小泉凡のレビュー一覧
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読みやすいし面白かった。スッキリ整理されて簡単な事実と家族しか知らないようなエピソードなのがいいのかな。朝ドラの「ばけばけ」を思い出しながら読んでいると、ドラマの「ヘヴン先生」の方がよりアクが強いかも。「ヘルン言葉」の手紙のやりとりの可愛さは、日本男児も見習えばいいよ。「やいずのパパからカワイ(可愛い)ママニ」可愛いって!なかなか言わないよねー、妻には。子供に対しても「世界で一番良きママさんです」なんて、言わないよねー。そういうの、ホントに大事。男が書いたいろんな本の手助けした妻や恋人いると思うけど、ちゃんと妻のアシストを讃えたのは八雲先生だけ。
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小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)とセツのひ孫、小泉凡さんが語る。
日本の神話に引き込まれて出雲に来日したハーン。好きなものは、「西、夕焼、夏、海、遊泳、芭蕉、杉、淋しい墓地、虫、怪談、浦島、蓬莱」
日本国籍を取得した理由。
日本で深く交流した人々。チェンバレン、西田千太郎(バケバケで吉沢亮さんが演じた人)、出雲大社の千家宮司、嘉納治五郎、ミッチェル・マクドナルド、ボナー・フェラーズなど。
凡さんの名前の由来、終戦後マッカーサーに影響を与えたハーンの著書。
日本人以上に日本のことを好きでいてくれて日本人の精神論を記してくれたハーン。
没後のセツの暮らしや凡さんの交流記録。
出雲や美保の風景が目に浮かぶ。
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朝ドラ「ばけばけ」が面白くなってきました!
主人公モデル小泉セツと小泉八雲についてもっと知りたいと思い、まずは入門編から。
本はA4判サイズで薄く、写真や手紙が多く載っていてとても読みやすいです。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の半生、小泉セツの半生、小泉八雲とセツの生涯、八雲の死後のセツ、とザックリ学べます。
てっきり怪談(「雪女」とか「耳なし芳一」とか)は日本独自のものだと思っていたけど、八雲の再話だったとはー。無知でした。そして今まで、明らかに外国人の顔なのになんで「小泉八雲」なんだろうと思っていた謎も解けました。
ドラマでも描かれていましたが、ヘブン先生(小泉八雲)は優しいに尽きる。感情的なところは(多々)ありますが、人を思う優しい気持ちはちょこちょこと伝わってきます。幼い頃、孤独だったという小泉八雲。けれど彼の死後はどれだけの人が、多くの友人たちが、彼の大切な家族の為に働きかけてくれた事かー。結構グッとくる。彼の優しい心、オープンマインドが生み出した結果なんだろうなーと感じました。
今後の朝ドラ展開に勝手に期待してます!
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“セツと八雲”の曾孫が語る
“セツと八雲”が日本で暮らした14年の 短くも濃厚な“リアル感たっぷり”な生活ぶりを描く。
“セツと八雲”は よく似通った生い立ちだ。
幼少期から貧困にあえぎ、また 二人共 離婚を一度経験している。二人が日本で出会えたのは
“出雲の神様”の思し召しでしょうか。
三男一女に恵まれ、八雲にとっては 人生後半にさしかかり やっと安らぎの地、安らぎの家庭を持てたことは何よりも幸せなことでは。セツにとっても そんな家庭と 夫と共に創り出す「怪談」の世界。充実感があったのでは。願わくば もう少し八雲には長生きをしてほしかったです。
八雲立つ 出雲八重垣 妻籠(ご)みに
八重垣作る その八重垣を
(『古事記』より 日本最古の和歌)
来日前から この和歌を胸に刻んでいた八雲。
その通りになって良かった!
明治の日本、まだまだ世界では未知の国だったのでは。“知られぬ日本”を紹介してくれた八雲に感謝。 -
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ネタバレ前々から漱石関連で名前を聞き及んでいた。
いまは仕事で出雲ー松江ー米子に行っている。
つまり神、怪談、妖怪の故郷に。
水木しげるはすでに生涯タスクだが、せっかくなので小泉八雲にもぼちぼち手を伸ばそうと思い、手に入れた。
小泉八雲記念館にて購入したので著者サイン入り。
で内容を、ルサンチマン意地悪たっぷりに言えば、
八雲のおかげで文化的セレブになった一族のひとりが、八雲にぶら下がって飛び回った先で偶然に遭遇し、すべて八雲のいたずらと感じてにやにやする、というもの。
そもそも偶然などではなく、全世界に八雲のファンがいるか、八雲ゆかりの場所を訪れるので必然としてそういう話題が多くなる、というだけなのだろう。
ただし上記のサングラスをとって見れば、結構洒脱なエッセイである。
そもそも怪談も索漠としたもので、エピソードの積み重ねのようなもの。
だから書き散らした印象になるが、むしろ著者が把握している八雲関連の挿話をまとめた渾身作ともいえる。
最終章で言及されたボナー・フェラーズ……天皇を戦争責任から庇った人……に興味を持った。
「終戦のエンペラー」という映画があるらしい。
そして小泉八雲記念館で企画展が行われているとか。
先日NHKで放映された「オープンマインド~小泉八雲が愛した日本の原風景~」に著者が登場していた。
チック?神経質そうだったが、やはり「継いでいく人」は重要なのだ。 -
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ラフカディオ・ハーンの足跡をたどる旅を、曾孫の凡さんがする。
凡さんは民俗学者だそうだ。
そしてその名前は祖父と親交があったボナー・フェラーズに因っているらしい。
少年時代を過ごしたアイルランド(父の故国)、若いころを過ごしたカリブ海のマルティニーク島。
それだけではなく、母ローザの故郷、ギリシャのキシラ島、亡くなったコルフ島まで出かけている。
テレビ番組の企画だったものもあるようだけど。
ハーンにちなむ旅をしながら、その人生が浮かび上がってくる評伝のようなものを期待していたので、ちょっと戸惑ったけれど、これはこれでおしゃれな紀行文として楽しめる。
本が進んでいくと、今度は日本国内のお話になる。
ハーンの妻、説の生い立ち。
彼女が伝えた松江の古い怪異譚も紹介される。
世田谷など移り住んだ場所での、家にまつわる怪異なども面白い。
特に庭に在って住む者に害をなす石物の因縁譚は。
ハーンの言葉(どこか見つからなくなってしまったので、原文通りの表現ではないが)で、愛と想像力が人生において最も重要だ、というのがあるらしい。
すてきな言葉だなあ、と思う。
やっぱり、ハーンの評伝や著書をしっかり頭に入れておかないと、ちょっと読むのがつらいかも。