「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最大限に抑える。そしてビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」
・簡素を極める程大きな成果が得られることを私は禅から学んだ
・周囲(自然)と一体化しどれほど遠くでも感じられるほど感覚が研ぎ澄まされると、これほどの満足はかつて
...続きを読むないと思うほど満ち足りた気分になる
・鍛冶場の切り盛りと布物の商売は大きく違うと我々は痛い思いをして学んだ
・毎日楽しく仕事をするということ。階段を一段飛ばしで駆け上がってしまうほどワクワクしながら出社。思い思いの服を着た仲間に囲まれて仕事をしたい。はだしのやつがいてもいい。仕事時間は柔軟でなければならない。いい波が来たらサーフィンに行きたいし、パウダースノーが降ればスキーに行きたい。子供が体調を崩したら家で看病してあげたいからだ。仕事と遊びと家族の境目は曖昧にしておきたい。
・会社には外に出て世間の温度を体感してくる人間が必要だ
・マークは二つの教訓を教えてくれた。草の根活動で成果を上げられること。傷ん生息域も努力次第で回復できること
・再生紙に転換した結果、初年度だけで350万キロワット時の電力と、2万3000キロリットル近い水を節約することができた
・私は幹部を10人程アルゼンチンに連れて行き、本物のパタゴニアを風の吹きさすぶ山々を歩き回った。そして荒野を歩きながらなぜビジネスをしているのか、パタゴニアをどういう会社にしたいのか検討した。
・100年先もパタゴニアという会社が存在していることを前提に物事を決めるようにしなければならない
・楽しみの種類はいままでと違うはず。片目をちょっと違う方へ向け、頭を少し垂らしつつ、楽しむことになるはず
・成長は我々がオーガニックな成長と呼ぶレベルに抑えている
・「最高のものを作る」は難しい目標だ。最高クラスでもなければその価格における最高でもない。最高のものを作るは最高のものを作るだ。
・私に言わせれば、そこまで取扱いに気を付けなければいけないシャツは価値が低い。扱いやすさは大事なポイント。とにかくデザイン責任者と私で品質に対する考えがここまで違うのであれば、まずはとことん話し合い、パタゴニアにとっての品質基準を確立しなければならないだろう
・買うときは少なく賢く買う。
・所有者は買ったものに対して責任を負う。きちんと洗う、直す、使いまわす、分け合うなどとする。
・選択肢が多すぎると人は不幸になる
・特徴的で質が良いため競合品がないーそんな製品を作って売る方が良い
・何を持って最高というのかを製品ごとにはっきりさせている
・課題に立ち向かう際は美しさのことなど考えもしない。考えるのはどう解決するかのみだ。だが最後に到達した答えが美しくなければ、まちがえなく何か失敗している。
・我々のウエアを真に必要としている顧客ターゲット
・発明ではなく発見すること。発明などしている暇はない。
・全体が有機的に結び付き、機能するサプライチェーンにしなければならない
・最高であろうとするとき、どこかの段階で苦労するものだ。であれば最初の段階で済ませてしまう方がよい
・パタゴニアのストーリーが歪んで伝わることのないようにするにはどうしたらよいだろうか
・パタゴニアのイメージは人の声である。世界を愛する人々、信じるものに情熱を燃やす人々、未来をつくろうとする人々の喜びを表す声がパタゴニアイメージ。加工などしないし人間臭さを抑えたりもしない。だから人を不愉快にさせることもあるし、鼓舞させることもある。
・イメージは管理しなければならない
・カタログでストーリーを語り、それを顧客に読んでもらうことを基本としている
・カタログの目的は我々が奨励する人生哲学を訴えること。イメージを支えている哲学を訴えることだ。具体的には環境に対する心からの感謝と環境危機の解決に貢献したいという強い想いである。自然界に対する深い愛情である。権力に対する健全な懐疑心である。訓練によって熟達しなければできない自分の力が頼りの難しいスポーツに対する愛情である・・・
・カタログはシーズンごとに発行する聖典である。ストーリーを語る媒体はウェブサイトから品質表示タグ、店舗ディスプレイ、動画に至るまですべてカタログを基礎として作る。
・写真はパタゴニアらしい瞬間を使う。さびれたシボレーのボンネットに食べ物を広げて岩登りの前の腹ごしらえをするクライマー・・・
・文言で大事にしているのは正確性
・語りかける相手は、いわゆる世間ではなく、1人ひとりの顧客
・パタゴニアの広報戦略はかなり積極的。報道してもらえると思う点があれば積極的に売り込む。
・PIMSで事業の成功と最も相関が高いのは価格ではなく品質
・パタゴニアは大きな会社になりたいと思っていない。なりたいのは優良企業。
・Bラボ
・パタゴニアの製品が大好きでよく買う人にこそパタゴニアで働いて欲しい
・問題解決は4~7人が最適
・土地の境界に設けられた柵は理念の柵でもある
・地球は人間のためのみに存在するのではない。人間の命は地球上で生きる様々な生命のひとつにすぎず、他の命を押しのけて現生地に手を入れる権利などはない
・資金力もついて影響力が高まっていることから、影響力を行使しやすい部分において、全てを他人任せにするのは無責任であり自分たちも手を動かしたり戦略的提携を模索するべき
・ダムネーション
・1%フォーザプラネット
・善行をなす力も資源もチャンスも揃っているのに何もしないのは悪行といってもいだろう
・有限なこの星で生きていくには消費を減らさなければならない