鈴木晶のレビュー一覧

  • フロムに学ぶ 「愛する」ための心理学
    「愛すること」を本当の意味で行える者は少ない。愛することは学びの必要な技術であり、鍛錬である。

    愛することは難しい。
    まさに壁にぶち当たった時にタイムリーに出会えた貴重な本だった。

    正解が書いてあるわけではないが、
    努力の方向性は明確に示されている。

    次は本編、フロムの「愛するということ」にも...続きを読む
  • フロムに学ぶ 「愛する」ための心理学
    まず初めに、
    エーリッヒ・フロムの愛するということを
    読んだ

    分かった部分、分からなかった部分どちらもあった

    この本のおかげで噛み締めてまた読むことが出来る

    素敵な1冊に出会えて嬉しい
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう
    『幸せとは、自分の生に対する肯定である。」/西研
    哲学の章 ヘーゲル『精神現象学』の章を読めただけでも大満足。
    これほどヘーゲルの哲学を分かりやすく噛み砕いて説明するのがすごい。
    西研さんはニーチェの本もよかったけど、今回はさらに良かった。

    今の時代、ニーチェの哲学は受け入れやすいし、ちょっとした...続きを読む
  • フロムに学ぶ 「愛する」ための心理学
    愛するということ、の本を分かりやすく纏めてくれた本です。別物と切り離して読むというより、補助として読んだら本作がより読みやすくなりました。
  • フロムに学ぶ 「愛する」ための心理学

    自分への問いかけ

    とても読みやすい本です。
    読み終わったあと、もう一度初めから読んでみよう。何度も何度も読んで、自分へ問いかけたい。
    本当の意味で人を愛したことがあるのか、と。
    そう思わせてくれる本です。
  • ある葬儀屋の告白
    死をビジネスとする葬儀屋が、死を見つめ続けたからこそ生み出される言葉とは、どんなものだろう?
    今の社会は死を覆い隠していると著者は言う。昔は、自宅で迎える死は多かったが、今では病院で医師や、介護施設等で死を迎える。そして、建物の裏口から、そっと運ばれ、葬儀屋にゆだねられる。こんな社会だからこそ、時代...続きを読む
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう
    「幸せ」について、文学の章、経済学の章、哲学の章、心理学の章の4つの章から考察されている本です。
    内容はかなり専門的なので、要点だけ知りたい方は、まとめのページだけ読むだけでもいいかもしれません。

    文学の章は井原西鶴『好色一代男』『好色一代女』。
    経済学の章はアダム・スミス『国富論』。
    哲学の章は...続きを読む
  • ニジンスキーの手記 完全版
    ここで安易に感想を述べるような安っぽい本ではありません。
    また、ニジンスキーの心の闇を理解するなんて軽い考えで読むような本でもありません。
    この様な非常に繊細な芸術家を、闇の世界に追いやってしまった無神経な人物を憎んでも憎みきれません。(それは誰だって?、そりゃ決まってるでしょう)。
    何となくチャイ...続きを読む
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう
    好色一代男
    好色一代女
    井原西鶴

    お金があっても、好色に身を費やしても幸せとは限らない。
    例えば美貌にかまかけて、スポーツ選手や実業家と結婚し、ママタレントとなり、自分のブランドを立ち上げるセレブの道も幸せかどうかわからない。
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について
    読み初めは退屈でしたが、2章3章と読み進めていくにつれ面白くなってきました。
    最初のうちに合わないと思っても断念せずに最後まで読んでみることをおすすめしたいです。

    大きなショックを受けた時の感情の移り変わり、そして抑圧された気持ちを認め・解放することがどれほど大切か、さまざまな患者さんたちの話や病...続きを読む
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について
    元々は臨死体験者や末期患者が死を前に何をしたかったか等を書いた物だったけど、続編は死そのものをテーマに、またそれぞれの宗教の死生観等が纏められている。
    死はいつか来る。自分だけでなく周りの人達も。受け入れるのはそれぞれの立場があるし、難しくて当然。
    私もずっと咀嚼し続けて来たし、今も続けている気がす...続きを読む
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について
    『死の五段階説』を提唱したエリザベス・キューブラー・ロスのベストセラー書籍。2001年新訳バージョン。旧訳で「死の瞬間」という邦題が付けられたためそのまま旧タイトルが採用されているが、本来は「死の過程」を意味したものを著述している。200人以上の末期患者とのインタビューを経て、患者自身の死に対する受...続きを読む
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について
    読み継がれて50年。まさに、万人が読むべき一冊。200人に及ぶ末期患者への直接面接により、死に至る人間の心の動きを探る。
    ただ延命をすればいいというわけでもない。患者の家族の意見が優先されがちであるが、死に臨む患者の暗黙の訴えにもっと敏感になるべきである。
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について
    死に直面した人達のインタビューがたくさん載っていて
    死ぬ前の不安や気がかりについて色々聞くことが出来る

    無意識下では自分は不死身であるという言葉にハッとさせられた
    確かに普段からあと1年で死ぬかもしれないとかそういうことを考えてはいないが、可能性としてはいつでも、なんなら明日にでも死ぬ可能性はある...続きを読む
  • フロムに学ぶ 「愛する」ための心理学
    愛によって人は孤独感・孤立感を克服するが、依然として自分のままであり、自分の全体性を失わない。

    フロムの導入としてとてもわかりやすかった。
  • フロムに学ぶ 「愛する」ための心理学
    マイハニーから送られた一冊。
    実家との母との関係に悩み、傷ついている自分に読んでほしいという思いだったのかも。
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう
    「100分de名著」シリーズの特別企画版のような1冊。「幸せ」をテーマに、井原西鶴、アダムスミス、ヘーゲル、フロイトの作品を取り上げ、それぞれ、小説、経済、哲学、心理学の切り口から、生きることについて考える。
    こうやってテーマを設定したうえで4作品を並べて解説してもらうってのは、面白いもんですね。異...続きを読む
  • ニジンスキーの手記 完全版
    ディアギレフのバレエ・リュスを追われ、自身が興行主となったバレエ公演に
    失敗したニジンスキー。心を病んだ彼は妻と娘と共に、サンモリッツで療養
    する。

    そこで書かれたのが本書の元になった4冊のノートである。なんとも言い難い
    「愛」への渇望が綴られている。

    「(前略)私は誤りを自覚した。妻は他の人び...続きを読む
  • バレリーナの肖像
    あまり詳しく知られていないバレエ創生期から20世紀初頭までのプリマドンナについての紹介。どの世界でも同じだろうが、素質と才能だけでは一流にはなれない。コネと運も大きな要素に違いない。
    写真のバレリーナたちが とてもキレイ。
  • 死ぬ瞬間 死とその過程について
    BTSのRMとSUGAがこの話を出していたから、というミーハーな理由で読んだが、読むべき本だった。自分では絶対に選ばないから、ミーハーで良かったとも思う。
    まだわたしは身近な人間の死を経験していないし、死を前にしたこともない。いつかそれがリアルになったときこの本を思い出したい。
    あとがきで著者のその...続きを読む