長澤あかねのレビュー一覧
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この時期になると、何故かずっしり来るような本を読みたくなる。
ちなみに去年は『白い鶴よ、翼を貸しておくれ』がそれにあたり、結果ずっしり来たけど感動した。本書においてもそれは同じである。
ただ本書の場合は「感動した」と言うより「心を揺さぶられた」のニュアンスに近いかもしれない。そのうえ自分はいつにも増して心に訴えかけるものを求めていたんだな、と読後にして気づかされた。
著者はイギリスの法病理学者(法医学者)。自然死あるいは不自然死(犯罪絡み等)の遺体を解剖し死因を特定する仕事で、彼の子供達の言葉を借りるなら「人を治さない医者」だ。日本でも、ドラマ『アンナチュラル』で一躍認識された職業ではないか -
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動物は数を数えられるか?
そう言われると、思い出すのはオウムのアレックスや、算数馬のハンスだろうか。
本書には、彼らももちろん登場する。
数に関わる能力というと、数えたり、計算すること、と思う。
そして、ことばがない動物には数えられない。
―というのはどうやら早計のようだ。
生き物たちは、生物種により違いはあるが、数を認識する能力があり、数えて集合の大きさを区別することができるようなのだ。
タイトルの「数学脳(原著ではMathematical Mind)」からのイメージで、その能力をすごく限定して想像していたが、「数覚」といったらいいのだろうか?
例えば、一瞬でいくつまで数を把握できるかとい -
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別の言葉で言えば自己肯定感を大事に。
レリジエンスのために
① し続ける ピリオドを打たない ただ・・・でもいい
②スポットライトをあてない 自分の問題は大きく感じるが片隅の出来事
③過程に過ぎない 「なんでも起きたことには「今のところはね」で対処
④別のストーリーを話す 自分が自分に話しているだけでは? 死ぬ前に考える重要なこと? 自分でなんとかできること?
⑤負けた分だけ勝てる 機会を増やす(点を増やすと いつか繋がる セレンディピティ) 失敗も良い機会
⑥悪いこと書いて吐き出す
⑦ 小さい池を見つける 9点の人たちの中で9点より5点の人たちの中で9点取る機会が大事
⑧集中、没頭 シンプル -
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星野リゾートの星野さんが番組の中で進めていたので読んでみた。日本では本書自体が星野さんによる監修という建て付けになっている。
本書の主張は、商品、サービス、アクセス、価格、経験価値の5つのうち、二つの要素を選択し、うちひとつはマーケットの中で圧倒できるまで鍛えあげ、もうひとつは他社と比べて差別化したい/できている要素とする。その他の要素は業界水準を下回らない程度を維持する、というもの。
本書で繰り返し主張されているように、企業は全方位に力を入れがちであり、結果として個性のない会社になる。社内の各部門の顔を立てた結果として個別最適になるのが実態。したがって、各部門2つの要素を選ぶこと、そして3つ -
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ネタバレホテル等サービス事業を考えるにあたり重要な概念であろうと思い、読書。
メモ
・全てのビジネスに関わる5つの要素
経験価値、商品、アクセス、サービス、価格
5つの要素を通して、業界標準レベルから滑り落ちてはならない。
2つ以上の要素で5点や4点を目指してははいけない。
5.4.3.3.3が理想的なスコア
・5つの要素でどれを選ぶかはターゲット顧客が最も高く評価している要素
・成功のベースにはシンプルさと価値観
・価格で重要なのは公正で適切な価格であると顧客に信頼してもらえていること。必ずしも最低価格である必要はない。一貫性が重要。
・優れたサービスは優れた社員から生まれる。
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八方美人神話の崩壊
企業の独りよがりはやめよう、全ての要素で競合を圧倒するのは不可、全ての要素で差別化できるというのは嘘。(経営資源に限界がある)
何で戦う(どの要素に注力する)のかを決めることと、消費者を1人の人間として扱うことが大切。
■概要
価格、サービス、商品、アクセス、経験価値の5要素で事業戦略を語れるとした内容。5要素はどんな時代も不変だが、各要素の定義は時代や業界、外部環境により変わるため、各々の企業で定義が必要。(星野リゾートの定義が分かりやすい)
■感想
やや冗長で途中読むのに苦労した。冒頭と最後、特に星野リゾート社長のあとがきが読みやすい。あれもこれもの詰め込み理論よ -
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マルチポテンシャルライト
好きなことをどんどん追求していけるように手助けしてくれる本。
マルチポテンシャルライトとはいろいろな興味を掛け合わせて仕事していく人
自分がマルチポテンシャルライトなのか、どのアプローチで稼いでいくのか。
様々なワークを通じて自分がやりたいこと、ワクワクすることを考えさせてくれる
まずは時間と実験が必要。
自分の好奇心を様々な分野と掛け合わせて
いきたい。 ・生きるにも成功するにもお金は必要だが、いくら必要かは人によって大きく違う。 ・お金は、幸せな人生をつくる要素の一つにすぎない。 ・人生設計をするときは、自分の経済的ニーズ、目標、価値観、状況を知ることが大切 -
購入済み
好奇心が強い人が読むべき進路本
進路で悩んでいたある日わたしは
「やりたいこと 多すぎる」とGoogleで検索をしました。
彼女のTEDトークにたどり着いて、何となく見てみたら、「これ私だ!」と感動の嵐...
書籍でじっくりとマルチ・ポテンシャライトについて知りたくなって購入しました。
もし、買うか悩んでいる人がいたら、まずTEDを見るのをお勧めします!
それで、あーこれ私のことかもって1mmでも思ったなら読んで損はないです!