あらすじ
「幽霊寺」と噂される深川・冬青寺の一風変わった和尚・雨柳は、法力と天性の人たらしの才で、成仏しきれぬ物の怪たちを慰めている。そんな雨柳がひょんなことから、連続する付け火の真相を追うことに。仲間とともに探索するうち、辿り着いたのは凄まじい怨霊で……。ゴールデン・エレファント賞大賞に輝いた気鋭の著者による冒険時代小説。
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Posted by ブクログ
「裏閻魔」シリーズから追いかけている、好きな作家さん。時代モノの割には少しライトすぎる文章かなと思わないでもないが、サラサラッと読みやすい。オチが最初の方で読めちゃいそうだったけれど、まんまというわけでもなく、上手く纏めてくれたので良し。
にしても、写楽に赤穂浪士、八犬伝と、擽られる歴史ワードがそこかしこに鏤められていてホクホクでした。10か月で姿を消した写楽をキャラに当てはめるところは上手いなぁと思いマス。最後に清兵衛が誰か分かった時は思わずニンマリ。
Posted by ブクログ
初めての作者
時々見るパターンだが作者が違えば目新しい
写楽の大首絵の謎、振袖火事に係わる顛末と恨みから鬼女にそして仇討に纏わる登場人物の関係は
ちょっと詰め過ぎで!