけど、独特の心地よい文章やセリフでほっこりする。

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    2023年04月18日
  • ライフ

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    「袖振り合うも多生の縁」の諺が頭の中にずっとよぎっていた。

    主人公は27歳の井川幹太。
    大学を卒業し就職するも退職。
    今はコンビニのバイトをしながら自由気ままな一人暮らしをしている。

    幹太のキャラがとても良い。

    飄々としているようで、人に対しての思慮深さがあり、物事を冷静に判断出来る。

    上の階に住む戸田家の騒音に悩まされていた幹太だが、ある出来事をきっかけに親しくなり自身の心と生活に変化が生じて行く。

    戸田家の子供達の会話がとてもチャーミングで癒される。

    誰かと出会う事で人生が変わる事もある。読後は心地良さで満たされた。

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    2023年02月14日
  • 海の中のくらし 動物たちが教えてくれる

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    ペンギン、アザラシ、クジラと大きさに関わらず、どの生き物も捕食のために潜水し浮上する速さは、時速4〜8kmの範囲に収まっているという。

    捕食深度への潜水に要する酸素量と、体内に溜めておける酸素量と、捕食深度に滞在できる時間の関係から、そのくらいの速さが最も効率が良いらしいことがわかってきたという。

    渡辺佑基氏の『ペンギンが教えてくれた 物理のはなし』 (河出ブックス)にも通ずるバイオロギングからわかってきた海の生き物のはなし。

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    2021年05月25日
  • 海の中のくらし 動物たちが教えてくれる

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    アザラシはどれくらい潜るんだろう。クジラは?ペンギンは?海の動物たちにカメラや記録計をつけて調べると、意外なことがわかってきました。海の中のくらしの一端が見えてきた「バイオロギング」 美しい絵で教えてくれる楽しい本です。裏表紙のファンタジーっぽい絵も素敵です。

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    2021年01月09日
  • 町なか番外地

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    川縁の小さなアパートに住む四人。
    顔を合わせれば挨拶はするけど、名前も顔も知らないまま。
    それぞれの日常にふとした揺らぎが起きた時、ふと向かう「番外地」
    地番の付いていない土地と、居場所の定まらない自分。
    考えすぎてしまう人と考えなさすぎる人、
    どちらにも共感できてしまった私もまた番外地なのかも。

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    2025年10月22日
  • 町なか番外地

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    ベルジュ江戸川に住む4人の、慎ましく前向きに歩いていこうと一歩踏み出す話。小野寺氏特有の何となく元気をもらえる読後。

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    2025年09月15日
  • 町なか番外地

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    東京と千葉の境にある、駅徒歩二十分のアパート、ベルジュ江戸川の四室に住む人たちの日常。201号室の女は、マッチングアプリで二度彼氏が出来、二度、失敗する。夫婦仲がうまくいかず、中学生の娘にも疎まれている102号室の男は、会社でも嫌われていて遠方への異動を言い渡される。202号室の女は、学生時代の友人が五年前に自殺していたことを知り、101号室の男は、年度末で退職したものの、次に進めず夏の終わりを迎える。出くわしたら挨拶はするが、ほとんど顔も見ず行き過ぎるだけの関係。最後の話で一堂に会する。が、特に何も起こらない。

    ホームセンターだったり、飲食店だったり、食品メーカーだったり、ごくごく普通の会

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    2025年09月11日
  • 町なか番外地

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    どこにでもある日常を切り取って書かれた物語。でも、そんなことあるあると妙に納得してしまいます。
    ちょっとしたきっかけから展開していく内容も、読んでいて興味をひかれました。

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    2025年08月16日
  • 町なか番外地

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    同じアパートに住む四人の人間の心の動きを描いた作品。
    東京と千葉の境目にある町のアパートに住む四人(三人と一家族)。
    マッチングアプリでの出会いを求める女性、妻や娘とギクシャクしている中年男、かつての友人の死を知った女性、仕事を辞めたが新しい道に踏み出せずにいる若い男。それぞれの日常が川沿いの町と「ベルジュ江戸川」という名のアパートを舞台に動いている。
    四人とも何かに躓いていて、それでいて立ちあがろうともがくでもなく、淡々と過ごしている。
    じっくり読ませる一冊。

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    2025年08月09日
  • アップサイクル! ぼくらの明日のために

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    夏休みのグループワークの宿題から、アップサイクルを始める丈・紫月・王と紫月の姉茜さんと彼氏のたっくん。

    タブレットでAIも利用しながら、起業も頭に入れ進めてゆく。

    佐藤まどかさんは、時代の最先端を取り入れながら、児童にわかりやすく書いてくれる。読みやすいのが嬉しい。

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    2025年07月27日
  • ライフ

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    ネタバレ

    起承転結とかなく1人の男の人の話が続くお話だと思った。最初は代理出席として誰かの名前を名乗っていた主人公が、後に自分の名前で結婚式に出た。代理出席もしなくなって、自分を名乗る主人公の姿をみて「自分」というもとを持てるようになってきた気がした。段々近所の人との付き合いが増えていくけど最後にはほとんどの人が引っ越してしまって虚しさが残るけど、関わりを通して変わってきた考えとか人間性とか、そういうのを糧にしてここからまたライフ人生を頑張るんだろうなって思った。

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    2025年06月03日
  • ライフ

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    はっきり言おう。
    この小説は、何も起こらない!
    本当に何も起こらないのよ。
    でもそれがいいのよ。
    唯一挙げるとすれば27歳コンビニのバイト店員ってことくらいかしら?
    なーんか、本当過去を引きずっているでもないし、夢に向かって真っしぐら!でもないし、彼女がいる訳でも恋をしている訳でもない。
    でもなーんか面白くって読んじゃった。

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    2025年03月16日
  • 町なか番外地

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    同じアパートに住む人のそれぞれの暮らし、少しだけ交わり、基本挨拶程度しか交わらず、リアル
    同じアパートってことはまぁ同じくらいのの家賃を払い、同じ生活圏で暮らしてるって時点で何かしら共通点というか親近感とかありそうなんだけど、そこはやはり他人には踏み込まない感もあり、、小野寺作品なので人情的な面もあり、かな

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    2025年03月07日
  • 町なか番外地

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    ほのぼのはするけど、オチがないねんな。これは関西人やから言うのとちゃうで。で結局住民同士の交流で何かが変化したり生まれた訳とちゃうやん。作家はんは好きやけど、これは何が主題かわからんなあ。

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    2025年01月22日
  • ライフ

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    井川幹太は平井駅から徒歩15分、築30年の荒川沿いに立つアパート「筧ハイツ」に8年半住んでいる。上の階に住むがさつくん=戸田愛斗とその家族(妻=藍奈、子供=朱奈と風斗)、大家さん夫婦、ライターの中条延興、劇団員の坪内幾乃、高校生で棋道部の郡唯樹、喫茶店「羽鳥」、母親と再婚相手の家族、コンビニバイト仲間の大下七子、結婚式の代理出席者のバイトで再会した元同級生の萩森澄穂。日常で出会う隣人達との暖かい交流の中で、幹太は自分のやりたいこと(=パン作り)を見つけ出していく。

    【感想】
    中条さんの死の詳細は分からないけれど、実際にありそうな日常の一部、のような平穏?な日々を描いた作品。大き

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    2025年01月03日
  • 町なか番外地

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    一章一章の終わり方はいいが、そこに行き着くまでの部分が長く、中弛みのような感じがした。もしくは文章が私の好みではなかったのか。

    一番最後の終わり方はほっこりした。

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    2024年12月02日
  • 町なか番外地

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    好きな作家さんの1人だけど…。
    同じアパートに住む人達 みんなそれぞれいろいろある
    地形や場所やそれ以外も説明が多くてわかりやすいような でも多すぎかな

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    2024年11月19日
  • ライフ

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    日常。穏やかな日常。
    特別大きな出来事もなく、だれにでもありそうな毎日が描かれてるけど、
    自分はこれでいいんだろうか…と頭の片隅で思ってる人は、読むとこんな自分でもまぁいいかと思えるかも。

    『やりたいことが特別である必要はないんだよなぁ』
    まわりがアッと驚く特別な人でなくとも、自分らしく誠実に生きていれば、誰かの役にたってる。そう思って私も自信をもって生きていこう…かな。

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    2024年10月09日
  • 町なか番外地

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    ベルジュ江戸川というアパートに住んでいる4人の日常を書いてます。
    小野寺さん読んでると、江戸川にちょっと詳しくなれる気がする。

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    2024年08月19日