川口葉子のレビュー一覧

  • 喫茶人かく語りき
    『喫茶はゆるやかな時間を持つことのできる唯一の都市的な文化』
    情報で溢れすぎた社会において、「閉ざされた」公共の場である喫茶店は、流れる時間の中で唯一平穏な時間を与えてくれるように思えます。

    そして、ひとりでも、ひとりだからこそ、その時間を共有する他者の存在があることで、わたしたちは安心して時を眺...続きを読む
  • 本のお茶
    写真と文章がとても素晴らしいです
    私はお茶が好きで、いつも飲んでいるけど、お茶の事を何も知らなかったんだなと、恥ずかしくなりました

    この本を学生の時に読んでいたら、歴史にも興味を持てた気がします

    全部面白かったのですが、第四章の茶室が印象に残りました
    もっと茶道の事を深めたいと思いました
  • 喫茶人かく語りき
    心に響く言葉がたくさん。温かい言葉に泣きそうになる。行ってみたいカフェに出会った。

    印象的だった言葉
    ・1人でいたい人間をかくまう穴
    ・信じるものにとっての教会。日々が辛くても、30分座っていればなんとか生きていける
    ・はぐれているやつには喫茶店が必要。30分でも、自分をまとめる時間がいる。
    ・珈...続きを読む
  • 本のお茶
    【読みはじめた理由】
    学生時代は茶道部に所属していたが、茶道の本質や歴史についてあまり触れる機会がなかったため、この機会に詳しく知りたいと思った。また、茶道部で使っていた茶室で過ごしたあの安らぎの時間を懐かしく思い、それを感じ取れるものを探していた。

    【読んでみて思ったこと】
    「お茶の本」ではなく...続きを読む
  • 喫茶人かく語りき
    カフェや喫茶店ごとにそれぞれこだわりがあり、そのこだわりを言葉に表し、突き詰めた1冊。カフェというコミュニティの中には共通しているものもあるだろう。
  • 京都 古民家カフェ日和 古都の記憶を旅する43軒
    どれも素敵なお店がたくさん載っていました。
    値段もお高めで特別な日用のところから、リーズナブルなところまで様々。
    今はいけないけれど、落ち着いたらああいったお店でホットコーヒー飲みながら一息つきたいなぁ。
  • 本のお茶
    写真と文で丁寧に綴られたビジュアル文庫というべきか。
    原典の岡倉天心の茶の本は、時代もあり、少し堅い言葉で綴られているのに対し、本書では著者の解釈のもと、分かりやすく、ゆったりと寛ぎながら楽しめる工夫がなされている。

    気負いする事なく、茶の文化に対して、気軽に緩やかに読み進めることが出来るだろう。
  • 鎌倉湘南カフェ散歩――海と山と街と
    よく見かけるカタログ的なお店紹介の本でありません。
    著者が読み手を、「いいカフェがあるよ」と連れて行ってくれている感覚になります。
  • 京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語
    この手のカフェ本の中では異色といえるほど物語性のある本。文章の濃度、写真の量、紹介されているカフェの数とも商品としての本には適度な塩梅。
    京都のカフェはいろいろ行っていたが、新しい店も多いせいか行ったことない・知らないところが大半だった。やはり京都のカフェレベルは高い。
  • 京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語
    川口葉子さんの視点を本を介しておすそ分け
    京都 カフェと洋館アパートメントの銀色物語

    「疎水のほとりに建つ、しだれ桜の花の色に染まった古いアパートメント。」
    という冒頭の一行を読んだ瞬間、本を閉じました。

    この本は「流して」読みたくない。じっくりと、その単語の意味
    ひとつひとつを噛みしめながら読...続きを読む
  • 京都カフェ散歩――喫茶都市をめぐる
    京都も好き、カフェも好き。
    だけど、なかなか行けないので本で我慢。

    いつかここに載ってるカフェに行く事を夢見て。
  • 東京カフェ散歩――観光と日常
    カフェでゆっくり読みたくなるようなカフェ本。
    カフェの紹介だけでなく、そのカフェのある街のエピソードや一つひとつのカフェ特有のエピソードを綴ってくれているのがとてもステキ。
    また、数ある雑誌タイプのカフェ本ではなく、文庫というのもなかなかいい味出してます。
  • 東京カフェ散歩――観光と日常
    川口葉子さんの本は、小説みたいに文章いっぱいでお店を紹介してあるので大好き。
    この本は持ち運びやすいように文庫本サイズ。手軽にパラパラ読める。
  • 京都カフェ散歩――喫茶都市をめぐる
    京都とカフェというだけで、いつか読むだろうと思って購入した1冊。
    読めば読むほど、なんてステキな本だろう、と感じた。
  • 京都カフェ散歩――喫茶都市をめぐる
     「すいませぇん。いっぱいなんですぅ」

     いつのことだっただろう。六曜社地下店を初めて訪れたときだ。河原町三条の交差点から文字通り地下へ降りる階段を降り切ると、もうそこは“店”だった。マスターと思しき人からそう断られた。
     なぜだろう、
     「なんだ、満席かよ」
     とは思わずに、
     「そう...続きを読む
  • 京都カフェ散歩――喫茶都市をめぐる
    去年京都に行った際思わず買っちゃった本
    たーくさん出てるどんなカフェ本より素敵に書いてあります
    京都にはカラフルな本は似合わない
    この本のような地味な色合いのひっそりな本が似合う

    これ見て
    「月と六ペンス」行きました

    っとこの本は我がサークルの先輩、
    りえさんが携わってるとか!素敵だな!
  • 京都カフェ散歩――喫茶都市をめぐる
    表紙惚れして、何となく手に取った一冊。
    内容はフォトエッセイのような感じで、あまり手にしたことのないジャンルでしたが、購入して本当に良かったです。
    写真が本当に素敵。
    文章も暖かみと臨場感が相まって、京都に旅行に行った気分になってしまいました。
    と言うか、もし本当に京都に行ったら、この本に載っている...続きを読む
  • 京都カフェ散歩――喫茶都市をめぐる
    『京都カフェ散歩ー喫茶都市をめぐる』(川口葉子、2009年、祥伝社黄金文庫)

    「京都は街自体が一軒の巨大なカフェだ」ではじまる本書は、魅力的な京都のカフェをあますところなく紹介している。

    古参のイノダ・コーヒから、新しいカフェまで。紹介されているカフェは市内の中心地が多いですね。

    本書を読んで...続きを読む
  • 喫茶人かく語りき
    喫茶店ごとに個性がある。喫茶店の店主にも個性があり、今回の本では、喫茶店の店主の言葉と店の紹介をしている。





    著者は20年ぐらい全国のカフェや喫茶店を取材して本にしてきた。それだけにカフェや喫茶店に対する思いはマリアナ海溝並に深い。




    カフェは空港に似ているかもしれない。
    出国するとき...続きを読む
  • 喫茶人かく語りき
    コミュニティとしてのカフェ、友人とお喋りするためのカフェ、一人でいるための喫茶店。いろいろなお店があるけれど、私は川口葉子さんが選ぶお店がまさに好み。だから本書に連なる言葉の一つ一つがすごく心地よかった。気軽にお店へ行けないご時世ということもあり、この一冊を通して全国の魅力的なお店の空気を感じること...続きを読む