鈴木日出男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ二巻目に入り、読むのも少しは慣れてきました源氏物語!やはり月に1冊のペースです。一も面白かったけど、二もなかなかでした。
紅葉賀
ここでの青海波が、のちに平家物語の中で維盛が舞う青海波が光源氏みたい!とたとえられる元ネタ、と思うと感慨深さもひとしお…。
花宴
での源氏の衣装の艶やかさ、併読している『源氏物語五十四帖の色』を開いてはうっとり…。
葵
今のところ女君でいうと圧倒的推しの、六条御息所。彼女がふと自分から立ち香る芥子の匂いに気が付いた場面は、ぞわっとしましたし、源氏物語きっての好きなシーンとなりました。ホラー!!
(そして葵が死んで喪に服している間に紫の上に手を出すなよ…)
賢 -
Posted by ブクログ
ネタバレ家に橋本治の源氏があるものの、今まで読んだことのある源氏は『あさきゆめみし』で、いつか・早いうちに読まねば(あまりにも全ての根幹になっているのだし)と思いつつ、手を付けてこなかった。一つには「所詮、男女の恋物語」というイメージがあり、私は好きではないだろうなと思っていたのが大きい。
今年は大河ドラマが「光る君へ」で、かつ初回から面白かったので、やはりこれは今年読むべきご縁だと思い、読みだしました。原理主義者の自分が捨てられないため、現代語訳ではなく岩波文庫で読んでいますが、圧倒的に読むスピードが遅いため、最後まで読み通せるのか今のところ自信がない笑。今年一年かかってでも読めれば、と思っている。 -
Posted by ブクログ
タイトルに「高校生のための」ということばが含まれていることからわかるように、基本的な古語をとりあげ、その意味や用例などをわかりやすく解説している本です。
見出し語にとりあげられているのは約100語であり、それぞれの説明のなかで関連語が紹介されているとはいえ、一般的に用いられている大学受験のための単語帳にくらべると、収録語数はすくなめであり、他の単語帳と併用して学習することが想定されているといってよいと思います。本書は、深く理解することがむずかしい「心情語」を中心に、根本の語義・語感とその具体的な用例がていねいに説明しています。
もちろん受験生以外の読者にとっても、古語を通して古典のなかで表