内藤濯のレビュー一覧

  • 星の王子さま

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    “かんじんなことは、目に見えないんだよ”
    キツネが星の王子さまに語った言葉。
    それは、
    友情、愛情、親切、優しさといった、
    目には見えないけど
    確かに存在する価値のように思います。

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    2025年11月28日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    読んだことあったけど久しぶりに読んだら泣けた。
    読むたびに感想が変わる作品の一つだと思う。
    砂漠が輝いているのは井戸を隠しているからだという考え方をしたことがなかったのでその辺りの会話が心に響いた。
    童話ではあるけどとても大切なメッセージが込められてる気がする

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    2025年06月16日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    (ネタバレあり)言わずと知れた、児童文学の皮を被った哲学書です。とにかく考えさせられる台詞が多いのが特徴と思います。

    王子さまの目は非常にプリミティブであり、純粋であり、子どもっぽさがあります。だからこそ見えるものもあるのではないでしょうか。

    「かんじんなことは、目に見えないんだよ」

    作中の言葉を引用すれば、この一文(一言?)だけでも読むに値すると思います。

    ただ、感情移入をする小説ではないため、そういう読み方をすると苦労すると思いますし、またたくさんの訳者さんがいるため、合う訳合わない訳があると思います。

    全体を踏まえたうえで、星5をつけたいと思います。よかった。

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    2022年11月02日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    子どもからしたら大人って難しい言葉を並べるし意味もなさそうなことでふんぞり返ってるから不思議で面白くて変な生き物。大人からしたら子どもは可愛いけど何するか分からない、何を見て何を考えて何を訴えているのか分からないから不思議で面白くて変な生き物。でもそのかわり、子どもと大人の切り替えっていつの間にかなってるから、大人は子どもの時の素朴な疑問を忘れているから子どもの些細な疑問、子どもにとっては大事なことでも「そんなことより…」って言えちゃう。
    王子さまと“僕”の会話は「大人たち」と「大人になりたい」って思ってる人達に本当に大切なことを教えてくれてる。

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    2022年08月22日
  • 星の王子さま

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     この本を読むのは10回目ほどなのに読む度に新しい価値観を与えてくれる大好きな作品です。たいせつなものは目に見えないけど1つだけ目に見えるものを見つけました。それは「星の王子さま」という作品。これは世界中の大人、いや、子供たちにも読んで欲しい。

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    2022年03月01日
  • 星の王子さま

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    子供の頃、大人になった頃に読みたい。
    実際に読んでみました!
    子供の頃。
    読書感想文で課題図書だったのかな?
    「書く」ことが大好きで、楽しく読んで書いた記憶。そして、読書感想文の賞もらって、校内放送で読みました。あと、それがきっかけでアルジェリアについて調べて、発表した記憶もあります。
    その頃どんなことを感じたかまでは覚えてないけど、これが全て。1度しか読んでないけど、アルジェリアについて調べるくらい、子供の心に残ってた。

    大人になってからの出会いは、君の膵臓を食べたい。本を適当になおしたほうが、宝探しみたいで楽しい。そんな大好きなシーンに出てきた本でした。
    それがきっかけで改めて星の王子さ

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    2021年08月24日
  • 星の王子さま

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    一生大切にしなければならないことが明確に書かれていて、何を言ってるか分からない複雑な本より断然心に響きました。

    以下私が大切にしようと思ったフレーズです

     だけれど、ぼくたちには、ものそのもの、ことそのことが、たいせつですから、もちろん、番号なんて、どうでもいいのです。

     ずるそうなふるまいはしているけど、根は、やさしいんだということをくみとらなけりゃいけなかったんだ。花のすることったら、ほんとにとんちんかんなんだから。だけど、ぼくは、あんまり小さかったから、あの花を愛するってことが、わからなかったんだ

     だけど、あんたのその金色の髪は美しいなあ。あんたがおれと仲よくしてくれたら、おれ

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    2021年03月02日
  • 星の王子さま

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    読むタイミングによって理解が深まっていくような作品だと思います。何かをずっと考えている人には、答えのような作品になると思います。大好きなお話しです。

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    2020年03月21日
  • 星の王子さま

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    時間がたくさんあるはずなのに余計なことして忙しいと錯覚する。
    抽象度をあげればほとんどの作業が必要ない。
    持ち物の少ない場所へ行ってゆっくりしたいなぁ

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    2017年07月27日
  • 人間ぎらい

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    自分を曲げることができないアルセスト。だけど、恋には逆らうことができない人間らしさに安心した。

    喜劇だけど、悲劇的

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    2015年05月07日
  • 人間ぎらい

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    一見飄々と書き上げたかの作品に見えるが、喜劇と悲劇という対極に位置する両者を苦も無く流麗に調和させる技術は物語の書き手なら誰もが嫉妬を禁じえない喫驚の一言。かのゲーテが本作を読んでモリエールに会う事を渇望したというのも頷ける至極の戯曲作品。

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    2011年11月21日
  • 人間ぎらい

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    モリエール随一の傑作とされる性格喜劇。若気の至りの塊のような青年アルセストが人間嫌いになっていく様を、ユーモアとペーソスたっぷりに描いていてほほえましい。理解してくれる友人がいて君は幸せだよ!

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    2011年09月04日
  • 人間ぎらい

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    モリエールにはまったきっかけ。タイトルに惹かれて手にとってみれば、まあ面白い。高校生のうちに出会えてよかった。数作品読んだ今もモリエールの中では一番好き。

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    2011年05月22日
  • 星の王子さま

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    ネタバレ

    面白かった。でも現代サブカルに汚染された自分は王子様×花、絶対おいしい!妄想が捗る!ってなった、ごめんなさい。

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    2025年03月02日
  • 星の王子さま

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    悲しみの物語だった。愚かに思える大人も結局は寂しがりで、子どもみたいな虚勢を張る。どんな立派な人間も本当はちっぽけな存在だ。けれど、それでも誰かを愛したり、傷つけたりする。でもそれでいいじゃないか。王子様は子どもで、純粋で、物事のほんの一部しか見えていない。絵の中の象が見えていないのは王子様も同じで、彼が軽蔑する大人たちは決してつまらない生き物ではなく、小さな星で足掻く尊い命なのだ。だからこそ、大人になることを諦めてしまった王子様のことが、悲しくて仕方ない。

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    2024年04月10日
  • 星の王子さま

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    この話を読み取ろうとすると、難しくて子どもにはできない…
    ただ、一つ一つの言葉がなぜか胸に刺さる気がして、、。

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    2024年03月31日
  • 人間ぎらい

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    ロドリーグ。騎士。名門の家。恋人シメーヌ。ある日、ロドリーグの父親が、シメーヌの父親からビンタされる。ロドリーグは父親から「(私をビンタした)シメーヌの父親を殺して名誉を回復するのだ」と依頼される。ロドリーグは、シメーヌの父親を決闘の末、殺害。ロドリーグはシメーヌの館を訪れて、自分を殺せと迫るが、シメーヌは躊躇する。ピエール・コルネイユCorneille『ル・シッド(勇者)』1636 悲劇

    生のどの瞬間も、死への一歩である。ピエール・コルネイユCorneille

    トロイア戦争でトロイアはギリシアに滅ぼされる▼アンドロマック(アンドロマケ)。女。夫(トロイア王子)がアキレウス(ギリシア)に殺

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    2023年07月29日
  • 人間ぎらい

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    面白い。
    おべっかや飾り立てた大仰な言葉遣い、本心とは異なる表面上の友情と愛情で満ち満ちた社会を嫌うアルセスト。
    「嘘をつくと蕁麻疹が出る(これは違国日記の高代槙生)」かのような彼は、真実の見えない厚化粧な社交界を嫌う。つまりは「人間嫌い」ということだろう。

    しかしそんな彼も「恋ってやつぁ、理性じゃどうにもならないんでね」と、本来彼が憎む部類の女性に恋をする。その様は、自分の主張を偽らず世間が嫌いだと言って憚らない頑固で一本気な彼らしく、大いに気狂いじみている。

    馬鹿馬鹿しい世間とアルセストの対比というのを基調に、それらをさらに、馬鹿馬鹿しくしかし哀れなほど真剣に恋しているアルセストの様と

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    2023年04月23日
  • 星の王子さま

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    いわずと知れた古典的作品というか。
    砂漠で遭難した飛行士と、謎の小さな王子さまの、心の交流を描いた物語。

    飛行士は、子どもと大人の境界のような心を持つ。
    王子さまは、愛らしく純粋で、それゆえにちょっとめんどくさい(笑)。
    10代の頃は、あまりピンとこなかったのだが、あらためて読んでみて、表面的なものばかりにとらわれてしまうことの危うさと、この世のどこかに愛するものが存在することの心強さが、すこしだけ伝わったような気がした。
    また時間を置いて読んだら、印象が変わるだろうか。

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    2022年06月23日
  • 人間ぎらい

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    本音と建前を弁え、言葉を並び立てて"良識"のある人間として振る舞う社交界貴族達の言動も、言葉や気遣いで固めた人間の心の醜さに耐えられず、真っ向から反発する青年アルセストの言動も喜劇として見ると滑稽でおかしい。が、それはくすぐられるようなおかしさではなく、痛切な余韻を残すおかしさである。喜劇と悲劇の表裏一体を描いており、これが喜劇の随一とされるゆえんかと感じた。

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    2021年02月26日