ジョージ・フリードマンのレビュー一覧
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21世紀はまだアメリカ時代の幕開け。
まだまだ始まったばかり。
世界大戦で疲弊したイギリスの海軍拠点を手に入れ、世界の海を支配したアメリカは、まだ青年期。地政学的にどこを見ても盤石。
よし、まだまだ米国株は買いですね。
しかし、ロシアについて大局で当たりまくってる。2009年に書かれたものだが、15年後の現在では。衝突がポーランドやバルト三国ではなく、ウクライナであったことが違うぐらい。資源輸出国としてロシアは力をつける。衝突は冷戦時よりも局所的で、アメリカは軍事支援のみ行い、ロシアを疲弊させる。
そしてロシアの自壊。これは時間の問題。 -
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いまアメリカで起きているトランプ・反トランプの対立を巨視的にとらえることができる。要はトランプ1人やその支持者だけ見ていてもことの本質を見失うのだろう。国の成り立ちからして独自の経緯があり、理念先行なのはそうなのだが、プラグマティズムも兼ね持つ。そのアメリカがいま転換点にあり、しばらくこの混沌と世界は付き合わざるを得ないーーと理解した。
著者フリードマンは50年周期の「社会経済的サイクル」と80年周期「制度的サイクル」があると解く。大胆だと思えるが、それが正しいとすると2025年から30年はその2つのサイクルの転換点が訪れる大変革期にあたる。超大国が変容すれば世界中に影響はおよぶ。おそらく資 -
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ネタバレアメリカ人 アメリカという国のことを知る上で役に立つ本だと思います。
アメリカの成り立ちインディアンたちに対する分析 意見とか
アメリカという国は人類史上最大最強最凶最悪の軍事国家だとしか思えません。
倫理とか道徳とか人道とか善とか正義とかそういうこと以前に力づくでそうやって軍事的戦争的なことばかりをして成り立って今まで来た国だと思います。
アメリカの今までの実業家、政治家、軍人たちは 確かにすごいです。
ですがちょっと調べればわかることですが、皆 先住民たちを迫害し、虐殺し、追い出し、利用し、食い物にしてきた人たちばかりです。
日本人も日本も今だに散々好き放題やられてきています。
そ -
大野和基 / ブライアン・レヴィン / カートアンダーセン / ジョージ・フリードマン / イワン・クラステフ / アダム・トゥーズ / ヴァレリー・ハンセン / ジョージ・エストライク / デイビッド・ファリアー4.0 (2)
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本書でインタビューされてる人たちの著書を是非読んでみたいと思いました。
プロローグー人類の未来は明るいかー
いまこそ現実を直視せよ
我々はいま「近代の終わり」という歴史的結節点を迎えているのではないかという思いにとらわれた。近代を一貫して特徴をづけてきたグローバリゼーション、その元になっていた理性、認識、秩序といったものへの信頼が大きく揺らいでいる。これこそ現在の我々が感じる漠然とした不安の正体なのかもしれない。
その先にある人類の未来は明るいのか、あるいは暗いのか……。読者の皆さんが識者の意見に賛同する しないは別として、きっと新しい視点をこの対話から学べると思う。その学びを共有することが -
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このような本を読みたかった。2100年の世界を大胆に予想する野心作。1900年の日本人が今の日本を創造することだに出来なかったように、今後の世界が闇であることにワクワクが止まらない。
21世紀を未だ若いアメリカの世紀と位置づけ、今後はアメリカを中心に世界が回るとしている。確かにアメリカが世界の覇権を握ったのは早くて1945、遅くて1989であり、まだ百年も経っていない。価値間によって力を激らせるアメリカは移民によってこれからも活力を持つ。アメリカの基本的地政学戦略では北米大陸及び海洋を握ればよいのであり、分裂するイスラム世界などテロの脅威ではあっても安全保障の脅威ではないという指摘はうなづける -
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『今のEUを見ていると、父の言葉を思い出す。EUとはまさに「何もなかったことにしてしまう」ための機関だからだ。もちろん、皆、過去に何があったかは知っているし、その過去に嫌悪感を抱いていないわけではない。
過去に起きたこと、見聞きしてきたことはすべて踏まえた上で、長らく存在してきた悪魔をヨーロッパから切り離そうとする試み、それがEUなのだろうと思う。
ただ、一方で、歴史を超越するなどということがそう簡単にできるのか、とも思う。この本では、ヨーロッパの暗部に目を向けて行く。』
素晴らしい作品。和訳のタイトルがちょっと違うよなぁ〜、って思うけど…。
『100年予測』とは全然違う。もっと奥深いも -
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[大流の解明]ただでさえ予測が難しくなっている国際情勢の「100年先」を見透そうと試みた意欲作。分析と予言の狭間に位置するかのような予測が、想像力をかきたててくれること間違いなしの作品です。著者は、アメリカの軍や政府機関に向けた講義や情報提供を行っているジョージ・フリードマン。訳者は、『選択の科学』等の翻訳もされている櫻井祐子。原題は、『The Next 100 Years: A Forecast for the 21st Century』。
まずは予測の内容が読み物として純粋に面白い。21世紀においては日本・トルコ・ポーランド・メキシコが大国として浮上することなど、「マジか」とツッコミを -
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ネタバレ「人間が戦争をするのは、愚かだからでも、過去に学んでいないからでもない。戦争がいかに悲惨なものかは誰もが知っており、したいと望む人間はいない。戦争をするのはその必要に迫られるからだ。戦争をするよう現実に強制されるのである。ヨーロッパ人はもちろん人間なので、他の地域の人間と同様、あるいは過去の彼らと同様、いつでも悲惨な戦争を選択せざるを得ない状況に追い込まれる可能性はある。戦争か平和か、その選択を迫られる時は来る。ヨーロッパ人は過去に何度も戦争を選択してきた。今後も選択する時はあるだろう。まだ何も終わってはいない。人間にとって重要なことは、いつまでも終わることはないのである。」(411)
その -
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2009年に出版された2100年くらいまでの世界を予測した「未来の歴史預言書」と言える本。「影のCIA」と呼ばれる情報機関の分析だけあって、ロシアのクリミア併合などをピタリと当てる。予測は必ずほとんど当たらないだろうが、そのアプローチの仕方は知っておけば世界の動きが良くわかります。
内容もほどよくストーリー仕立てになっており、地政学的な推測の流れがウンチク臭くないのて読みやすく、そのストーリー描写もリアル(ありえそう)なのでまるで映画を見てるように未来が想像できます。
その100年はなかなか衝撃的で、以下はネタバレなので、ストーリーを楽しみにしている人は読まない方がいいかもしれません。
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地政学的な予測本。
序章に書いてある手法の説明がわかりやすく、この本が単なるSF本ではない、信頼性の高い本であることを教えてくれる。そこには、
地政学的な予測はチェスに似ており、国家の行動はチェスの指し手と同じように非常に合理的である。無限の選択肢がありそうで、実は打てる手はかなり限定されている。
「統治行為とは、ほとんどの場合必要かつ論理的な次の一手を実行に移すことに過ぎない。」つまり、誰が指導者になるとか、指導者が何をするとかではない。戦前の日本は、資源の問題から海外へ行くしかなかったし、ヒトラーのドイツはベルサイユ条約の賠償金の問題からフランスなどに出ていくしかなかった。日本にヒトラー的 -
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