川口葉子のレビュー一覧

  • 京都カフェ散歩――喫茶都市をめぐる

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    『京都カフェ散歩ー喫茶都市をめぐる』(川口葉子、2009年、祥伝社黄金文庫)

    「京都は街自体が一軒の巨大なカフェだ」ではじまる本書は、魅力的な京都のカフェをあますところなく紹介している。

    古参のイノダ・コーヒから、新しいカフェまで。紹介されているカフェは市内の中心地が多いですね。

    本書を読んでいて以外な発見だったのが、「カフェはそのような心配(いちげんさんお断りの京都の独自の不文律)のない唯一の場所。そこではいちげんさんも常連客も、心やすらかにコーヒー一杯分のおもてなしを受けられる」ということ。

    本書はカラー刷りで、店内の写真も豊富です。さらにマップまでついている親切さがいいですね。そ

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    2009年10月26日
  • 新・東京の喫茶店

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    著者による取材をもとに、丁寧な文章で都内の喫茶店が紹介されている。

    近年、レトロ喫茶店がブームだけど、まさしく歴史ある喫茶店たちが登場している。
    行ったことのあるお店もあって、実はそんなこだわりがあったのかと知り、当時を頑張って思い出したりした。
    コーヒーはあまり得意ではないけど、どこも魅力があって行ってみたくなる。

    お店を探す時、メニューや味ばかりに焦点を置きがちだけど、内装や建築資材、建物のつくり、食器…様々な観点から自分好みの喫茶店を見つけたいと思わせてくれた。

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    2025年06月06日
  • 今日も、東京 古民家カフェ日和 新たな時間の旅42軒

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    古民家カフェ〜‼︎
    紹介されている42店、どのお店の個性的かつノスタルジーでとっても素敵。お休みの日にゆっくりコーヒー飲みながら読書できたらなんて幸せなんだろう。

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    2025年04月13日
  • 新・東京の喫茶店

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    13年前に「東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴」という本を出版してから13年。




    時間もかなり経ったので、新たに取材を行いそして前回紹介できなかった店も多数加えている。




    喫茶店と言っても、それぞれの店には個性がある。




    以前から気になっていた店として「皇琲亭」(コーヒーてい)がある。



    池袋東口にドーンと店を構えているヤマダ電機のすぐ近くにある。




    1983年に開店。




    柱や梁(はり)に秋田県の古民家の廃材を使い、寄木細工の床に椅子。




    写真で見ると落ち着いた雰囲気がして、とても池袋にある店とは思えない。




    ここでぜひ味わいたいのが「アンブル ド

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    2024年06月30日
  • 喫茶人かく語りき

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    喫茶店ごとに個性がある。喫茶店の店主にも個性があり、今回の本では、喫茶店の店主の言葉と店の紹介をしている。





    著者は20年ぐらい全国のカフェや喫茶店を取材して本にしてきた。それだけにカフェや喫茶店に対する思いはマリアナ海溝並に深い。




    カフェは空港に似ているかもしれない。
    出国するとき、イミグレーションカウンターを通過すると、もうどこの国でもない、自分がどこにも所属していないという不思議な感覚になる。



    中村岳・中村美雪 「テールベルトとカノムパン」店主



    ABOUT | カノムパンNET SHOP (stores.jp)



    鎌倉にあるパン屋&カフェで、「シン

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    2022年04月20日
  • 喫茶人かく語りき

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    コミュニティとしてのカフェ、友人とお喋りするためのカフェ、一人でいるための喫茶店。いろいろなお店があるけれど、私は川口葉子さんが選ぶお店がまさに好み。だから本書に連なる言葉の一つ一つがすごく心地よかった。気軽にお店へ行けないご時世ということもあり、この一冊を通して全国の魅力的なお店の空気を感じることができ心が満たされました。

    理想のカフェ/喫茶店は、なるべく静かで、お客さんを放っておいてくれるお店。そして、お客さん一人一人がお店の雰囲気を壊さないよう無言でこっそりと協力するお店。

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    2021年08月11日
  • 京都 古民家カフェ日和 古都の記憶を旅する43軒

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    京都には趣のある建物が沢山ある。
    最近は古民家をリノベーションっていうのが流行ってますしね。

    どこのカフェも素敵。
    だけど場所柄か敷居が高い所も多々あるかな。

    いつか行きたいカフェは、
    ウサギノネドコ
    WIFE&HUSBAND
    二条小屋
    STARDUST

    他にも・・・

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    2021年06月15日
  • 東京カフェ散歩――観光と日常

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    鎌倉に続いて2冊目の川口葉子さんのカフェ本。相変わらずの文章力に唸ります。
    これはカフェのガイドブックではなく、紹介されている店の歴史やオーナーの志を紡ぐ書籍です。
    フルカラーで展開される写真も、流行のインスタ映えのような綺麗に飾り立てたものではなく、素朴な内装や小物、スタッフの表情だったりして、違った意味での美しさを感じます。
    取材の為に一度や二度ふらりと立ち寄っただけでは表現できない、店への愛を感じます。
    川口さんが紹介するカフェは、流行ではない時代の流れを感じに訪れたい店ばかりです。

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    2019年06月11日
  • 鎌倉湘南カフェ散歩――海と山と街と

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    ネタバレ

    昔はあんなに鎌倉好きで通い詰めていたのに、すっかり足が遠のいてしまいました。
    久々に鎌倉本を読んでみたら、懐かしいカフェが健在だったり、新しいカフェが続々とオープンしていたり。
    相変わらず鎌倉という街は面白い。山も海も寺社仏閣も歴史も満載なのに、全く古くならない。
    新しい雑貨店やカフェが実験的に、また現実的に増え続けていて、海街独特の雰囲気を大切にしている。
    住民と観光客との程よい距離感。共存できている感じ。
    自然が多いからゆったりと時間が流れていて、本当に素晴らしい街だと思います。
    さてまた通おうか。

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    2019年06月07日
  • 鎌倉湘南カフェ散歩――海と山と街と

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    湘南移住する自分にぴったりすぎる1冊。
    湘南のゆったりした空気の流れがそのまま本の中にもあって心地よかった。

    鎌倉はまるでロマネスコのサラダみたいだって。かわいい。

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    2019年05月22日
  • 京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語

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    カフェというより喫茶店と呼ぶのがふさわしい趣きのある喫茶店と、京都のアパートをめぐる上質なエッセイ。著者が喫茶店をこよなく愛していることが端正な文章から伝わってくる。喫茶店に行き、コーヒーとフレンチトーストを食べたくなった。

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    2018年09月05日
  • 京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語

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    ちょっと心も身体もしんどい時に、気が向いて読んだ一冊です。京都や神戸などの古い洋館は、私にとって懐かしく、良いもの。

    毎日曜日、朝のコーヒーを珈琲屋さんへ飲みに行っていた祖父の面影を追っているのでしょうか。

    よくまとまった、女性が好きそうな文章で、ほっと息をつかせてくれるのがいいですね。読み始めはそんなに、出色の出来ではないと思って読んでいたのに。

    続けてページを捲っていると、不思議。肩の力が抜けて、美味しいコーヒーが飲みたくなる。

    一杯目はアイスで喉を潤して。
    二杯目はホットで
    お店ご自慢のカップを愛でながら。

    そう思わせてくれる。

    中でもわざわざ東京から訪れてみたいのは『喫茶ソ

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    2019年09月18日
  • 東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴

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     東京喫茶にゆこう~♪(capsule「東京喫茶」)

     というわけで、東京の喫茶店。
     
     スタバにタリーズにチェーンのカフェばかりの東京で純喫茶を貫く77店を紹介する。

     喫茶店、いいよね。カフェのざわつきより、しっとりした雰囲気、重厚なビロードの椅子、木目調の壁、そんな喫茶店で本を読む時間を過ごしたい。

     神保町、いいよね。今度行こう。

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    2016年09月29日
  • 東京カフェ散歩――観光と日常

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    カフェの紹介本ですが、エッセイのような、素敵な物語のような雰囲気をもっています。店内の描写が美しく、そこで働く人のストーリーまで踏み込んだ一冊。
    カフェって、ただお茶を飲むだけの場所じゃないんですよね。

    文庫本サイズというのも、持ち歩きに便利で画期的だと思いました。

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    2018年07月31日
  • 東京カフェ散歩――観光と日常

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    パラパラとページを捲るだけでも嬉しくなってくる。
    歴史を感じさせる純喫茶やおしゃれなお店など、紹介されていているお店には一度は足を運びたくなる一冊。

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    2015年02月18日
  • 京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語

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    「はじめに」から引用…
    「疎水のほとりに建つ、しだれ桜の花の色に染まった古いアパートメント。
    この本は、季節ごとの京都の旅のなかで、私がどのようにしてその謎めいたアパートメントや、魅力あるカフェの数々にめぐりあっていったかを記したものです。」
    一つ一つの短いエッセイに添えられた写真もどれも魅力的だった。非現実的というか幻想的というか、ふわふわとたゆたう感じ、なんともいえず好き。

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    2013年12月09日
  • 東京カフェ散歩――観光と日常

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    ひところのように「東京カフェマニア」のサイトチェックをしてカフェや喫茶店に行く、ということをやらなくなったけど、こうして久しぶりに新たな店、変わらない店をずらり並べてみてみると、行ってみたいところだらけ。刊行はほんの一年前なのに、その間にAnnon cookは移転してしまったし、行きたいところには「そのうち…」じゃなくて足を運んでおかないとなぁ。

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    2013年11月16日
  • 東京カフェ散歩――観光と日常

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    よく行く大好きなカフェも載ってました☆
    文章も写真もきれいで、読んでて癒されます。マップも小さくまとまっててさがしやすい。
    歩しながら持ち歩きたい。

    少々エリアに偏りある気がするので、第二弾があれば期待♪散

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    2013年10月20日
  • 東京カフェ散歩――観光と日常

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    東京にある有名カフェの紹介本。

    雑誌などによくある店舗紹介に留まらず、そのカフェの背景・成り立ちなども趣きある文章で紹介されている。また、ふんだんに使われている写真も雰囲気のあるものばかりでパラパラと眺めているだけでも楽しめる。

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    2013年02月07日
  • 東京カフェ散歩――観光と日常

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    咳喘息だと診断されちゃった。お茶の水の大学病院でのことだ。
    異様な乾燥状態の続く東京では、ひと月以上も苦しい咳が続くこの病が密かに流行っているのだという。帰り途に加湿器を買った。

    新宿三丁目のビックロに初めて足を踏み入れた。
    加湿器の売り場は6階だったが、家電量販店とユニクロとがコラボした売り場が物珍しくてきょろきょろしまくった。3足980円のいつもの靴下を6階に行く前に「ついで買い」。レジで、「会員様ですか?」と問われスマホの赤いアイコンを見せると、「会員様ですね」と、5%引いてくれた。
    加湿器は1万円。キャンペーン中とのことで、ビックカメラのポイントではなくて特典は全てJALのマ

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    2012年12月27日