森美夏のレビュー一覧

  • 北神伝綺 上

    φ(•ᴗ•๑)

    大塚英志のものは幾つかもっている。
    森美夏の画力はちょいときたりとか。
    柳田國男だけでない云々からのもっていき方からの頭心のもっていかれ方に乾杯〃

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    2024年03月27日
  • 八雲百怪(5)

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    『北神伝綺』から、足かけ約20年。
    主要登場人物たちのエピソード0が繋ぎ合わされて、とうとうリングが閉じたな、という感じ。
    続編……もう出ないんだろうなぁ。
    寂しい。

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    2021年11月17日
  • くせものの譜

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    厄神と言われ、武辺はあるが仕えた家は全て滅びる御宿勘兵衛の視線を通して、戦国時代末期を描く。

    5つの短編から成り立っている。天正壬午の乱、さらさら越え、小田原征伐、久世騒動に依田信蕃、佐々成政、久世但馬守らが滅び衰退していく様をそれぞれの信念を御宿勘兵衛が脇役として見守る形式を取る。

    5編目の大坂の陣のみ、御宿勘兵衛が主役であり、真田幸村と自分とを対比しながらクライマックスを迎える。

    負け戦の話が連作続くのだが、暗い作品ではなく、それぞれの主人公が颯爽と自分の主義を貫いていく様子が読みやすく表現されている作品となっている。

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    2020年05月10日
  • くせものの譜

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    大坂夏の陣で生涯を終えた戦国時代の生き残り、御宿勘兵衛の一生を描く。
    真田丸でも描かれているけど武田家滅亡後の甲信は大変だったのね。織田家の支配下に収まるかと思いきや直後に本能寺の変が勃発する。
    徳川と北条と上杉の三つ巴、それに羽柴秀吉が絡んできて何処に味方すれば、生き残れるのか小豪族達は必死だ。
    武田家遺臣である御宿勘兵衛は武田家再興を目論む依田信蕃を振り出しに秀吉と争う越前の佐々成政、小田原征伐の渦中の北条家、
    と渡り歩き結城秀康に拾われたのも束の間、早死にした秀康のバカ息子忠直に付き合いきれず結城家も出奔。
    遂に死に場所を求めて大阪城に辿り着く。自らの将才には自信を持っていた勘兵衛だった

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    2016年06月30日
  • 殿さま狸

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    阿波国藩主、蜂須賀家政の半生を描く。

    父親の蜂須賀小六の名前くらいは知っていたのだけれど、嫡男の家政のことについてはほとんど知識のないまま読んだ。表では不敵な態度をとりながら、正室の比奈の前でだけ本来の臆病な姿を晒し出す家政に好感を覚える。意外や経済感覚に優れ、稲作に適していない阿波の土地で藍や塩の産業を作り出し、一大商業地に発展させた才に感嘆を覚えた。元は川並衆という出自であったからこそ、この経済の才が育まれたという流れには、ナルホドと思わされる。阿波国存続のために、狸と呼ばれた策略の才をもって立ち回る家政の姿に最後まで魅了。阿波踊りの起源説や、「のぼうの城」の忍城に対する水責めの舞台裏(

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    2016年04月07日
  • うつろ屋軍師

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    ネタバレ

    面白かったです。
    丹羽長秀さんの丹羽家のお話です。
    城マニアのお殿様とうつろを言う軍師がお家再建を賭けて…

    タッチは軽快で読みやすく、どんな空論(うつろ)な策が繰り広げられるかとワクワクしながら読み進められました。

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    2014年11月17日
  • 木島日記 下

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    ネタバレ

    相変わらず最高に美しい絵に癒されました。ただ、月のことやムーのこと、結局未解決な気がするのですが……拾い切れていないフラグ多数……
    そこがじれったいと同時にいいところでもあります。煮え切らないのを好まない方にはあまりお勧めはしません

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    2011年08月24日
  • 八雲百怪(1)

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    このシリーズ3作目の狂言回しは小泉八雲。近代化のすすむ中、日本古来の風習が廃れていく様を甲賀三郎を通じて描かれています。

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    2011年04月23日
  • 北神伝綺 上

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    宮沢賢治や竹久夢二が登場したのにはビビらされた。「木島日記」よりは読みやすいけど、おもしろさは劣る。

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    2011年02月19日
  • 木島日記 上

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    「あってはならない昭和史」。今度の狂言回しはなんと折口信夫。石原莞爾やら、スパイMやら昭和の大物が色々出て来て、とにかくすごいことになってる漫画。「フーファイター」の話が一番好き。

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    2011年02月19日
  • 北神伝綺 上

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    オカルト、民俗学、柳田邦男。
    昭和初期の軍事と魔術。

    木島日記より面白いと思う。

    大塚英志の原作で、ちゃんと完結している漫画(笑)

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    2009年10月11日
  • 八雲百怪(2)

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    どんどん八雲になつくキクリ様可愛すぎる。森鴎外がこんな扱い受ける作品て少ないだろうな…木島の新装版が出ましたけども新連載とかないですか新連載。

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    2009年10月07日
  • 八雲百怪(1)

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    森美夏さんの作品でいちばん好きだ!
    おもしろい。
    どうやって描いたらこんな絵が描けるんだろう…!

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    2009年10月04日
  • 八雲百怪(1)

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    どっかで連載が始まったという噂を去年くらいに聞いたんですが、どの雑誌かわかんなかったんですよ…でも本当に出てたんですね(涙)この人の絵は、見てると絵の表現力って何だろうどこまで行くんだろうとかそんな風に思いますョ。デジタルになったり色々してますがこの独特の雰囲気は変わらないなあ…。コミカライズの中では大塚ワールドの怪しさとか時代の雰囲気が一番出てると思います。んでキクリ様がめちゃくちゃ可愛いすぎる。

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    2009年10月07日
  • 八雲百怪(1)

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    「北神伝綺」「木島日記」に続く、大塚英志の民俗学浪漫三部作の三作目。小泉八雲編。
    オカルト好きにはたまらない逸品。

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    2009年11月02日
  • 八雲百怪(1)

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    江戸から明治へ。
    古きしきたりから新しき日本へ。
    古き神から新しき神へ。

    新しき時代への変化は古きものたちの終焉のときとなる。

    ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲。
    彼らの記憶をとどめることはできるのだろうか?

    大塚英志民俗学ロマン三部作。
    第三弾。

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    2009年10月04日
  • 北神伝綺 上

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    構図が格好良い。
    内容も暗黒オカルトで面白いです。背景の緻密さ資料などがすごいので当時の日本の雰囲気味わえますた。綺麗。

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    2009年10月04日
  • うつろ屋軍師

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    面白かったです。主人公は江口正吉ですが、個人的には丹羽長重の方が好きでした。おっとりとした性格ですがときには怒りときには優しくいい主君だと思いました!ただの空論が、最後にはとてつもない軍略に。とても楽しかったです。【小6】

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    2024年08月20日
  • 北神伝綺 上

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    小説版がリリースされたので漫画版を読み返し。学生時代はあまり内容は理解していなかったな。森美夏の画がカッコよすぎて。日本統治時代の台湾で大規模な抗日運動があり、日本人と和装をしていた台湾人が100人以上犠牲になっていたというのは恥ずかしながらすっぽり記憶から抜けていた。その報復として更なる原住民の犠牲者がいたことも。このへんきちんと勉強しないとなぁ。

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    2023年05月01日
  • うつろ屋軍師

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    丹羽長秀、丹羽長重に仕えた軍師江口正吉。
    あまり、歴史の表舞台には登場してこないが、丹羽長秀亡き後、石高を減らされるも、そのまま丹羽長重に仕え、丹羽家を支え続けた。関ヶ原にて西軍に属し、一度は断絶した丹羽家が、再び大名となり、幕末まで続いたのも、江口正吉あっての事であろう。
    見事な生き様、素晴らしい。

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    2019年10月25日