波多野理彩子のレビュー一覧

  • 〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った

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    戦争がもたらす悲劇。主人公ジョニーは、生活を戦争に奪われてしまう。なぜ戦争が繰り返されるのかを考えさせられた。戦争の背後には、個人の幸福よりも利益や権力を優先する人々がいることを思わせられる。戦争の構造を見つめ直したいと思わせてくれる。

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    2024年12月27日
  • 人の心は読めるか?

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    顔の小さな0.5秒の動き
    人間は左右対称の顔を魅力的だと認識する

    人の心は読めない謙虚になって、
    顔を見合わせて、声と共に聞くことが

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    2022年03月24日
  • 人の心は読めるか?

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    ネタバレ

    ・人の心は読めない
    ・むしろ、ある程度読めてると思ってるのはことごとく間違ってる
    ・なんなら、自分自身の認識についても、わりと間違ってる
    ・相手のことも、自分のことも、人に聞くしか理解への道はない

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    ・人がある選択をした理由を、それは"電気パルスと神経伝達物質と樹状細胞の複雑な連鎖反応"・・・ではあるものの、いちいちそうとは考えず、相手の心や考えを推し量る能力によって理解、判断する。人の脳が持つ能力である。
    →ただ、完璧に使いこなせてるのか?
    ・相手の心を読み取ったり、相手に好かれてるのか嫌われてるのかを

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    2018年12月28日
  • 人の心は読めるか?

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    やはり人の心は読めないな。人の視点に立って、と言われても、環境が違ったり、文化が違ったりすると誤解してしまう。男と女、白人と黒人などのステレオタイプで見る見方も、間違った見方をさせてしまうときがある。結局、相手のことをよく聞いたり話し合ったりすることで理解がすすむということだな。話もしないで、相手のことがよく分かっていると決め付けることがいけない。

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    2018年10月20日
  • 人の心は読めるか?

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    題名が気になったのでこの本を読みました。
    色々な研究が例に挙げられていて、興味深い内容がたくさんありました。相手と接するときに、人はどんなことを考えて過ごしているのかなど、発見もあっておもしろかったです。人は人の心を読めるのか読めないのか、納得できる本でした。

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    2018年06月26日
  • 人の心は読めるか?

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    タイトルが示す通り、本書全体を通して『人の心は読めるか?』という疑問に答えている。人の心を読むことはできるが、読んだものが正しいとは限らない。その限界を知ることで謙虚になり、相手のことに注意を払い、話を聞くことも理解することもやさしくなる。

    状況や環境を変えると考え方や行動を変えることができる。人は分からない・確信が持てないことがあると自分の既にある考えで補ったり、周りに合わせようとして出方を待ち動かなくなったりする。

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    2015年04月15日
  • 人の心は読めるか?

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    インサイトを意識して仕事している人なら、一度読んでおきたい一冊。

    易しい編集はされていないので、多少、読解力が必要だけれど、ヒントがあちこたにある。

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    2015年02月17日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

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    内容はアポロ計画がNASAや宇宙飛行士達に及ぼした影響や、当時の報道や世間の反応、その後急速に萎んでしまった宇宙計画についての諸々。知らなかった事や貴重な資料が豊富に掲載されていて、面白い。
    そして、これは是非、紙で読むべき本である。
    持ちやすいサイズ、豊富な写真に、素晴らしいデザイン。デザインは誰かなーと思ったら、祖父江さんであった!秀逸な本です。

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    2014年11月18日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

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    アポロ計画の広報戦略を莫大な資料で解説していて興味深い。最近の補給船事故、ヴァージンギャラクティックの事故を見るにつけ、宇宙開発と広報戦略の関係は切っても切れない。火星に行こう、という世論はどんなマーケティングから生まれるんだろう。

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    2014年11月02日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

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    アポロ計画の一部始終を、「マーケティング」という観点から切り取って検証した良書。単なるビジネス書として本書を読むのは間違い。アポロ計画は冷戦の産物であるという視点は重要で、だからこそアポロ計画は17号で打ち切られ、いまだに我々人類は火星に立っていないのだ。
    カラー写真・図版も多数収録されており、史料的価値も高い一冊。ただし、インクの化学物質臭には閉口させられた。

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    2014年10月26日
  • 〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った

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    先日、市川崑監督の『野火』と合わせてダルトン・トランボ監督の『ジョニーは戦場へ行った』が4Kリバイバル上映が行われており行ってきた。
    映画は昔、DVDで観たときよりも遥かに画質が良く感じるレストアがされていて驚いた。そしていつの間にか小説も新訳が角川の新書判で出ており、このタイミングで改めて手に取ってみることに。

    旧版はもう読んだという記憶くらいしか残っていないため比較は出来ない。だが自分の記憶では大分読みにくかった覚えがある。それに比べるとこの新訳はだいぶ読みやすくなっていた。
    この箇所は全然覚えてなかったのだが、2つの章のどちらも終わりに近づくに連れてジョニーの内面がどんどん先鋭化して平

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    2025年09月11日
  • 〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った

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    ネタバレ

    読み始めたのは、8月の戦争特集としてこの映画版が上映されるけど、映像として2時間近く見切る肝がないと思って文章ならまだいいかと判断したからだった。

    でも結局のところ、この原作は文章だからこその精巧さと訴求力の高さがある気がした。反戦と一口に言っても、ジョニーのような近代戦の犠牲者にローマ帝国から語らせる。人が人を虐げるということ。

    皮肉や風刺だけでない肉薄ぶりの背景には、赤狩りの只中を意志を曲げずに生きたトランボ自身の屈強さもある。これが映画化された時はさらにベトナム戦争の最中で、このジョニーの生々しい叫びはまさにリアルだっただろう。

    パレスチナ戦線での飢餓を強いる悲惨さを目の当たりにし

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    2025年07月31日
  • 「未来」を発明したサル 記憶と予測の人類史

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    ズデンドルフ『現実を生きるサル 空想を語るヒト』(白揚社)のいわば続編。
    著者のSuddendorfはドイツ出身、修士課程までドイツ。そのため前著では著者名がズデンドルフになっていた。今回の本書では、英語圏(NZ&AU)での生活も長くなったため、英語風にスーデンドルフ。著者名で混乱する人もいるかもしれない。なお、共著者の2人は彼の教え子。
    前半では、未来を思い描くというヒトの能力にスポットをあてる。出来事を詳細に記憶する能力(episodic memory)は未来に対しても用いられる。この能力こそが期待や予測をもたらし、時間の計測をもたらし、ヒト特有の旅や移動をもたらした。後半では、そ

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    2025年05月04日
  • 「未来」を発明したサル 記憶と予測の人類史

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    前もどこかで書いたが、我々のアイデンティティとなるパトリオティズムとは「根差す物語」であり、生まれながらに集団の一員としてその社会制度や歴史認識と自我との相互作用の果てに形成される〝過去“である。他方、その集団を拡大するために取られたコスモポリタニズムこそ、宗教や思想などの「目指す物語」であり〝未来“である。

    記憶は予測のために用いられるのだが、それは類型を見抜く演繹であり、予測はそこから未来を措定する帰納であって、この標榜を戦略的に操作するのが共同幻想化。複雑な事象を組み合わせて推論し、かつ我欲に結び付けて戦略的に説得するのが人間の特徴だ。

    本書は、それを先見性と呼び、進化人類学、脳科学

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    2025年04月30日
  • 「未来」を発明したサル 記憶と予測の人類史

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    人間が持つ高度な認知能力 予見性について、ティンバーゲンの4つのなぜ を元にして説明する本書。人類が長い歴史をかけて発明してきた自然(社会)現象の予測とその制御の威力について改めて驚かされる。

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    2025年03月20日
  • 人の心は読めるか?

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    人の心は本当に読めるのだろうか。読心術から微表情など、人の心が読めるという方法は多い。しかしそれは本当か?に向き合った本。読めば読むほど、自分の心も知らないし、相手の心も知らない。それを自分の脳が作り上げた物語や投影、自分以外頭が悪いと考えたり、自分基準だったら、ステレオタイプに騙されたりしている。
    最も人を理解する方法は、その人と話して願望を聞いてみることだ。身も蓋もないけれど、それこそ自分の過信を防ぎ、相手と平和的にわかりあう、理解し合うことだ。

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    2015年08月16日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

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    ネタバレ

    アメリカのアポロ計画はソ連との冷戦競争のために計画され実行されたと思われがちだがその裏側にあったNASA広報部を中心としたマーティングが国民の支持を得て実行された。冷戦中とは思えない情報公開が行われ、試行錯誤しながら国民の支持を得て行く様子、また成功後には計画を進めていく度に国民の関心が下がり結局当初20号まで計画されたアポロ計画も17号までしか実施されなかった。日本ではなかなか見れない当時の様子が分かる良い本だと思う。若干ただ訳しただけだなと思う部分もあり読みにくいなと感じることがあったのでその点で評価を下げた

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    2015年03月13日
  • 〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った

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     終戦80周年企画として、映画版の本作が4Kリバイバル上映されることになり興味が湧いたので映画を観る前に原作である小説の方も目を通しておこうと思い、この本を手に取りました。
    すでに映画版も観てからの投稿になるのですが、小説版でしか感じ取れない底のない恐怖がこの本にはあったと思います。

     「意識のある戦死体」というトリッキーな設定により、本来話すことの出来ない死人からの叫びを用いた反戦メッセージの主張を実現させることによって死へのリアルな恐怖と生にたいする渇望が読者にのしかかってくるようなインパクトがありました。

     四肢断裂かつ触覚以外の感覚器官を失ったジョーはいま現実を見てるのか?思い出に

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    2025年08月04日
  • 月をマーケティングする アポロ計画と史上最大の広報作戦

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    ネタバレ

    アポロ計画。マーケティング的に見ることでその理解度が増した気がする。
    様々なプロが協働してことをなしていた時代。なんて贅沢なそしてレベルが高かったのかを思い知らされた。
    アポロ計画の時代の技術。今あるものはほとんどあった。しかし全てがアナログ。機械式時計。プレスキットは当然紙製。ミッションは経過時間で管理されるが、それと実時間の変換ができる紙製の道具。今ならスマホアプリというところだろう。
    テレビの生中継は何とかできていた。問題は録画だろう。生放送にこだわっているのは、録画がままならないから。今残っている映像は、テレビ画面をフイルムで撮影したものだ。電子的当時の記録は失われている。
    CGは無い

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    2024年09月15日
  • 人の心は読めるか?

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    他人のことを理解しようとするとき、私たちは自己中心性とステレオタイプによるバイアスでしばしば誤解している。言葉、表情、あるいは微表情といった、隠しきれない本心がほんのわずかな挙動から言動の真偽を読み取ることはある程度可能だが、”どう”感じているかを理解するのはごく近しい相手であっても不可能に近い。他者の視点を獲得することができると問題解決の糸口が見つかる。これはどんな仕事にも生きそうだ。傍観者の理論は有名だけど、知識があると正しく動けることもある。もっと知識が欲しいなぁ。。

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    2022年11月04日