慎改康之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
僕が学生時代から読もうとして、怠惰ゆえに今までほとんど読まずに過ごしてきた本、それがフーコー、ドゥルーズ、メルロ=ポンティ等の哲学書である。
先月、ブルデューの「世界の悲惨」の感想を書いたときに、《「世界の悲惨」とは、まさに哲学の悲惨に他ならない。》(「世界の悲惨Ⅲ」(監訳者あとがき))という言葉を引用したが、その言葉が自分に返ってきてしまった。
かく言うお前はどれだけの哲学書を読んで来たのか?と。
そんな訳で、いよいよ宿題に向き合わざるを得なくなった。
ちょうど昨年の12月に、フーコー「性の歴史」の第4巻「肉の告白」が出たので、大分前に読んだ第1巻からもう一度読んでみることとし、そのウォー -
Posted by ブクログ
初期から晩年にいたるまでのフーコーの主要著作をたどり、その思索の跡を一貫したプロセスとしてえがき出している本です。
著者はまず、1950年代のフーコーが発表した、ビンスワンガー『夢と実存』への序論と、『精神疾患と心理学』という著作の検討をおこない、このときのフーコーが人間学的な地平のもとに捕らわれていたと指摘します。その後、『狂気の歴史』や『臨床医学の誕生』、『言葉と物』、『知の考古学』といった著作を通じて、フーコーが「人間」という主題の歴史的形成を解明するとともに、そこからの離脱を図っていったことが論じられます。
さらに『言説の領界』や『監獄の誕生』、晩年のセクシュアリティにかんする研究