友廣純のレビュー一覧

  • ひとりの双子

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    The Vanishing Half -消えゆく片割れ-と題された本作。
    マラードという地図にも載らない小さな町に生まれたデジレーとステラの双子の物語。
    マラードは肌の色の薄さで評価される町である。その背景には、黒人の血が一滴でも入っていれば黒人であると判断された歴史にあり、その意識が人々に刷り込まれてしまっている。
    それでいうとデジレーとステラは見た目は白人の黒人であり、それによって様々な耐え難い出来事を経験する。それに耐えかねていよいよ家出し、結果2人はその性格から全く別の人生を歩むことになる。デジレーは自分のありのままを曝け出し思うままに、ステラは自分を隠して生きていく。
    そしてそれぞれ

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    2026年07月09日
  • ザリガニの鳴くところ

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    重くて苦しかったけど、読めてよかった
    上手く言語化出来ないけど、読んでて心に何かが引っかかるような感じ

    読み終わったあとは自分の大切な人達にすぐにでも会いたくなりました

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    2026年07月06日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    湿地で暮らす貧乏白人のもとに生まれ6歳で家族に見捨てられ一人で生き延びたカイア。湿地の自然と共生しそこから得た知識が彼女の生活を支え、心も支えた。孤独を知ったと感じてもまた次の孤独が彼女を襲い、よろよろしながらも立ち上がっていく。作中に出てくる詩も胸を打つ。彼女は時に自衛のため外界を遮断することがあったが、誰かと繋がりたくて手を伸ばしていたんだと知って切なくなった。

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    2026年06月26日
  • ザリガニの鳴くところ

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    生きることは綺麗事だけではなくて、
    そのためには差別も偽りも裏切りもある。
    そのどこまでが許され、
    どこからが許されないことなのか、
    それすら湿地の自然界においては
    すべてが些末なことのようにも思えてしまう。
      
    人間の世界での善悪なんて
    この広大な自然の前では何の意味もなく、
    ただすべての生物は
    生命のある限り、それを全うするだけなのだ。

    カイアの生き様はまさにそれがすべてだからこそ、
    いつまでもその人生が頭から離れない。

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    2026年06月21日
  • ザリガニの鳴くところ

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    伊勢に旅行してるときに読んだ。
    だからかザリガニというより伊勢海老のイメージで読んでた。
    伊勢の他にも丸山千枚田を見に、同じ三重県の熊野市にも行った。そこは、道中自然が間近に感じられる。熊野古道としても有名で、何かしら動物が出てきそうな雰囲気。特に熊は出てこないか、ずっと怖かった。
    でも、カイアにとっては自然はそうではない。
    どちらかというと作中には海辺の生き物が多く登場するが、とにかくカイアにとってはずっと自然が拠り所だった。
    そのことを根底に読むと凄く納得のいく話だった。最後まで読み応えがあった。
    特に終わり方と表紙は綺麗。どちらも心にジーンとくる。

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    2026年06月19日
  • ザリガニの鳴くところ

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    行ったこともないアメリカの田舎の情景が目に浮かぶ表現力が素敵。1人ぼっちで生活する少女の孤独やら苦悩やらの心情と、人を信じたくても信じ切れない葛藤と成長が面白くてどんどん読み進めれる一冊でした。

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    2026年05月14日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    湿地の描写が全て目に浮かぶようで心地良い、失われてしまうとわかっても父親とふたり過ごしたところが好きだなあ。カイアが1番に自然と共にあったからこその結末、めっちゃ好き。

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    2026年05月12日
  • ザリガニの鳴くところ

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    湿地帯で育った孤独な少女。学校にも通えず差別と偏見に耐えながら成長し、誰よりも詳しくなった湿地帯の生態を書籍化するまで立派になったが、殺人容疑者として裁判沙汰となる。陪審員か下した判決、真犯人の正体は・・・。人生の大事なことを生物の生態から学び、たくましく成長する過程も楽しめるし、動物学者である著者ならではの詳細な自然描写も秀逸。そして、ハラハラさせながら結末まで読ませるミステリー要素も万全で、傑作でした。

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    2026年05月06日
  • ザリガニの鳴くところ

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    アメリカ南部の海岸沿い一帯の、大自然の情景描写が素晴らしく、
    また、その大自然やそこに住む動物たちと一体であるかのように暮らしている、
    主人公の少女カイアの心理描写も良い。


    自力で集めた食材で作る質素な食事も、
    町の賑やかな飲食店で出てくる色とりどりのメニューも、
    自然が与えてくれた恵みでありそれをいただく自分たちも自然の一部であるという、
    食物に対する愛おしさが伝わってくる記述であるところが、
    読んでいて心と体が温まるような感じがして良い。

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    2026年04月21日
  • ザリガニの鳴くところ

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    普通じゃない境遇に生まれ育った主人公の純真さとしたたかさの相まった生き方が、良くも悪くも美しい自然の中で輝いている。

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    2026年04月16日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ザリガニの鳴くところ

    著者:ディーリア・オーエンズ

    2019年・2020年アメリカでいちばん売れた本という肩書が気になり手に取った小説。

    とにかく物語の重厚感に圧倒された。

    ノースカロライナ州の湿地で発見された死体を巡る法廷ミステリーが主軸であるものの、
    湿地に1人残された主人公の成長譚や、貧乏白人を描く社会差別、DV、三角関係の恋愛小説と、色々な切り口で物語を楽しめた。

    また、野生動物学者である著者の自然描写が美しい。

    ーーーーーーーーーー

    潟湖には、生命と死のにおいが同時に漂っていた。成長する有機体と、腐敗する有機体が交じり合ったにおい。カエルが嗄れた声で鳴いていた。カイアは

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    2026年04月11日
  • ザリガニの鳴くところ

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    家族にも恋人にも見放され、社会の端へと追いやられたカイア。彼女が広大な自然の中でたった一人、自らの力で生を繋ぎ止めていく姿に、何度も胸が締め付けられる思いでした。孤独という名の寒さに耐えながら、彼女が湿地の生き物たちに見出した「真理」。それは残酷で、けれどどこまでも純粋なものでした。一人の女性の数奇な運命と、自然への深い愛が織りなす、魂の震える名作です。

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    2026年04月01日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    一つの章が細かくて連ドラみたいに読めた。ジャンピンが好きだった。ミステリー小説というくくりだけでは足りないような気がする。続きが気になってしょうがない話だった。
    父との関係に自分の母親を重ねて読んだ。あそこまで酷くないが、相入れないと思っていた相手とふとしたときに仲良くなれたときの自分が生まれてきてよかったのかもと思える幸せと、やはりどこかで食い違いまた仲違いしてしまったときの仲が悪かった期間分と仲が良かった期間分が積み上がり倍増する喪失感とやるせなさに。

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    2026年02月15日
  • ザリガニの鳴くところ

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    美しい湿地の情景が浮かんできます。
    カイアの住む小屋の描写も好きです。
    辛い場面が多く、いちいち胸を締め付けられながらも、カイアのたくましさにページを繰る手が止まりません。
    まさかの法廷シーンがあったり
    ラストでは「あーあー…」と脱力したり
    感情が忙しい〜

    映像化しているんですよね。
    きれいなんだろうなぁ

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    2026年05月30日
  • ひとりの双子

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    「ザリガニの鳴くところ」を読み終えたあと、たまたま手に取ったこの小説の翻訳も-友廣純さん-でびっくり!
    良い翻訳家さんだと思います、とっても読みやすかったです。
    小説としても完成度が高くて、人種問題をじわじわと感じることができました。
    …わたし自身は、イエローだけど、他者と変わらないただひとりの人間。今日自分の顔を鏡でみて確認したくなりました。

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    2025年06月03日
  • ザリガニの鳴くところ

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     素晴らしい本との出会いをありがとうございました。自然描写が繊細、細やかでカイアと一緒に湿地や沼地や歩いたりボートに乗っている気分にさせられました。
     ミステリー小説としてだけてはなく、差別、偏見、人権問題、自然破壊等の社会問題にも切込み、学ぶべきことが多い小説でした。
     また、人間と自然界の比較において後尾や優劣表現等の多くの行動の中で似ているところがあまりにも多く、生物として大きく捉えた視点に興味を寄せられました。
     最後の結末は、ショックでしたが、自然界の摂理であり、生き物としての本能なのかもしれません。湿地の少女よ、安らかに眠って下さい。

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    2026年05月30日
  • ザリガニの鳴くところ

    購入済み

    静かな波が立つ作品

    なんでしょうね。波は立たないストーリーなのに、読後、ココロが揺さぶられてしまいました。ジャケ買いっぽく買いましたが、正解でした。

    #切ない

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    2024年02月16日
  • ひとりの双子

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    「色の薄い黒人たちが暮らす町」で生まれ育った双子の少女。
    自由を求め家出同然に都会に出る。
    「白人」として生きる2人の道はやがて分かれ、全く別の生き方を始めるー。
    黒人差別があまりにも染み付いてしまっているアメリカ。差別があらゆる場面で顔を出す。
    『ビラヴド』と比肩する傑作。

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    2022年04月07日
  • ザリガニの鳴くところ

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    美しい自然描写と孤独な少女の成長物語です。
    湿地に生きる主人公の孤立した日々と、彼女の繊細で力強い姿が胸に迫ります。
    ミステリー要素も絡み合い、終盤の真実には息をのみました。
    自然と人間の営みが織りなす静かな世界に浸り、読後は深い余韻が残る一冊です。
    これはただの物語ではなく、生きることそのものを問いかける作品でした。

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    2026年07月03日
  • ザリガニの鳴くところ

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    中盤までの自然との触れ合い、カイアや人々との心情を書いたところは好き、孤独や湿地の自然、孤独を望むがそれと同じ位人と触れ合いたいと言う渇望があるそういった心情が読んでいて面白かった。
    ただ後半の裁判は正直ピンと来ない、あっさりとそんな感じで終わるのか…なんだか中盤までと違って読みごたえが無いなと感じた。
    そして裁判後の話は消化試合かの様に淡々と進んで、結末もちょっとそこ繋げるの強引過ぎない?って感じるのとやっぱりそう来るかって驚きはあまりなかった結末だった。

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    2026年06月22日