なぞとき紙芝居シリーズ、1作目。
角川ホラー文庫からの出版だから、というわけではないだろうが、キャラも文章もいたってラノベ風。あと、謎解きと言いつつ、やはりホラー風味。それなりに怪奇じみてて怖いところもあるけれど、キャラがほのぼのとしているし、文章も優しく描かれているので、楽しく安心して読めた。惜しむらくは、表紙絵の奏が綺麗すぎるというか、筋肉バカには見えないところ。今時の綺麗な絵だとは思うけど、内容とかけ離れてまで美化するのはどうかと思う。続編も出ているようなので、もう少し耕助という人物が掘り下げられるかな。楽しみです。