内沼晋太郎のレビュー一覧

  • 本の逆襲

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    本や雑誌、エディトリアル・デザインがダメなんじゃなくて、出版社を中心としたビジネスモデルが崩壊しかかってるだけ、と日頃感じていたことを、再認識させてくれた本。

    いやそれ以上に、出版社が関わらない「本」の可能性が、色んな事例を上げ解説されていて、とてもワクワクさせられた。

    業界に閉塞感を感じている方は一読するといいかと。

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    2014年02月25日
  • 本の逆襲

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    本の持つ知識やナラティブの伝達という価値を広げていくために、既存の枠組みや商慣習にとらわれずに、本との相乗効果が高そうなものと掛け合わせて新しいことにチャレンジしていく。自分だったらどんな形で本の可能性を広げていくだろう?アイデアを考えるのが楽しそう。面白いアイデアはまず自分がやりたいと思うことをお金をかけない範囲で初めたほうがいい。お金は後からついてくる。

    本の流通の仕組みなど、恥ずかしながら意識したことがなく知らないことが多かった。言われてみればどこの店で買っても同じ値段だった…知恵や情報は安く早く満遍なく流通させる独自の仕組みがつくられた、なぜなら多様性を担保されるべきなので。という人

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    2024年10月14日
  • これからの本屋読本

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    まさに「本と本屋を愛する人へ」読んで欲しい!
    読書の本と本屋への愛を感じる本。
    心からときめいてしまった。
    そしてとても勉強になる。

    本の旅は百人百通りだから読み違えてもいいし
    完璧な読み方というのは存在しない。
    この言葉に心が楽になった。

    また明日からも本を読もう。

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    2022年02月22日
  • これからの本屋読本

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    本屋になる(広義)場合の方法について広く深く示してくれている本

    あわよくばこれからの本屋講座を受講したかった

    ときどき読み返して生き方を軌道修正したい本

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    2022年01月11日
  • これからの本屋読本

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     本屋さんになるためのガイド。最後の章、著者がやってきたことが刺激的。

     「本屋をダウンサイジングする」が参考になる。大商いを考えいるんであれば本屋はそれにふさわしくないし、ある種「生き方」としての本屋を目指すなら、ここの書かれていることはすごく参考になる。

     成功者の堀部氏等との鼎談での堀部氏の発言は興味深い。何を求めて本屋をするのか、ということ。

     すでに業界にいる人とそうでない、夢見ている人では受け止め方がずいぶん違う本になるだろう。前者にとってはすぐ参考になる実用書、後者にとってはおとぎ話。

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    2021年05月16日
  • これからの本屋読本

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    本を取り巻く状況が厳しくなるにつれて、意識的に本そのものを題材に扱う本が多くなってきました。そしてそういう本を読む人は基本相当な本好きだと思う。
    知らないうちに著者の内沼氏の関わった書店に行っていおりました。
    下北沢のB&B、長野上田のNABO。特にNABOについては2回行きました。上田という町自体が何故か書店が妙に多くて、文化的な香り漂う大好きな町であります。

    さて、この本は本屋になりたいと願う世の中の本好きの心をちくちくと刺激する本です。本屋というものの定義は彼にとってとっても広く、本を売らなくとも本を人に勧めていくだけでも広義の本屋と思ってくれているようです。僕も出来れば、音楽

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    2019年04月17日
  • これからの本屋読本

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    本と本屋が好きでたまらないのです。みんなそうでしょ? だったら読んでワクワクしたほうがいい。
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    ずいぶんレビューをサボったおかげで、積本が異常に増えてしまった。

    いうまでもないが、本が好きだ。本屋も好き。
    本屋をやっている人や、やろうとしている人も、好きだ。

    下北沢B&Bの内沼晋太郎氏による、本屋とはなんぞや、本とはなんぞや、という本。

    なのだが、最初にひとつだけ。

    上部の角が落とされた装丁で、目を引くのだが、これが妙に読みにくい。
    ページとページの間の隙間から見える、本ではない部分が気持ち悪い。
    ああ、でもこれは本屋の形を表しているようでいて、体験上は本と本で

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    2022年06月01日
  • 本の逆襲

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    著者はB&Bの代表者。
    ヒントになりそうな記述がいくつか。
    Carbon Copy Leading Note 
    位置情報と本を結び付けられないか?

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    2015年11月30日
  • 本の逆襲

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    著者の思い描く本屋や本の これからについて。
    まぁ自分も賛同というか、そうなればいいなー・実現するんじゃないか?…と思えてくる。
    よく考えればたどり着きそうな考えなのに、とも思えた。

    web進化論にも、Googleブックスについて書かれてた覚えがある。そういったものが逆襲や革命を起こす…のだろうか?

    敵(?)に負けないで欲しい。自分も良質な本(著者が唱える広義、いや超広義?な意味の)を日々 渇望しているので。

    ☆5 でもいいんだけど、この新書の紙質が気に入らない(笑)。あと表紙も。本屋の店員さんに勧められなきゃ 買わんかっただろうし。

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    2015年06月19日
  • 本の逆襲

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    本の定義を拡張して考える、というのがすごくしっくりきた
    B&Bいいお店だよな〜
    そこでなにかしていることがきちんと伝われば自然と足が向いていく場になる
    リアルの場も、オンラインも、プロダクトとしての紙も、どれも溶けて融合させていく
    本の未来は明るい

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    2015年03月26日
  • 本の逆襲

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    「出版業界の未来は暗いかもしれないが、本の未来は明るい」という紹介文の出だしを読んだ瞬間、これは読まなきゃと感じた。
    筆者がまず挙げている「これからの本について考えるための10個のポイント」を、備忘のために列記。

    1.本の定義を拡張して考える
    2.読者の都合を優先して考える
    3.本をハードウェアとソフトウェアに分けて考える
    4.本の最適なインターフェイスについて考える
    5.本の単位について考える
    6.本とインターネットとの接続について考える
    7.本の国境について考える
    8.プロダクトとしての本とデータとしての本を分けて考える
    9.本のある空間について考える
    10.本の公共性について考える

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    2014年09月28日
  • 本の逆襲

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    ネタバレ

    斜陽と言われる出版業界に対して、新たな視点を持ち込み利益を出す町の本屋の経営者。本というものを売るのではなく、本好きが増えて、本を媒介とする体験を売っている。
    エクスペリエンスマーケティングの具体例っぽい感じ。アプローチは好み。
    真正面からのマーケティング本より、モノが売れない時代の生き残り方として参考になる。
    特にイベントの打ち方が面白い。有名人は呼べないとあきらめず、とりあえずチャレンジしてみる。
    読者のニーズベースで考える。
    など。

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    2014年07月24日
  • 本の逆襲

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    読まず嫌いをしていた。
    考え方は、僕とは少し違うんだけれど、でもそれがちょっと面白かった。
    “本”の考え方のお話。
    本に変わり得るコンテンツは巷に溢れている。
    本を沢山読まなくても人は生きてはいける。
    本は場所をとり、本を読むのには時間がかかる。
    でも、本が好きだという人が実は沢山いることも事実。
    ただ、そんな人たちの意見というのは新しいコンテンツの革新性と比較するとかすんでしまう。
    それでも、街には本を愛する人がいる。
    本というものの捉え方。
    本をつかったアプローチ。
    その先に見据えるもの。
    僕は僕なりに本と対峙していきたい。

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    2014年06月08日
  • 本の逆襲

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    下北沢でビールの飲める新刊書店を運営しているブック・コーディネーターによる、出版業界や書店業界の今と将来とをまとめた作品。
    作者自身、「本の世界を歩くための地図」と表現しています。

    取次や定価販売の問題と、異業種からの参入が難しい様々な障壁。
    日々潰れる街の本屋と大資本しか生き残れない現状。
    マーケティング的思考や生活者起点の欠如。

    何となく知っていた諸問題を改めて学ぶことができました。


    毎晩トークイベントを行って、使用しているアンティーク本棚を委託販売して、おいしいビールとコーヒーを飲ませる下北沢の本屋さん。
    街の本屋の新しい形。

    本好きに限らずとにかくあらゆる興味層の人々を一度来

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    2014年05月26日
  • 本の逆襲

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    著者は広い意味での「本」について書かれていましたが、私には難しくてイメージしにくいところもありました。

    紙の本の可能性を拡げる試みが印象に残りました。

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    2025年08月28日
  • これからの本屋読本

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    自分で蔵書を持つことの意味や、本とは「書かれたもの」だけでなく、「読まれたものの」のことも含む、などなど本好きの本論が面白かった。本好きって、決して語られている’内容’だけを愛しているということではなくて、読んだ思い出とか、結びついた自分の体験や、読書を通した経験を含めて本好きなんだよな。
    後半は本屋開業やビジネスに関する内容なので読み飛ばし。私は本屋を目的に出かけたり、足繫く通うタイプの読書家ではないのだけれど、大型書店や独立型書店という場自体にも興味が生まれた。

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    2025年03月31日
  • これからの本屋読本

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    本屋さんが好きで興味があって読みました。
    少し私には難しいところもありましたが、本屋に纏わる本をもっとたくさん読んでまたこちらの本にもう一度戻ってきたいと思いました。

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    2024年05月12日
  • 本の逆襲

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    本好きの星、内沼晋太郎。
    B&Bやバリューブックスに携わっている事で有名です。知る人ぞ知るなのかもしれませんが、本というものを書店という形以外で広めるという事にすごく影響を受けました。本に関わる人は広義の本屋であるという説には勇気づけられたものでありました。

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    2023年08月15日
  • 本の未来を探す旅 ソウル

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    かなり読み応えがあった一冊。
    韓国という国のカルチャーが本屋から人から滲み出ていた。インタビュー形式から成るこの本から、リアルな一人一人のストーリーが伺える。
    まさに本で旅をするとは、こういうことかと体感した。コロナにより海外への渡航が困難になった今、書籍を通してディープな国や街を知ることができた。いつしかこの本を片手に、ソウルの様々な本屋を訪れたり、人との交流を図ってみたい。
    行動的で情熱に溢れた人々が、そこにいる。

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    2022年06月19日
  • 本の逆襲

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    著者がどういった経緯で今の仕事を始めたのか、「本」の定義についてが書いてあった。私はこの本を読んで、本とは知識や情報を的確に他者に伝えることかなと感じた。B&Bが新刊書店が生き残るためのビジネスモデルを模索するために始まったこと、ビールが飲める店にしたことで、行きたくなった。私も副業として小さな書店を始めたくなる。

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    2021年12月07日