宮崎正弘のレビュー一覧
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中国ではバブルが崩壊しそうだが、なかなか崩壊しない。
株が下がれば政府が介入し、不動産バブルを政府があおって14億人しか人間がいないのに34億戸の新築許可申請がされているらしい。政府はこれを支えるため銀行にどんどん貸出を増やさせている。日本やアメリカはGDPに占める個人消費=60~65%くらいだが中国=35%くらいで不動産部門が50%くらいを占めている。バブルがいつはじけるのか。
通貨供給量を増やしていることは人民元安・暴落につながる可能性高いが、そこも政府が介入しているらしい。
中国人民は人民元の価値が高いうちに高級車や金塊やビットコインに交換しているらしい。となると近々人民元暴落とそれによ -
Posted by ブクログ
石油価格はここ数年上がりっぱなし。
その影響でいろいろな産業が影響を蒙り、物価上昇は上昇、国民の生活は逼迫。
地下資源が乏しいにもかかわらず石油消費大国の日本にとって資源獲得は、
最重要課題なのに国としての政策はどうしようもないほど遅れをとっていることがわかる。
この手の問題を日本のマスコミがほとんどとりあげないのも不思議。
新聞のわずかなスペースにチラッと載る程度。
欧米石油メジャーの凋落、ロシアの覇権、中国の迷走、イラン、ベネズエラを筆頭とする資源国の反米包囲網など、
多くの日本人が知らない間に資源獲得を巡る世界の版図が塗り変わっていた。
資源をめぐる世界の現状を手っ取り早く知るのに最適の -
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ここ最近、韓国や中国を批判する本が売れるらしい。そのため、巷では安っぽい外国批判の本が溢れ出している。一方で、自国を省みる本が如何に少ないか。左翼の論理は脆弱であり、右傾化した主張の絶好の標的となる。戦争における総括、論理は実は完成している。従い我々は、これを盲信しつつ、他国の論理に対し、攻撃的防御の策を取るのだ。完成しているがゆえ、反省点にスポットは当たらない。他国の批判が、売れる。いやはや、この国は大丈夫か?
果たしてこの本も同様。アジアの経済について論じた部分は良いが、政治批判については、隣国の粗末な内在的論理をバカにする。それで良いのだが、日本人にはもっと崇高なる視座にいて欲しい、同 -
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宮崎正弘と石平の対談でずーっと最後まで書かれている本当。
2012年末に読み終わるよていだったのに、年越して2013年になってしまったw
ニュースやネット、新聞やコラムとはまた違った切り口で
今現在から過去に渡って中国の歴史も踏まえて
現在の経済、中央と地方の差、日本との外交や国民性をひたすら対談してます。
途中でわけわからなくなってしまい、また前に戻って読むのを繰り返してしまった…飽きてしまうんです。
まぁ、あれです。
今はいいけど(よくないけど)この先不安要素だらけですよって内容。
日本の謙虚さや真面目さ、正直さは大事にしておいて。
前を見ろ!しっかりしろ、日本!と言いたくなりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
“愛国虚言”を弄する北京人、海外志向の上海人、広東人の挨拶は「儲かりまっか」、中国のユダヤといわれる温州人、狂暴なマフィアが多い福建人…。
この国は、地域が変われば言葉も通じない、まして、気質も習慣もまるで違う多民族国家なのだ。
中国が一つなんて、ありえない!
33すべての省、市、自治区、特区を踏破した著者が、地域ごとの多彩な「お国柄」を紹介。
辺境を往けば、漢族を恨むウイグル、チベット族がいる。
ときには、色白美人で純朴な娘たちにもであえる!?
本邦初の出身地別中国人探訪の書。
[ 目次 ]
「北京愛国」「上海出国」「広東売国」
北京とその周辺の人びと―(1)京津冀経済圏
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