【感想・ネタバレ】死と呪いの島で、僕らはのレビュー

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これも、個人的・ホラー特集の一環。色々読んだけど、押しなべて並だった中、本作は気に入った方。オカルト寄りだけど、ミステリ作品としてもかなり楽しめる仕様になっているのがポイント高し。

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2019年09月02日

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ネタバレ

舞台は伊豆諸島の東端の須栄島。何故か島民から村八分の扱いを受けている椰々子という女子高生孤独。そんな彼女のことが気になっている同級生の杜弥。この二人が物語の主人公。
昔話で語られていた〈顔取り〉〈大師火〉〈鋤持の神〉〈補陀落渡海〉などという怪異が次々と起こるこの島っていったい・・・?
そして、島に「災い」をもたらしている元凶は誰なのか?もしくは何なのか?その謎が解き明かされる過程にはらはらするあたりは、綾辻行人さんの『Another』のような雰囲気を感じました。
陰惨なシーンもありますが、結末は青春ホラーという趣です。

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2017年12月10日

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てんこ盛りホラー/ミステリー

椰々子が聞く神からの予言だけが物語とどう絡んでいたのかだけ謎。
聞けるだけ?

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2017年09月02日

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ミステリーは大好きだけど、怖がりなのでホラーは苦手。
それでも一気読みするくらい面白かった。
もちろんグロテスクな部分はあるけれど、主人公とヒロインが真っ直ぐで中和される。
ゾクゾクしてハラハラして、でも読後感の良いエンターテイメント。
半端な季節に読んでしまったけれど夏に読みたかった。

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2017年01月20日

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離島を舞台にした、かなり盛りだくさんな青春ホラー。章ごとに都市伝説的内容だったり島の伝承的な内容だったりとテーマが異なる事件を扱っているが、それらが島の大きな異変の正体へとつながっていく展開にわくわくした。予想外にスケールが大きくなり派手な展開となるが、風呂敷をしっかりと畳んだ手腕は見事。
初めの方、特に顔取りとヨットの話は好みで怖さもあったのですが、後半にいくにつれてなんでもありにしてしまい緊迫感はあるものの怖くはなかったのが少し残念。
空回りしつつもがんばってる主人公には好感がもてた。ざっと読み返してみると、友人はかなり重要なポジションだと思うのに若干影が薄く、理不尽かつ不憫。

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2016年11月08日

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エンタテインメントとして面白いんだが、
ちょっと「あれもこれも詰め込みすぎ感」あり。
作者のサービス精神はもの凄いが、
もう少し交通整理できてるとさらに良いか。

出だしは横溝正史風「田舎の因習話」かと思うと、
青春小説風だったり、ホラーだったり、
もちろんミステリ要素もあったり。

「で、結局どんな話?」と聞かれた時に、
「こうだ」と答えられる「どんとした印象」がない。
これが若干読後感の「弱み」ではないかと。
ミスリードも、私には先が読めたし。

が、読んでる間は、けっこうなドキドキワクワク感(^ ^
繰り返すが、読んで面白い本ではあるので、
批評家の目を捨てて読めば純粋に楽しめます(^ ^

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2016年10月25日

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ネタバレ

日本の離島のオカルト話が、東洋の法力vs西洋の呪い対決にまで広がって一気読み。
楽しめたけど、あんな大惨事に度々見舞われるのに「こういう島だから仕方ない」で済ます島の人たちに唖然。嘘でしょ!?自分だったら即引っ越しますけどw
親を慕う子ども双方の気持ちがせつなかったなぁ。
途中途中に挟まれたクライマックスのヒントの断片を辿りながら、もう一度読み返したい。

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2016年10月24日

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ネタバレ

最初は何も考えずに文庫本の表紙が良かったので買ったのだが・・・まさかホラーとは思わなかった。ただし、普通のホラーとは違う、清々しいホラーというかミステリーというか、・・・かと言ってかなりグロイ所もあり、ラストではまさにゾンビが海から島に這い出てきたりで、何でも有りという感じでした。

内容的には6つの章に分れており、それぞれの章に伝記的ミステリー、民俗学的ミステリー、呪いのミステリー等々とかなりグロテスクな描写が多々あるが、前述したように清々しさを感じるのは、この小説の主人公「杜弥」と「椰々子」の恋心が描かれていたからだろうと思う。

ある人に言わせればちょっと詰め込みすぎと言われているが・・・私はそう思わない、一種のエンターテートと考えればそれはそれで面白かったと思う。ただ、最後の一波乱はもう少し丁寧に描いて欲しかった。

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2016年10月09日

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ミステリ要素もあり、ホラーでもあり、青春小説でもあった。
テンポもよく、広げた話を最後にまとめていた。
面白かった。


東京都の果ての美しい島。高校生の椰々子は、"呪われた美少女"として島民に疎まれている。そんな彼女に、島の有力者の息子・杜弥は、密かに片想い中。しかし彼女が禍々しい予言を聞いて以来、島に怪異が続発し…。
※本書は二〇一四年十月に小社より刊行された単行本『死呪の島』を加筆・修正の上、改題し文庫化したものが底本です。

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2024年03月24日

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半分くらい読み終わった段階で、先が予測できずにこれからどうなっていくのかと期待していました
ちょっと予想を裏切られるエンディングにどう感じるかは人それぞれでしょう…

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2021年05月24日

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呪いが存在するという離島が舞台のホラー小説。

初めは面白そうな雰囲気がムンムンしていたのだけれど、色々と詰めすぎて纏まりがない印象。
ホラーと言われれば、まぁそんな気はしなくはないのだけれど、全く怖くない。
ファンタジーに近い様な。
最後の僧侶が出てくるシーンなどは壮大すぎて今一ついていけず。
ラーと謳わなければ、また違う楽しみ方が出来たかも知れない。

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2018年05月14日

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ネタバレ

島特有の因習や伝承に絡めたホラーかと思っていたら、途中からどんどんスケールが大きくなり、国や時間を越えた壮大な物語に。

呪いに怨念、ブードゥー教、カニバリズム、そして死者の復活、と正直詰め込みすぎの感はあるかな。
呪いとか怨念とかも大好物なんだけど…。現実離れした状況でどんどん人が死ぬ割りに、あまり恐くないのが残念。

でも、青春ホラーというだけあって、椰々子と杜弥のラストが爽やかで、救いがあっていい。

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2017年08月28日

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島にありがちな呪いや昔ながらの言い伝え的なホラーだと思ったらなんとも壮大なお話だった。

でも、無理やりなこじつけもあったりで内容の割には薄いかなぁ

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2017年07月14日

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すごく面白そうな気配があったけれど、期待はずれだった。
設定とかが面白いはずなのに、十分に活かしきれてないまま、物足りなさを残したままにおはなしが終わってしまった感じ。
ホラーらしく多少寒気のするところもあるにはあったけれど、全体的にインパクトは小さかった。
170508

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2017年05月09日

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「呪われているのは、島か、少女か。――それでも、彼は彼女に、恋をする」というキャッチコピーは胸キュンキュンしそう。ホラーは苦手だけれど、「青春ホラー」の触れ込みに惹かれました。

東京都の果てに浮かぶ美しい島。美少女・椰々子は赤ん坊の頃にこの島に漂着したところを救われた。が、素性がわからず、死者の預言を聞く力を持つ彼女は不吉だと疎まれ、村八分にされている。彼女の同級生で町長の息子・杜弥は、立場上、彼女の面倒をみている父や兄からも彼女に関わらないようにと言われているが、それでも彼女のことが好き。ある日、椰々子が「災いがくる」という預言を聞いて以来、島に次々と異変が起きて……。

島の美しい情景は目に浮かぶようだし、杜弥はじゅうぶん「青春」しています。そんななかで、顔を乗っ取られる住民が現れたり、連続して惨殺事件が起こったりして興味はそそられます。しかしどうにも話が散漫。あっちこっちへ飛んだうえ、終盤にそれまでまったく出てこなかった町人が登場したりして、しかもこれがわざわざ説明を要する人とも思えず。島に災いをもたらすきっかけとなった人物というのか犯人はわりと早くに想像がつくのもつまらない。ちっとも怖くないし。だけど、これを映像化したら、そこそこおどろおどろしい作品になるのではという気がします。

青春ホラーですから、最後はもちろん青春。爽やかだから良しとしましょうかね。

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2017年05月10日

Posted by ブクログ

人物設定がAnotherのような青春モダンホラー。文体は荒削りな感じも、それがむしろ新鮮。突飛な展開で楽しませてくれる。これからが楽しみな作家。

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2017年01月17日

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