松本博文のレビュー一覧
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自分はいわゆる観る将なので、いろんな魅力溢れる棋士との対話がまとめられた本書は大満足の内容でした。登場される棋士も引退された先生から若手女流棋士まで幅広く、皆さんの人生の一端を垣間見ることができて、どの棋士の方のお話も興味深かったです。Posted by ブクログ
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僕はこの世の天才の存在を信じており、藤井聡太7段、卓球の張本智和、バドミントンの若手女子たちの活躍を頼もしく思っている。
世の中が、コワモテの首領(ドン)ばかりになり、戦後教育を受けた者には明るくない時代となる中で、希望だと感じる。
天才少年が、天才青年、天才壮年、天才老年を迎えられるか、保証...続きを読むPosted by ブクログ -
藤井聡太君のことはもちろん知っていましたがその凄さを全く
理解していなかったことを思い知らされました。
小学校2年生の息子が将棋をしているということもあり
藤井君みたいに育ったら良いなぁと思いながら手に取ったのですが
将棋界のことを一から解説してくれる良書でした。
ただタイトルからはどうしたら藤井...続きを読むPosted by ブクログ -
佐藤は頭を下げ、投了の意思を示した。それはきっと、歴史的瞬間であったのだろう。いつかは棋士がコンピュータに敗れるときがやってくる。そう多くの人間がどこかで漠然と思っていたはずである。しかしその瞬間が訪れるのは、意外なほどに早かったのではないか。この現実に、どう向き合えばいいのか。とまどいを隠せない...続きを読むPosted by ブクログ
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将棋の知識はほぼないものの、家人につきあって将棋番組を見ているうちに、棋士の方々に親しみを感じるようになりました。電王戦のことも知っていたので、臨場感たっぷりに描かれた棋士の方々と電王戦との関わりを、とても興味深く読みました。将棋ソフト開発の歴史からも、将棋の複雑さ奥深さが感じられて面白かったです。Posted by ブクログ
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コンピューター将棋のドキュメンタリー。非常に面白かった。ちょっと考えれば分かることだけど、将棋の複雑なルールと指し手をコンピューターに覚えさせてオートで指させるのは難しい事だと思う。結局、プログラムは人間が組み上げるのだから、その人の設計思想が影響するのが面白い。個人的に一番面白いと思ったのが各駒に...続きを読むPosted by ブクログ
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棋士がコンピュータに敗れる日が来たのは、僕の予想より少し早かった。大方の現役棋士も、もう少しあとだと予想していたという。しかしさすがに羽生や森内は早くから、2010年頃には人間が敗れる日がくる、と予想していたというのは、単純に「さすが」と思う。
機械学習の仕掛けを導入した「Bonnanza」がエポッ...続きを読むPosted by ブクログ -
もう5年も前の本。すでに藤井さんは8冠を目前にしています。著者の将棋の記事が好きで手に取りました。すでに将棋の世界においてはAIに人間が敵わないことを前提としたうえで、様々な出来事が語られる。AIが人間を超えたことによって将棋界はますます魅力的になったと思いますが、それを予見したような本ですね。素晴...続きを読むPosted by ブクログ
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(失礼ながら)比較的マイナーな棋士まで幅広くインタビューされているのが新鮮。インタビュー内容深くはないが、それぞれの棋士の個性はしっかり押さえられており、興味深い話をいくつも読めた。Posted by ブクログ
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コンピュータ将棋について、主に2010-2015年当たり前でを綴った一冊。
現在ではAIでの形勢判断が当たり前になっているが、そこに至るまでは棋士の側や見る側はもちろん、将棋ソフトを作成する側にも様々な葛藤があったことがよくわかった。Posted by ブクログ -
「藤井聡太はAIに勝てるのか?」というタイトルはキャッチコピーに過ぎず、将棋ファンなら誰でも勝てる訳がないことを知っている。
将棋ファンには、棋士や将棋ソフト開発者の内幕を知ることができて面白い本だが、今の将棋ソフトがどれほど強いのかを知らないタイトルだけに引かれて読んだ人は、肩透かしを食らった気に...続きを読むPosted by ブクログ -
藤井聡太は関係なく、AIが進化して既にプロ棋士のレベルを凌駕してる、ということを主に書いた本。
ただ一番面白かったのはAI将棋の進化よりも、引退した元棋士の話だった。Posted by ブクログ -
プロ棋士とコンピュータとの戦いの歴史。既にプロを打ち負かせるほどに進歩していたとは驚いた。チェスが勝つのはありと思っていたが、まさか将棋までもとは思っていなかった。また、ルポと称していることもあり、将棋対コンピュータの話を越えた何か哲学的なものも感じた。将棋に少しでも興味があるならば一読を勧める。今...続きを読むPosted by ブクログ
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幼少のころのエピソードから2017年の森内戦まで。将棋に詳しくない者にもその凄さがわかりやすい。
藤井聡太四段(当時)にはもちろんのこと、対戦相手や解説棋士に対しても敬意を表する文章に好感が持てます。
藤井入門書として観る将の自分はオススメ。Posted by ブクログ