【感想・ネタバレ】ALIVE 10人の漂流者のレビュー

あらすじ

マダガスカル沖でエンジントラブルをきっかけに始まった、日本人観光客10人を乗せた観光ボートの漂流。はじめは誰もが事態を楽観視していた……しかし。やがて食料は尽き、飲み水はなくなり、10人はパニック寸前の極限状態を迎える。「何もしなければ、ただ死んでしまう。絶対に生きて日本に帰るんだ!」無気力な学生だった乗客の一人である継人は、決死のサバイバルを開始する! 日本ホラー小説大賞受賞作家の新境地。幾多の試練と苦難を乗り越えて、彼らは生還できるのか――!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初から生存者は一人とわかっていて、その様子から始まる。その人物をラスト近くまで勘違いしていた。
途中に何度も訪れる危機。
マダガスカル沖でエンジントラブルをきっかけに、日本人観光客7人とボート運営者1人、運転手2人の計10人を乗せた観光ボートの漂流。
最初はすぐに助けが来ると思っていたものの、誰からも見つけられない場所に漂流してしまったため、みんながどんどん衰弱していく。
継人(けいと)はたまたま、無気力な大学生で海洋生物を研究していて将来に行き詰まっていた。そんなときマダガスカルという生物的に魅力ある島のクルーズに出かける。漂流したところで、継人の知識が役にたってくる。食べられるもの、ここにいるということは、このような状況下にある、など…
そして現地人に環海に入っているため、ぐるぐる回っているだけだ、と聞かされる。

食べ物をめぐる争い、罪のなすりつけ合い、人間の醜いところが次々現れ、最後には死んだ仲間を人肉として食べる、というところまで行く。
次々、形を変え現れる危機は、ゲームのようだが、エンタメ小説と思って読めば、面白い。スルスル読める。

個人的な気持ちとしては、最後に生きて継人と怜央に日本に戻ってほしかった、自信を付けた継人を見たかったが…

評価がとても低いが、私は面白かった。

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2022年08月11日

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