慎改康之のレビュー一覧

  • ミシェル・フーコー 自己から脱け出すための哲学

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    フーコーの思想の変遷がよくまとまっている。フーコー自身からの引用はほとんどなく、そこはもどかしい。これからフーコーを読む気にさせる狙いなのだろうが。哲学の1つのあり方だとは思うが、個人的には体系=世界観を打ち立てる系の方が好きなのだなと改めて思った。

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    2019年12月06日
  • フーコーの言説

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    初期から晩年にいたるまでのフーコーの主要著作をたどり、その思索の跡を一貫したプロセスとしてえがき出している本です。

    著者はまず、1950年代のフーコーが発表した、ビンスワンガー『夢と実存』への序論と、『精神疾患と心理学』という著作の検討をおこない、このときのフーコーが人間学的な地平のもとに捕らわれていたと指摘します。その後、『狂気の歴史』や『臨床医学の誕生』、『言葉と物』、『知の考古学』といった著作を通じて、フーコーが「人間」という主題の歴史的形成を解明するとともに、そこからの離脱を図っていったことが論じられます。

    さらに『言説の領界』や『監獄の誕生』、晩年のセクシュアリティにかんする研究

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    2019年06月21日
  • 言説の領界

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    フーコーの講義録。言いたいことはなんとなくわかる。印象としてはアドルノを読んだ時に、想起する課題に似ている。アドルノは原理的な話に徹しているので、実際の話しに適応してみせない。今ある権威を、解体的に検討する素地の例示という感じ。具体と抽象の中間的な概念で話しているが、地雷を踏まずに、宗教ドグマの再検討を促すような感じ。具体的な疑問を持つきっかけとしては面白いと思う。

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    2017年12月18日