あらすじ
※本書はリフロー型の電子書籍です
【自由を求めるために、孤独を味方にしたココ・シャネルのキラーワード】
自分らしく生きるために、自分は生まれた。
闘い続けた女、ココ・シャネル。彼女の自分を鼓舞する言葉は今を生きる私たちの大きなヒントになるでしょう。
〈「プロローグ」より〉
「ファッションの真の目的は、
わたしたちの外見を再定義することではなく、
自分がなに者なのかを語ることである」
……まさしく、ファッションで自分が何者かを語り、ファッションをつくる側と着こなす側の両面を、自分の仕事と人生に持ち得て生きた、ココ・シャネルの、自分宣言のような言葉。
それらはときを超えていつも私たちの心に響いてやまない。ときにはアナーキーな毒舌が留まることを知らなかった彼女のいくつもの言葉から、彼女の生きざまを追体験していく旅は、ここから始まる。
〈逆らう、群れない、恐れない。シャネル孤高の言葉〉
「有名になったとたん、孤独になった」
「わたしは人とは、とても違っていた」
「わたしが流行遅れですって、みんなが遅れているのよ」
「死ぬなんてまっぴらよ! 生きなくちゃ!」
「追いかけるより追いかけられる女になるべきです」 ...ほか
【著者プロフィール】
高野てるみ(たかの・てるみ)
映画プロデューサー、シネマ・エッセイスト、株式会社ティー・ピー・オー、株式会社巴里映画代表取締役。東京生まれ。美大卒業後、新聞記者を経て、『anan』など女性誌の編集者・ライターに。その後、雑誌・広告の企画制作会社ティー・ピー・オー』、洋画の配給・製作会社『巴里映画』を設立。多くのフランス映画の配給・製作を担う。著書として『ココ・シャネル 女を磨く言葉』『ブリジット・バルドー女を極める60の言葉』『マリリン・モンロー魅せる女の言葉』(いずれもPHP文庫)、『仕事と人生がもっと輝くココ・シャネルの言葉』(イースト・プレス)、『恋愛合格!太宰治のコトバ66』『職業としてのシネマ』(集英社新書)、『ココ・シャネルのことばと人生』(監修・ポプラ社」ほか。映画関連の執筆、映画関連の授業・講演活動も行う。「巴里映画GARAGE」でもセミナー、イベントを主宰。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私の好きな出口治明さんの好きなシャネル。
強い女性だったんだなというのがこの本を読んで思ったことです。
女性はコルセットを巻いて歩きにくいスカートを履くのが当たり前という風潮に疑問を持ち、私が着たいものを着る、作ることで現代の人々をも魅了するクチュールであった彼女の言葉は常に自分中心で時々お茶目。そして何より誰よりも負けん気が強い人だったのだと思いました。
そんな彼女の性格であると人は有名になれば寄ってくるし、地位がなくなると離れていく(信頼する人も亡くなってしまう)常に孤独を感じる人生だったんだと思います。
幼い頃から母の死や父の失踪と孤独の中で生きてきた彼女の強さは孤独であったと同時に、孤独から逃れ決して裕福でなくても幸せな人生も送りたかったのかなとも思うような気持ちになりました。
Posted by ブクログ
自分らしい仕事をし、自分らしく生きる。
たとえ敵を作り弧高になっても、それは人生のムダを省いた「自由」の形でもある。
私もそうやって自分を見つめ続け、自分を極めた生き方がしたい
Posted by ブクログ
自分らしく生きるために、自分は生まれた。
闘い続けた女、ココ・シャネル。彼女の自分を鼓舞する言葉は今を生きる私たちの大きなヒントになるでしょう。
シャネルの言葉(本当に言ったかどうか、伝聞も含まれるが)を中心にエピソードを紹介するスタイル。読みやすい反面、一部筆者の想像もあり、全てを鵜呑みにはできないものの、シャネルを身近に感じることができる初心者向けの一冊。とにかく反骨精神のすごい人だったんだな、と思う。どん底にあっても諦めない、自分が切り開くという意志をもった人。人を虜にするのにはそういう強さが理由だったんじゃないかな。当時の男たちは後ろをついてくる従順な女に囲まれていただろうから。シャネルのスーツ、すごいかっこよくて大好きだけど、ますますいいなと思うようになった。