高野てるみのレビュー一覧
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世界的に有名なブランドの創始者、ココ・シャネル。
彼女がこんなにも苛烈で波乱万丈でドラマチックな人生を送っていたなんて、知らなかった。そして、彼女がこんなにも芯が強く、自分を信じて突き進む強さを持っていたことも。
ココ・シャネルの人生を彼女の言葉と共に振り返る子ども向けの1冊なのだが、一つ一つの言葉が潔い。修道院から始まる彼女の人生は、決して最初から順風満帆ではないが自らの力と周りの人の協力で、帽子店をオープンさせる。
そこからは第一次世界大戦が始まったり、恋人が亡くなったりと大きな出来事が続くが、そんな中でも彼女は常に新しいファッションを生み出していく。
ジャージー素材の服、香水「No.5 -
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ネタバレ意地悪なイメージがひとかけらもない。けれど、その無邪気な美しさが悪魔的なのだ。
軽妙洒脱
現役の恋人は普段使いの男。
未知の部分に隠されている『これから恋人』は、よそ行きの男。そして王子様に思えてしまう。そして王子様が普段使いに変わると、魔法が解け、元王子に成り下がる。
後先考えず、愉しむだけ愉しんでこそ、恋。
肉体的愛は常にに義的価値しかない。
男性のどこに1番惹かれますか?
A.その人の妻。
恋は、理想の伴侶を求めての恋愛行脚。
愛が去れば、別れるのが自然の摂理と、受けて立つ。憎しみは微塵もない。
旅をすれば、その男のことが見えてくる。旅は、結婚後ではなく、結婚前にするもの。
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香水をつけない女に未来はない
という言葉が気になり購入した本。
とにかく、男性からの贈り物でどれだけ愛してもらっているか、どうやったら射止めれるか、なんてことばかり気にしていた時代に男に媚びることなく本当の自由をファッションで提示した革命家だということがわかった。そして、香水の意味合いで宗教、衛生、モテという用途で使用されてきたところを「これが私」という表現方法を生み出し、1つのジャンルを確立した人なんだなあと思った。
シャネルに共感したことは、
無理に容姿で若く見せようとするのではなくて若々しくあること
退屈が苦手なこと
であり、
真似できないと思うのは仕事への姿勢。
なによりも仕事を優先す -
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私の好きな出口治明さんの好きなシャネル。
強い女性だったんだなというのがこの本を読んで思ったことです。
女性はコルセットを巻いて歩きにくいスカートを履くのが当たり前という風潮に疑問を持ち、私が着たいものを着る、作ることで現代の人々をも魅了するクチュールであった彼女の言葉は常に自分中心で時々お茶目。そして何より誰よりも負けん気が強い人だったのだと思いました。
そんな彼女の性格であると人は有名になれば寄ってくるし、地位がなくなると離れていく(信頼する人も亡くなってしまう)常に孤独を感じる人生だったんだと思います。
幼い頃から母の死や父の失踪と孤独の中で生きてきた彼女の強さは孤独であったと同時に、孤 -
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シャネルの言葉をそれぞれのページにまとめてある。とても、分かりやすかった。シャネルの言葉にとても刺激をうけた。今まで自分の考えで固まっていたものが、新しく刺激を受けて新しい世界が広がったようだった。さまざまなシャネルの言葉、そして、シャネルの生き方を尊敬した。私もシャネルのような、強く、そして、自分らしく、生きていける女性でありたいと思った。
シャネルの残した言葉は永遠だと思った。シャネルの言葉は何年経っても人々の心に響き、女子心を刺激して自分自身を高めてくれると感じた。
ますます、シャネルのファンになってしまう。
読みやすく分かりやすく、また読みたい。
シャネルの仕事に対するプロの意識、