エドガー・H・シャインのレビュー一覧

  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    どんな場面・対象であったとしても「支援」というプロセスは社会生活の中に必ずあって、誰もが「支援者」になりえるのでどうすれば「支援者」として有能になれるか。「支援」を「社会的通貨」と表現されているのがとても興味深い。4つの問いかけと3つのモード、支援関係における7つの原則と18のコツ、プロセス・コンサルテーションの10の原則など有用な情報。

    0
    2025年04月28日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    医者やソーシャルワーカーなど正にヘルプする人向けだが、会社のスタッフ部門がライン部門に対するアプローチや人を支援する場面全般に適用できる。

    0
    2023年11月17日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    シンプルな問いの答えがこの本に詰まっている。あらゆる生き方をしている人に当てはまる考え方、物事の捉え方を教えてくれる。著者の懐の深さ、人間味を感じさせてくれる。詰まるところ自分は人を助けたいと思っているし、そのためには何が今の自分に不足しているのか、を気づかせてくれる。

    0
    2022年06月16日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

    Posted by ブクログ

    文化について議論が深い。アメリカの問題だと述べるけど、現代社会ではなかなか共通していると思う。
    問いかけるはテクニックだけでなく、謙遜的な姿勢は偽りだけではすぐバレる。
    本当にいいか悪いか判断せず、相手のことについて興味を持って聞くこと。結果的に人間関係の構築と課題解決に役に立つ。特に仕事やプロジェクトがグローバル化に進むところや、高度な協力が必要なチームワーク。つまり飲み会で個人的な話までうまくできたらいいってことか。

    0
    2022年03月26日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

    Posted by ブクログ

    読み終わって、いかに仕事で自分が課題ベースのコミュニケーションに偏っていたかに気づかされた。スピードばかりを重視すると、課題推進ばかりに目が行き、人間関係の構築や維持がなおざりになる。スピード重視の現代社会にこそ必要な考え方やスキルと考えた。

    0
    2022年01月19日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    読書中。
    本当に目からウロコだらけ。職業柄、支援する側に立つことが多いが、本当に参考にしかならない。この本に出会わなければ意識すらしなかったことがたくさんある。

    0
    2021年09月26日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    Posted by ブクログ

    1.最近のサービス業はコンサル化していることを強く感じたのですが、今までのようなコンサルでは仕事にならないと思い、自分なりにどのようなコンサルとなりたいのかを考えた結果、提案よりもヒアリングを重視したやり方がベストだと思いました。そんな中で、本書に出会い、今までとは違うコンサルのスタイルを学びたいと思いました。

    2.コンサルの中で最も重要なのは「役に立ちたい」というマインドです。これまでのコンサルは、ヒアリングと分析を行い、答えを導き出すスタイルが主流ですが、会社を経営しているのが人である以上、感情を持っています。そのため、ヒアリングしたことがすべて正しいとは限りません。そこで、より正確に深

    0
    2021年04月30日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    Posted by ブクログ

    問題には2種類ある。それは、「技術的課題」と「適応を要する課題」である。
    「技術的課題」は、正解がある問題。その問題の専門家が存在し、問題の所在に関して探るための診断をしてくれるし、その解決策を提示してくれる。例えば、医師と患者の関係が分かりやすい。健康診断、あるいは、場合によっては、精密検査を受けることにより、医師があなたの病気を特定してくれる。そして、投薬によって治療するのか、外科手術を施すのか、あるいは、しばらく様子を見るのか、などの解決策を提示してくれる。問題は簡単ではないことも多いが、正解を見出すための方法論が存在すると考えられている。
    一方で、「適応を要する課題」とは、最初から正解

    0
    2021年03月06日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「支援」をテーマにした良書。支援とは道を教えるという簡単なことから、組織コンサルのような高度な支援も含まれる。

    今の自分の仕事という観点、マネージャーとして良いチームを築くという観点、プライベートでの人間関係の観点、あらゆる社会的関係に適応できる考えだった。

    専門家型・医者型・プロセスコンサルの3つの型を知ること。
    まずは控えめな質問から始めること。
    自分が支援者になる場合、クライアントが一つ低い位置にいると認識していることを常に意識し、対等な関係を築く努力をすること。

    定期的に読み返したい本。

    0
    2021年01月21日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p41 われわれの自尊心の基盤となるのは、礼を言われることにより、要求していたものが受け入れられ、肯定されたと、絶えず認識することだ。

    p46 他人を信頼するとは、われわれがどんな考えや感情、あるいは意図を示そうとも、相手はこちらをけなしたり、顔を潰したり、自信を持って言ったことを利用したりしないと思うことだ。

    p111 プロセスコンサルタントの役割の適用の前提

    p119 自殺志望の患者にこう尋ねた。「あなたのすべてが自殺を願っているのですか。それれとも、あなたの中には自殺を望まない部分がいくらかあるのでしょうか。ちょっとでいいですから、自殺を望んでいないあなたの部分と話させてください」

    0
    2020年06月05日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    Posted by ブクログ

    発売後、わりとすぐに購入していたけどずっと積読していた本。コンサルとしての独立二年度目に入るということで改めて自分の姿勢を見直すヒントを得たいということで久しぶりにシャイン先生にお頼りすることに。

    この本は何というか、シャイン流のプロセスコンサルテーションの注釈本という気がします。あくまで本論はこれまでの著作であって、そこに書ききれなかったけどわりと大事だよという点であったり、最近他分野で色々言われているエッセンスをプロセスコンサルテーションの範疇に統合するとこんな感じ、というところでしょうか。シャイン先生自身は「まったく新しい」とも言っているので読み取り方が浅いのかもしれませんが。

    とい

    0
    2020年03月04日
  • 問いかける技術 ― 確かな人間関係と優れた組織をつくる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    職場の上司の勧めで手に取りました。
    良書だと思います。人間関係や生き方の規範となる本。
    本書では率直な意見を交わすことのできる人間関係を構築するための問いかけの心構えが説かれているいます。

    以下一部抜粋
    信頼関係の構築には謙虚に問いかけることが求められる。
    自らを弱い立場に置いて問いかけることで、支え合える組織を作る。
    弱い自分を見せることが関係性を深めるうえで最も重要。

    職場でのトラブルで最も多いとも言われる人間関係。
    ストレス過多な現代社会で仕事をしているすべての人におすすめしたいです。

    0
    2019年05月17日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    「支援をする・される」という所に焦点を当てている本。訳本でもあり読み進めるのが少し大変ですが、支援を意識することがある人は読んでおいたほうが良いかも。
    私たちの職業は診断・治療をするという立場で仕事として支援をしているけども、日常に当てはめた場合はまず「プロセス・コンサルタント」という立場で純粋な質問をし続け、一段下になったクライアントを同じ立場に戻してあげることが大事なのですね(仕事の上でもそうかも)。そして、親切な押し売りはありがちだけど、効果を生まないということ。

    0
    2018年11月04日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    Posted by ブクログ

    これからのコンサルティングのあり方に触れる一冊

    コンサルティング業務に関る者として、題名に惹かれジャケ買い。
    『謙虚なコンサルティング』と聞くと、クライアントの言う事を素直に受け入れる
    御用聞きの様なコンサルティングスタイルの様に聞こえるがそうではない。

    原題は、“Humble Consulting: How to Provide Real Help Faster”なので、
    本当の意味合いとしては、『控えめなコンサルティング』といった方がしっくりくる様な気がする。

    今までのコンサルティングと言うと企業の課題に対して、状況を把握→課題の抽出→対応策の検討→クライアントへの提案と言った、コン

    0
    2018年10月12日
  • 人を助けるとはどういうことか ― 本当の「協力関係」をつくる7つの原則

    Posted by ブクログ

    冒頭に「役に立つ支援と、役に立たない支援とがある。」という一文にドキッとし、一気に読んだ。示唆に富んだ内容が続き、「どうしたらあの人の役に立てるのだろう?」という本質に踏み込める一冊。

    0
    2018年05月10日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    Posted by ブクログ

    かなり凄い本だと思います。レベル2の関係、パーソナライゼーション、アダプティブ・ムーブ、プロセス。
    基礎となるのは、①力になりたいという積極的な気持ち(commitment )、②クライアントに対する思いやり(caring )、③そして何より好奇心(curiosity )。
    そうだよね、好奇心だよね、と得心しました。最近そこが弱ってるなぁと反省。他の著書も読んでみたいと思います。

    0
    2018年04月25日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    Posted by ブクログ

    組織文化を中心とした心理学者で現在MITの名誉教授である著者による企業や幹部へのコンサルティングの事例を通して、それぞれの成功と失敗の分析、学び、まとめ、読者への提案という形式で、著者が謙虚なコンサルティングと名付けたアプローチの内容が語られている。
    どんなに正しい処方箋でもクライアントが受け入れ、実行しなければ、コンサルティングとしては失敗であり、その組織を熟知しているわけではないコンサルタントがいきなり分析と診断を提供しても成功するとは限らない。そうした状況では、役に立ちたいという意志、好奇心、共感をもって、まず相手との忌憚のない対話ができる関係(レベル2の関係)をつくること、そのうえで真

    0
    2018年02月06日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    Posted by ブクログ

    いま70代とかの大先輩コンサルタントは、「正解を教える」「若輩者を指導する」というコンサルタントスタイルだったし、今でも、「私は何でも知っています」という「絶対的な自分」を演出するコンサルもいる。

    が、コンサル10年目にして、そーいうのはなんか違うよなーと、思っていたところに出会った本。

    コンサルと経営者の間には壁がある。
    そして、コンサルがすべてを解決できるわけではない。

    この本に書かれている通り、謙虚になって、お互いに持っているものを持ち寄って良いものを作り上げていこうとする姿勢がすばらしいなと。

    さっそく、見込み客であるクライアントを食事に誘い、本当はどうなりたいのかを知ることに

    0
    2017年07月31日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    Posted by ブクログ

    コンサルティングというよりはコーチングに近いことが言われているのかなと思った。ただいずれにしても、相手が得たい答えは相手の中にしかなく、支援者はそれを一緒に探すというよりは、相手が見つけられるようにサポートする、そのための質問を投げかける、見つけるためのプロセスの支援をするというスタンスが何より大事なんだと思った。

    そしてこの本では、そのスタンスをどう取るかよりも、どんな問いかけをすればいいのか、様々な具体的ケースを取り上げながら説明されている。最初のケースの「それであなたはどうしましたか?」という問いかけはシンプルだけど秀逸。

    P.242の”内容に関して、実行可能かつ有用な提案を外部の支

    0
    2017年07月16日
  • 謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    コンサル業界で働く私にとっては非常に有用な書籍であった。(もちろんコンサル業界でなくても有用かと思う)
    過去コンサルとは、「クライアントの一段高い位置からクライアントの問題を診断し、課題を特定、課題の実行責任はない」というものであった。一方謙虚なコンサルとは、「クライアント自身が納得感のある解を自ら探っていけるよう支援」することであり、役割が変わりつつある。謙虚なコンサルになるには、レベル2の関係、すなわちクライアント自身の懸念を打ち明けられるような個人的な関係を初めから築くことが重要である。それには、なんとかして役に立ちたい、誠実な好奇心、思いやりのある姿勢を持つ必要がある。(とはいえ、馴れ

    0
    2017年07月12日