雪富千晶紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初から生存者は一人とわかっていて、その様子から始まる。その人物をラスト近くまで勘違いしていた。
途中に何度も訪れる危機。
マダガスカル沖でエンジントラブルをきっかけに、日本人観光客7人とボート運営者1人、運転手2人の計10人を乗せた観光ボートの漂流。
最初はすぐに助けが来ると思っていたものの、誰からも見つけられない場所に漂流してしまったため、みんながどんどん衰弱していく。
継人(けいと)はたまたま、無気力な大学生で海洋生物を研究していて将来に行き詰まっていた。そんなときマダガスカルという生物的に魅力ある島のクルーズに出かける。漂流したところで、継人の知識が役にたってくる。食べられるもの、ここにいるということは、このような状況下にある、など…
そして現地人に環海に入っているため、ぐるぐる回っているだけだ、と聞かされる。
食べ物をめぐる争い、罪のなすりつけ合い、人間の醜いところが次々現れ、最後には死んだ仲間を人肉として食べる、というところまで行く。
次々、形を変え現れる危機は、ゲームのようだが、エンタメ小説と思って読めば、面白い。スルスル読める。
個人的な気持ちとしては、最後に生きて継人と怜央に日本に戻ってほしかった、自信を付けた継人を見たかったが…
評価がとても低いが、私は面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ中学の同窓会に参加した主人公は、その最中元同級生の一人が突然死亡し、他にも元同級生が次々と死んでいることを知る。「私たちは何かに呪われている」という元同級生の話もあり、彼らは呪いの正体を調査して行くが……というストーリー。
とても後味が悪いというか、胸糞悪いというか、読後に嫌な気分が残ります。結局黒幕は死んだとはいえ裁かれず、傷ついた人々も本当の意味で救われたわけではないですから。
それにしても、かなり大掛かりな復讐で驚きました。
色々と協力はあったとはいえ、最後まで騙しきるとは元同級生や他の協力者たちの演技力も相当高かったんでしょうか。
ここまで周囲を巻き込んで大掛かりに騙されると、逆に気づかないのかもしれませんけど。 -
購入済み
ストーリーはよかったと思います。真相は半分くらい読んだところでよめてしまいましたが。
ストーリーはいいものの、作者の表現力のなさには辟易しました。同じような文書表現がとても多かったです。肩を竦める、など。 -
Posted by ブクログ
「呪われているのは、島か、少女か。――それでも、彼は彼女に、恋をする」というキャッチコピーは胸キュンキュンしそう。ホラーは苦手だけれど、「青春ホラー」の触れ込みに惹かれました。
東京都の果てに浮かぶ美しい島。美少女・椰々子は赤ん坊の頃にこの島に漂着したところを救われた。が、素性がわからず、死者の預言を聞く力を持つ彼女は不吉だと疎まれ、村八分にされている。彼女の同級生で町長の息子・杜弥は、立場上、彼女の面倒をみている父や兄からも彼女に関わらないようにと言われているが、それでも彼女のことが好き。ある日、椰々子が「災いがくる」という預言を聞いて以来、島に次々と異変が起きて……。
島の美しい情景は目に浮かぶようだし、杜弥はじゅうぶん「青春」しています。そんななかで、顔を乗っ取られる住民が現れたり、連続して惨殺事件が起こったりして興味はそそられます。しかしどうにも話が散漫。あっちこっちへ飛んだうえ、終盤にそれまでまったく出てこなかった町人が登場したりして、しかもこれがわざわざ説明を要する人とも思えず。島に災いをもたらすきっかけとなった人物というのか犯人はわりと早くに想像がつくのもつまらない。ちっとも怖くないし。だけど、これを映像化したら、そこそこおどろおどろしい作品になるのではという気がします。
青春ホラーですから、最後はもちろん青春。爽やかだから良しとしましょうかね。