長澤あかねのレビュー一覧
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「価格」「サービス」「アクセス」「商品」「経験価値」のうち、ひとつで市場支配を、別のひとつで差別化を、残り3つは業界水準にすればよいと、様々な事例を取り上げながら説く(アイルランドのスーパーなど、あまりなじみのないものもあるが説得力はある)。また、監修として星野リゾートの星野さんが終わりで語っていて、日本でも実践して実績があることも説得力になっている。実はこの本は、2001年に書かれたもので、インターネットは登場しているものの、ソーシャルなどはなく、iPhoneなどももちろんない。それでも、今の社会でも通じるということは、この理論の普遍性を感じる。
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この本では、「安全地帯」のフリガナにも、「心地よい場所」のフリガナにも、「コンフォート・ゾーン」という言葉が当てられています。
そして、「コンフォート・ゾーン」とは、「今いる場所で満足だから」とぼんやり過ごす意味ではない、と説きます。
さらに、これまでは「コンフォート・ゾーン」から出て全力で生きろと言われてきたが、それは違うと説きます。
著者の作家・ジャーナリストであるクリステン・バトラーは、
「成長と心地よさは共存する」と言い、
心地よい状態をつくることの大切さと、そのためのプロセスをこの本で詳細に述べています。
460ページを超える分厚いこの本を以って語らねばならないほど、「 -
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一言結論:「動物が数を認知・演算できるか」に関する研究を取りまとめた社会的意義の高い書籍。一般向けと言うより研究者向けの側面が強い印象。
感想:「生物が数を数えるとはどういうことか」「どういう実験によりそれを証明するのか」という、生物学の中でもより限定的な分野に対して著者は体系的な説明を試み、まとめています。まだまだ分からない部分が多いものの、これからこの分野を志す人は本書籍を大いに参考とすることでしょう。実験結果分かったことも大変興味深く、動物の脳をより深く知れる本でした。
ただ私のような一般ユーザーは本当に「魚は数を数えるのかどうかが知りたい」と思い読み始めたのですが、その話になるまで -
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9.11テロ事件、ダイアナ元妃の事故、バリ島テロ・・・その他、実際の犯罪や事故による様々な検死・解剖のほか、
他殺に見える自殺遺体や、老衰と思われた毒殺事件など、
ミステリー小説を超える究極のノンフィクションがついに上陸!
これは売り文句を間違えているのでは?と思った。著名な法医学者の半生を描いた自伝的エッセイです。ミステリ要素はあまりない。仕事柄すごく分かるのだけれど、そんなドラマみたいに何でもかんでも分かるわけないのよね。ひたすら地味で堅実な作業の上に成り立っている仕事であり、フィクションのおかげで勘違いしている患者や遺族はとても多い。心に傷を負ってしまった筆者が気の毒でしたが、少し希望の -
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自伝的な内容とは思わずに読み始めたので、あれ?となったのだけれど、なめらかな語り口にするすると読めてしまった。
法医学とは?という疑問にも答えてくれるし、事実を解明する道筋の面白さもある。そして自然と、死、そこへ至るまでの生についても考えてしまった。
彼がかかわるのは、事件や事故、災害などによってもたらされる不自然な死だから、どの死にも無念がある。そして、「人間の人間に対する残酷さ」も。それを白日のもと明らかにするため、法医学者は調べ尽くそうとする。
9.11の話、東日本大震災のことも思い出されて、胸塞がる気持ちがした。無念の死に触れることは、なんとつらいことか。
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読もうと持った理由
自分自身メンタルが弱いためにできていないことが多いのでメンタルを強くなるための秘訣を知りたいと思った
気づき
・あとでしまったと思うような言動をしているときは理
屈でなく感情に根差した言動をとっているから
・自分を哀れんでいる限り、本当に恐れているものと向
きあわずにすむし、自分の行動に責任を負わなくてよ
い
・自分を哀れむ気持ちが人生にそっと忍び込もうとして
いるのに気づいたら努めて自分の気持ちと裏腹な行動
をとる
・ひどい扱いを受けても自分のために立ち上がらないな
ら人生を支配する力を相手に与えることになる
・自分の行動で世界をがらりと変えることはでき