長澤あかねのレビュー一覧
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本の内容にはまったく関係ないけどこの人の言い回しとか表現とかいちいち好きだわぁ
なんかすごい詩的でおしゃれでセンスがよろし
“あなたにできることはなかった”
これは多くの遺族にとって、とても重要な言葉だ
遺族が経験する悲嘆の段階の1つに、罪悪感がある
この言葉は魔法のように罪悪感を消してはくれないが、少し早く消し去ってくれる
9.11で人体組織とか骨の破片が混じった瓦礫をふるいにかける仕事をした人が、飛行機の搭乗前に自分の身体のすべてのパーツ、手足の1本1本に自分の名前を書いた(墜落して体がバラバラになった場合に備えて)ってすげーエピソード
えぇ〜著者の人生あんまり山あり谷ありすぎる
め -
Posted by ブクログ
イギリス法医学者の半世紀を振り返った自伝
ここでいう不自然とは自然死ではないこと、つまり、殺人や事故で亡くなったことを指す。法医学者はそうした不自然な死の原因を解剖に基づいて探究していく人たちである。
この本の冒頭にはアレクサンダー・ポープの『批判論』の詩が載せられている。著者の父が彼に与えた言葉だ。まず、この詩を読んで、「間違いなく、この本は面白い」と思った。仕事人生のなかでなんどもなんども、この詩が思い出されていく。憧れた職業に就き、その仕事人生を謳歌していたものの、「真実」をめぐり、その仕事に徐々に裏切られていく。それでも、シェパード博士が不自然な死に魅せられているのは変わらない。真実を -
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「一つのことをやり遂げられないという才能」
新しい仕事にすぐ興味が湧いてしまうが、キャリアとして一体どうなんだろうか。こんな悩みを抱える人に向けて、マルチ・ポテンシャライト(※)という概念を元に、自分自身を価値ある人物へと再定義させてくれる一冊
※ さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人
マルチ・ポテンシャライトは、いくつかのタイプに分かれている。一度に複数の仕事をこなす人、一つの仕事に一定期間没頭した後に新分野に移る人などがいる。これは、興味の広さと深さ、時間に関係して出てくるのだろう。ある分野で骨を埋めるほどのエキスパートにはなれないかもしれないが、複数の分野 -
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「私はずっと、赤ん坊がいないことで途方に暮れていたが、今は赤ん坊がいるせいで途方に暮れている。」ってすごい良いなー!響いた。
全然子育てには関係ない本だけど、著者の日常が織り込まれ法医学者だって私たちと何も変わらない人間なんだと思わせてくれる。
赤ちゃんの遺体が出て事件性が疑われる場合、死産だと殺人にならないので生きていたと証明することが仕事。赤ちゃんの体の仕組みについて書いてあって読み込んでしまった。辛い。
この本の中でサリークラークという女性の話が出てきた。彼女は2人の子供が立て続けにSIDSで亡くなったことに事件性を疑われ収監。のちにこの有罪判決は取り消しとなるんだけど、その頃にはサリー -
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自分は昔から突然何かを始めてはやめる性格だったのでとても参考になった。
また、TEDで名前を見てからこの本を読んだがとてもよくまとめられていると思う。
この本では様々な分野に対する知識欲が旺盛である人をマルチ・ポテンシャライトと定義し、その欲を満たすことを主軸に置いている。
様々な方法を提案しているため、前述した人が読んでなにもためにならないことは少ないだろう。
この本で著者は「長年の問題への解決策を思いつくのは、たいていベテランの専門家ではなく部外者だ」と記述している。つまり、様々な分野の知識を持っているなら、いわゆる「点と点をつなぐ」ことが容易なのだと伝えたいのだろう。点が多いと線のパター -
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ネタバレ私は間違いなく、マルチ・ポテンシャライトだ!読む前から、あらすじや読んだ方の感想を見ていて思っていた。この本を読んで、自分を肯定することができたし、飽くなき好奇心のまま生きていこうと思った。
一つの専門性を身に着けることはもちろん大切なことだが、興味が尽きずいろんな分野に関心を持ち、様々な業界を転々として働く人がいたって良いはずだ。
■メモ:
●マルチポテンシャライトのスーパーパワー
・アイデアを統合できる
・学習速度が速い
・適応能力が高い
・大局的な視点を持っている
・様々な分野をつなぐ通訳になれる
●マルチポテンシャライトの成功に必要な要素とは、お金、意義、多様 -
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マルチポテンシャライトのスーパーパワー
・アイデアを統合できる
・学習速度が速い
・適応能力が高い
・大局的な視点を持っている
・様々な分野をつなぐ通訳になれる
マルチポテンシャライトの成功に必要な要素とは?
「お金」
・自分の大切にしていることをしっかり把握していくら必要なのかを明確にする
・まずは生きるためのニーズを満たす(時間と実験が必要)
「意義」
・マルチポテンシャライトが幸せに生きるためには意義が必要
・自分が意義を感じているかを知る手段は「なぜ」を知ること
・楽しみのためだけや、お金のためだけに何かに取り組んで良い。ただしお金と意義を全体として手に -
Posted by ブクログ
マルチポテンテシャライトは専門分野がないのでなく、分野と分野を融合する、繋げるのが専門分野。という雰囲気の言葉に安堵感のような気持ちになる。本書の序章を読んで共感した人は「器用貧乏だ」と悩んだことがあると思う。専門を持てない劣等感、何も極められない不安、そういったものを「専門分野」という言葉で新たな立場をもらえるように感じた。
エクササイズもやってみたが、自分の経験を思い出して「何の要素」が自分の共通点なのか俯瞰して見るのはとてもいいと思った。自分のキャリア、これからやることに納得感があった。
何より「1つに絞らなくていい」と思えた。自分のちょうど良い具合に多様さを保つための視点を持った方が、 -
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ネタバレマルチポテンシャライト
様々なことに興味を持ち多くのことをクリエイティブに探求する人
芸術的な才能は熟練の技に勝る
1つに絞る必要は無い、本書をとおして持続可能で実り多い距離を築く方法をお伝えしたいと思います
ポリマス
様々な事柄についてよく知っている人
百科事典並に博学な人
ルネッサンス人
多くのことに興味を持ち、豊富な知識を持つ人
何でも屋
様々な仕事無難にこなせる人
器用で多彩な人
ゼネラリスト
多様な、あるいは専門的でないスキルや興味、習慣を持つ人
スキャナー
関連性のない多くのテーマに強い好奇心を抱く人
パティライク
いくつかのアイデンティティーを体験し、様々な作業を