あらすじ
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日本から飛行機で少しだけ先、韓国のソウルではいま
毎週のように本屋が生まれ、毎日のように個人が本を出版する。
その多様性を牽引するのは、1980年代生まれが中心の若い世代。
彼らはどんどん独立して、本を通じた活動を広げている。
どうしてこんなに面白いムーブメントが日本で知られていないのだろう?
そこには「本の未来」が転がっているかもしれないのに。
書店主や編集者など、本の現場で果敢に実験を挑む
新世代 20人を訪ねてまわり、ロングインタビューを行なった。
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Posted by ブクログ
これ読むと、韓国だけでなく、日本にも何か希望がもてる。
あらためて読むと、ソウルの本に携わる人たちは、日本より外に開いている感じ。上手く書けないけど。
この感じは映画にも音楽にも感じるのよね。
見据えてる世界が広いというか。
日本に微妙に欠けている部分。
独立系書店がどんどん増えてる今だからこそ、再読して欲しい本でもあるなあ。
Posted by ブクログ
自分が欲しい本屋を作る、読みたい本を作る、とにかくやってみる。どんどんやってみる。そうして残って行くものは残っていき淘汰されるんだろう。
「ホンデ」というローカルフリーマガジンが「街を時間的にも記録していくメディア」である、というところが興味深い。曰く「Googleが提供するような現在の単純な『位置情報』ではなく、ここには過去どんな空間があったのかという『存在情報』を見せたい」これ、OSMを知ってからわたしが興味を持っていることだ。
「読書会」を専門にする書店、というのもおもしろいアイデア。
Posted by ブクログ
かなり読み応えがあった一冊。
韓国という国のカルチャーが本屋から人から滲み出ていた。インタビュー形式から成るこの本から、リアルな一人一人のストーリーが伺える。
まさに本で旅をするとは、こういうことかと体感した。コロナにより海外への渡航が困難になった今、書籍を通してディープな国や街を知ることができた。いつしかこの本を片手に、ソウルの様々な本屋を訪れたり、人との交流を図ってみたい。
行動的で情熱に溢れた人々が、そこにいる。
Posted by ブクログ
ソウルでは今、空前の本屋ブームだという。
インターネット、スマートフォンの普及率が日本よりもずっと高い中で、国民みんながスマホで検索して、HOTな店に足を運んでいるようだ。
本屋を起業する人達も30代の若い人たちばかり。多くが日本の本屋をモデルにしている。韓国の出版業界は一度滅びているという、そんな危機的な状況の後にやってきた波のよう。もしかしたら数年後にはなくなっているのかもしれない。それでも軽やかに、他にはない個性的な本屋を展開するソウルの街の産み出すパワーを感じた。
詩の専門店、読書会をメインにした店がおもしろかった。詩もブームになっているようだ。インスタに詩をあげている若者も多いとか。
日本にもそんな紙と活字を愛する人たちのブームがやってきたらいい。韓国のファッションやアイドルは若い子に人気だから。
でも、一過性のものでなく、末永く本が愛され残る事を祈らずにはいられなくもなった・・・。