唐鎌大輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2人のエコノミストによる経済・金融論。
新書にして400ページ以上。大著だ。
内容は、、第二次トランプ大統領が始まった時点での出版なので、
トランプ政策による世界経済の混乱は「予見」にとどまっているが、
世界経済を的確に分析している。
日本経済については、この時点では石破内閣だったわけで、
先日大勝した高市内閣の「責任ある積極財政」に関しては触れようがないが、
二人の主張と高市の主張を比較することはできる。
唯一意見が一致しているのは、単年度会計に対する考えくらいか。
金利、為替、財政赤字については真逆のように思えた。物価、賃金、、、
失われた30年を作った自民党の新しい党首に期待をして投票 -
Posted by ブクログ
経常収支は黒字でもキャッシュフローから見た円の実需はマイナス。インバウンドを打ち消して余りあるデジタル赤字も寄与。当面この流れは変わらない。貯蓄から投資への移行で家計までもが円売りに走る可能性が高い。これらが相まって長期的には円安基調が続く。
実に真っ当な結論で、誰も異論は無いように思える。原因を突き詰めれば人口動態だと思う。シュリンクすることが確実な市場に誰が投資しようとするだろうか。その意味でもう手遅れのように思われる。
この事実を踏まえて、今後我々日本人がどのような社会を選択するのかが問われている。外国企業の直接投資を処方箋として挙げていて、それで経済統計は持ち直すだろうが、当の日本国民 -
Posted by ブクログ
ネタバレ通貨高は先進国の悩み、通貨安は途上国の悩み。
為替の説明変数は多数ある。成長率、金利、需給の3つが基本的なところ。
成長率は、コロナの緊縮度で日本が出遅れている。
金利は日本だけ低い。スイスでもマイナス金利を終了。
需給は、対外純資産国だったため、安全資産として円が買われた。しかし、国際収支の悪化=貿易収支の赤字+所得収支の黒字へ転換。
成熟した債権国へ移行している=所得収支は現地で再投資されるため、需給に表れにくい。
対外純資産は日本がドイツに追いつかれつつある。
日銀は総合的には円安にはメリットが多いと考えているが、各論ではマイナスが多い。
過剰なコロナ対策が、円安の遠因。
REER=実