友廣純のレビュー一覧

  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    一つの章が細かくて連ドラみたいに読めた。ジャンピンが好きだった。ミステリー小説というくくりだけでは足りないような気がする。続きが気になってしょうがない話だった。
    父との関係に自分の母親を重ねて読んだ。あそこまで酷くないが、相入れないと思っていた相手とふとしたときに仲良くなれたときの自分が生まれてきてよかったのかもと思える幸せと、やはりどこかで食い違いまた仲違いしてしまったときの仲が悪かった期間分と仲が良かった期間分が積み上がり倍増する喪失感とやるせなさに。

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    2026年02月15日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    面白かった。カイアにあまりにも感情移入をしてしまい、家族が全員去っていったとき苦しくなり、テイトに恋をし、失望し…チェイスに関してはだめだー!だめだよカイアー!と思いながら結局こういう男にハマってしまうんだよ…という気持ちにもなり(カイアが私ではない誰かが彼を待ち望んでいるような気がする、みたいなことを言っていたけど孤独に晒され続け愛されたい少女だけが一人歩きしてしまったみたいですごく理解できて苦しかった)、ただ最後まで結末がわからずに読んでいたので虚を突かれた。
    だが、性暴力をされ、鍵なんてない小屋のような家に暮らしている女の子が、これからも襲われるのかもしれないという恐怖に晒され続けたら生

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    2026年02月04日
  • ザリガニの鳴くところ

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    正直言って誰がチェイスを殺したかなんてどうでもよかった
    カイアという少女が湿地のなかでただひとり生きて、大人になり、死んだ。壮大な物語
    たくさん本を読んできたけれど、なかでも一生大切にしたい、そばにおいて何度でも読み返したい一冊
    美しい自然の描写が私の記憶の中のなにかと結びつき、頭の中に情景が思い浮かぶ
    豊かな気持ちになる読書時間だった

    星100コです

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    2026年02月03日
  • ザリガニの鳴くところ

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    勧められて読んだ。
    偏った事実で他人を判断してはいけないとわかっているのに、なんでやっぱりカイアの味方しちゃうんだろう。最後の結末に頭をポカリとは殴られた気分。

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    2026年01月25日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    カイアと言う一人の女性の人生譚、成長譚であり、湿地帯の美しさを描き、ミステリとしても上質。どこを切り取ってもハイレベルなすごい一冊だった。

    社会からも家族からも見捨てられサバイバルさながらに独りで生きてきたカイアがチェイスを殺すと言う結末は、迫害され最底辺に位置するものによるその最上位に位置するものに対する下剋上であり、それを助けたのは唯一の味方であった自然とそれにまつわる知識であったと言う構図がとても良い。
    しかし、テイトと幸せなその後を過ごしつつもそれを最期まで隠し続けたカイアの心情を思うと結局彼女は孤独であり続けたのではないかと、果たして幸せだったのか、報われたのかと勘繰ってしまう。

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    2026年01月15日
  • ザリガニの鳴くところ

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    なんとも不思議なタイミングで私のもとにやってきたこの本。頭で描く湿地の風景の中に取り込まれるように一気に読んだ。主人公カイアに共感してしまうところがあったり、彼女の凄さに驚いたり、とても魅力的な主人公だった。洋書は翻訳によって読みやすかったり読みにくかったりするけれど、これはとても読みすやかった。映画も見てみようかなと思う。

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    2025年12月25日
  • ザリガニの鳴くところ

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    私は、この本を読んで、「人生のピークは遅いほうがいい」って思うようになりました。
    ノースカロライナの湿地で、たった一人で生きる少女・カイアの話です。家族に見捨てられて、村の人に蔑まれて、でも彼女は息をしている。著者が動物学者だからか、自然描写がほんとに細かくて、読んでいるとそこに身体ごと入り込む感覚があります。
    何がいいって、この本は「ミステリー」として読んでも、「成長小説」として読んでも、「自然観察記」として読んでも、全部が成立するんです。複数の見方ができるというか。カイアという人物を、どの角度から見るかで、全然違う物語に見えてくる。
    読み終わってから何日間も、このカイアのことを考えてました

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    2025年12月13日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    ラストがなければ星4にしてたかもしれない。
    “なぜ被害を受けた側が赦すことで前に進まなければならないのか”
    許しを求められる立場にされることへの違和感や不条理を突くような一文が特に印象に残った。
    孤立が弱さじゃなく生きる力に変わっていく過程が、物語の芯としてしっかりと響いた。しばらく余韻に浸る。

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    2025年12月11日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    何度も泣いた。主人公がどうなってしまうのか気になり、ページを捲る手が止まらず1日で読んでしまった。感情が動かされっぱなしのお話。

    テイトが戻ってこなかった時、チェイスの婚約を紙面で知った時、戻ってきたジョディをなかなか受け入れられなかった時、お母さんが亡くなってたと知った時、、他力の幸せに裏切られて、何度も何度も孤独を味合わせられてもなんとか気持ちをやりくりしてるのが可哀想で…カイアが自然の中でたくましく生き抜いているのでそちらに気が向いてしまうのだけど、守られるべき子供が孤独に生きているというのが切なくて、何度も涙が溢れてしまった。

    チェイスに関して、貝殻をずっと付けていてくれたの、本当

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    2025年12月08日
  • ザリガニの鳴くところ

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    なるほど名作だった。
    ラストが少々エンタメよりの収束だったので、そこだけは好みが分かれるんだろう。個人的にはエンタメよりに収束させるよりも、文学的な方向に収束させて欲しかった気もする。とはいえ、そこは単なる好みの問題だろう。素晴らしかった。タイトルの「ザリガニの鳴くところ」というのも実に素晴らしかった。

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    2025年11月17日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    自分が湿地に住む生き物になってカイアを見守り続けたかのような小説。
    湿地のイメージが漠然としていたから、事前に「ノースカロライナ 湿地」を画像検索してから臨みました。(あとがきで「ディズマル湿地」がモデルになっていると知ったけど)

    翻訳作品を読み慣れてなかったため序盤は時間がかかりしんどかったけど、翻訳であっても美しい表現や著者独特の言い回しは受け止められた気がします。翻訳家さんのご尽力にひたすら感謝です。けどやっぱり原文のまま読める方々羨ましい…
    テイトやチェイスが登場してから先が気になって止まらなくなり、序盤のローペースが嘘みたいにするする読めた。

    事件後とカイアの幼少期以降を行った

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    2025年10月26日
  • ザリガニの鳴くところ

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    これはミステリーじゃない
    人生で1番好きだったかも
    出てくる植物とか動物を立ち止まって調べて、情景想像しながらゆっくり読み進めて行くのが楽しかった
    初めて顕微鏡を覗いたカイアが、"初めて星空を見たような気持ち"と言っていたのが印象に残ってる。そんな感性を持ってるカイアが大好き。

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    2026年01月13日
  • ひとりの双子

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    「ザリガニの鳴くところ」を読み終えたあと、たまたま手に取ったこの小説の翻訳も-友廣純さん-でびっくり!
    良い翻訳家さんだと思います、とっても読みやすかったです。
    小説としても完成度が高くて、人種問題をじわじわと感じることができました。
    …わたし自身は、イエローだけど、他者と変わらないただひとりの人間。今日自分の顔を鏡でみて確認したくなりました。

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    2025年06月03日
  • ザリガニの鳴くところ

    購入済み

    静かな波が立つ作品

    なんでしょうね。波は立たないストーリーなのに、読後、ココロが揺さぶられてしまいました。ジャケ買いっぽく買いましたが、正解でした。

    #切ない

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    2024年02月16日
  • ひとりの双子

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    「色の薄い黒人たちが暮らす町」で生まれ育った双子の少女。
    自由を求め家出同然に都会に出る。
    「白人」として生きる2人の道はやがて分かれ、全く別の生き方を始めるー。
    黒人差別があまりにも染み付いてしまっているアメリカ。差別があらゆる場面で顔を出す。
    『ビラヴド』と比肩する傑作。

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    2022年04月07日
  • ザリガニの鳴くところ

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    湿地の少女の人生の物語。途中までは正直あまり面白く感じなかったけど、途中から面白くなってきた!終盤はすごい良かった!

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    2026年03月29日
  • ザリガニの鳴くところ

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    情景描写が多めで、海外文学感を強く感じた。最近の日本の作品のように、入り組んだストーリーやはっとさせられるトリックがなく、悪い作品ではないと思うが、やや物足りなさを感じた。詩も随所に登場し、詩的な作品とも捉えられる。

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    2026年03月29日
  • ザリガニの鳴くところ

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    しおりを挟んでいたこの本のタイトルを見て昆虫好きの息子が『ザリガニは鳴かんよ…?』と言ってきました。いや、母も存じとる。※文学的比喩です

    これは単にミステリーに分類される作品ではないと思いました。謎解き要素が少ないせいもありますが、カイアの生い立ち、生き様があえて言うと伏線になるのでしょうか。作者さんが動物学者なこともあって、とにかく自然の描写に心が震えます。ただそこにあるんですけど私たちは生かされてるんだな、ということを改めて感じます。湿気って嫌ですよね…でも湿地の自然に包まれたくなるんですよ。豊かな土壌に触れてみたくなります。

    絶賛しつつ★4なのは(★5寄りの4)殺人事件の結末にスッキ

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    2026年03月16日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    カイアの人生があまりにも凄絶で悲しかった。
    なんであんな小さな子を家族の皆が皆置いて行ってしまうのかと信じられなかった。兄が教えた逃げる術も果たして良かったのだろうか、孤児院の方がマシなのでは、と考えてしまった。
    チェイスは悪者にされがちだが、貝のネックレスを着用し続けていたり、デートで伸び伸び過ごしている様を見ていると、カイアへの想いは確かにあったのだろうと思った。当時の社会や男性の在り方などが愛情もチェイスそのものも歪めてしまったのだろうか。もちろん彼のした事は許されることでは無い。狭い世界で生きるカイアがどれ程恐ろしさを感じていたか、父親の記憶により一層増幅されていたことを思うと気の毒で

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    2026年03月14日
  • ザリガニの鳴くところ

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    ネタバレ

    よかった。
    序盤は文字を追っている感じだったが、途中から夢中で読んだ。6歳から一人で生きたカイアの孤独と成長、テイトの存在。続きが気になった。
    チェイスの死は物語のエッセンスだとしても、最後の謎解きは無くてよかった。カイアの無罪判決が出たところで、自分の中で犯人捜しはどうでもよくなっていた。解説の「ずっとカイアに寄り添い、彼女の幸せを願ってきた読者は、もしかしてラストで突き放されたようにも感じるかもしれない」が、「その通り」と思った。

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    2026年02月14日