感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初から生存者は一人とわかっていて、その様子から始まる。その人物をラスト近くまで勘違いしていた。
途中に何度も訪れる危機。
マダガスカル沖でエンジントラブルをきっかけに、日本人観光客7人とボート運営者1人、運転手2人の計10人を乗せた観光ボートの漂流。
最初はすぐに助けが来ると思っていたものの、誰からも見つけられない場所に漂流してしまったため、みんながどんどん衰弱していく。
継人(けいと)はたまたま、無気力な大学生で海洋生物を研究していて将来に行き詰まっていた。そんなときマダガスカルという生物的に魅力ある島のクルーズに出かける。漂流したところで、継人の知識が役にたってくる。食べられるもの、ここにいるということは、このような状況下にある、など…
そして現地人に環海に入っているため、ぐるぐる回っているだけだ、と聞かされる。
食べ物をめぐる争い、罪のなすりつけ合い、人間の醜いところが次々現れ、最後には死んだ仲間を人肉として食べる、というところまで行く。
次々、形を変え現れる危機は、ゲームのようだが、エンタメ小説と思って読めば、面白い。スルスル読める。
個人的な気持ちとしては、最後に生きて継人と怜央に日本に戻ってほしかった、自信を付けた継人を見たかったが…
評価がとても低いが、私は面白かった。
Posted by ブクログ
抜けるような青空と、透明度の高いコバルトブルーの海。
異国の海で遭難した彼らを待ち受ける、想像を絶する恐怖と苦しみ。
生き残るのは果たして。
過去作とはまた違った趣を感じた。
なんらかの伝承が語られたり、もっと分かりやすい怪異に遭遇するのかと期待したが、今回はバミューダトライアングルのような超自然的怪異のお話。
不可思議な状況という大前提の謎に加え、ステージが変わるごとに新しい謎を次々投じられハラハラ感が続くが、納得感のある回答を得られるため一気読みしてしまう。
個人的にはまた伝記ホラーの新作が読みたい。
Posted by ブクログ
怖くて恐ろしくて、何ページか飛ばして読んだ…
船が座礁して流されて遭難してって話ではあったけど読むのが辛かった。
親友だと思ってた幼馴染は、他人から見ると自分に対してマウントを取る嫌なやつだった。
これを知ってしまったのもショックだ。
こんなことが起きませんよーにと思ってしまう本。
船には怖くて乗れない…
海外も行けない…