内藤濯のレビュー一覧
-
購入済み
『大切なものを』子供目線で
児童文学ですが、大人になって初めて解釈出来る内容だなと感じました。子供の時に読むと、抽象的で何を伝えたいのか、理解出来無かっただろうなと思いました。しかし、抽象的だからこそ、自分自身の事に当てはめて考えることが出来、読み返すごとに理解が深まったり、その時の心情や境遇によって受け取り方も変わってくるのではないかと思います。初めて読みましたが、また異なる邦訳のものも挑戦してみたいです!
-
Posted by ブクログ
共同通信「本の世界へようこそ」が好きです。
担当の田村文さんのレビューが気になって
再読しました。
「無人島に持っていく本」
そんなタイトルが目を引きました。
偶然(?)にも文藝春秋BOOKSにて
小川糸さんも…
「私が無人島にこの本を持っていく理由」
とあります。
田村文さんは2019年の9/16。
小川糸さんは2019年の6/4。
おっと、まさかのニアミス(?)ですか。
★
私の初読は学生のとき。
おそらく23~24歳だと記憶しています。
それなりに純粋なつもりで
本当のことを見つける視点を
手に入れるために
読んでいたんじゃないでしょうか。
大人の威張りくさってる
世の中はど -
Posted by ブクログ
鬼のような人間嫌いの主人公アルセスト。
青年故か、誰にたいても斜に構えて反論のみw
誰も認めようとしない思考回路がすでに自分をかぶっていてつらいですw
アルセスト「僕はあらゆる人間を憎む。」
この発言に集約されるアルセストのキャラがいいです。
悪い事をしてるやつらは当然憎むし、社交界に染まって媚びまくってるやつらも鬱陶しいから憎むし、人徳のある立派な人物さえも憎む心を持っていないというところがうざいから憎むという徹底ぶりw
まあこんな男がフランスの社交界でうまく行きていけるわけもないので、アルセストと周りを取り巻く人間との絡みは喜劇そのものです。
ついでにといっては失礼で -
Posted by ブクログ
この物語は一人一人解釈が違うと思う。
『星の王子さま』は『ぼく』のイマジナリーフレンドだったのではないか。もう一人の『ぼく』。なぜ大人は理解してくれないんだという思いが、作り出しだ唯一理解してくれる、ちょっと不思議な王子さま。
大切にしているバラもたくさんあれば価値が下がる。それは星も同じ。
けどそんな事はない。
本当は一つ一つにもの凄く価値がある。
私達がたくさん見てる星も、本当は一人一人の笑顔で輝いている。
星の王子さまはみんなの心の中にいるもう一人の自分ではないのかと思いました。
自分の事を否定しないで大切にしよう!という作者からのメッセージではないかと思いました。
(※あくまで個人