孔子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
このシリーズで論語を読んだ流れで、続編のこの本も手にした。
仕える人が自分の欲にまみれ、私利私欲で公私混同し、自制できず自身の価値観と合わないことがわかった時、孔子は利害関係を顧みず、自分の道を選ぶ判断をする描写にすごく共感をした。
・温故知新
・過ぎたるは猶を及ばざるがごとし
知ってる有名な言葉も出てきた。
原文の漢文を読んでても、最初は全く、何を書いてるのかわからなかったけど、ずっと触れていけば、すこし馴染んでくるのか、なんとなく雰囲気をつかめていくものなのかなって思った。
“仁”、人を思いやり、利他の心を持つこと。とはいえ、人に媚びへつらったへりくだりではなく、自分の核心を持つこと、常に学び続けていくことこそが、大切なことなのかなと。 -
Posted by ブクログ
論語関係の本見るといつも
「全く本当におっしゃる通り!」という気持ちになる
全てをできないにしても1割くらいは実行できるように理想として常に心に留めておきたい。
以下 メモ
・・・・・・・
論語は2000年前の中国で記された
弟子たちが孔子の言行をまとめたもの
「過ちて改めざるこれを過ちという」
「徳は孤ならず、必ず隣あり」
→徳のある人は孤立したりしない、必ず理解者がいる
「子夏いわく仕えて優なればすなわち学び
学びて優なれば則ち仕う」
→世の中に奉仕して余裕ができたら学問をせよ
→学問をして余裕ができたら世の中に奉仕せよ
世の中と関わらなければ、
少なくとも誰にも迷惑はかけない
そのほうが気が楽だし誰にも害を与えない
でも、きっとそれは自分が世の中に存在しないことと同義になる
よくないことを起こさないのではなく
善い行いをするという積極性が大事
語り合うべき人と語らないのはともを失うことになる
語るに足りない人と語るのは言葉を浪費することになる
そして賢い人はどちらの過ちも犯さない
人を育てるのが教育というものでしょう
君子はひろく知識や教養を学び
それを礼儀の心をもって引き締めていけば
人は生まれながらの性質に大きな違いはないが
その後の習慣や教育で大きく違っていく
知るものは好むものに及ばない
好むものは楽しむものに及ばない
ルールや厳罰主義で人を治めても民はその抜け穴を探してしまう
徳や人間性をもって人を治めれば、恥を知り正しい方向に行く
→人としてどうあるべきかを部下などに見せる
→★人として正しいことをした時に褒める
→ノルマやルールではない
本を読み勉強をしても考えることをしなければ
知識は混乱するばかり
でも逆に考えてばかりで読書も勉強もしなければ独断に陥ってしまう
→学習すること、思考すること、想像すること、それによって初めて人は人になる -
Posted by ブクログ
※私は無学な小人なので、論語を書いてある通りに読みました。後の世において論語がいかに解釈されたかは知りませんので、それは君子同士で議論されてください。
※本自体に文句はありません。以下はあくまでも論語本体に対する文句です。
1. 論語は私に向けて書かれていないのだから、刺さるはずがない。
これは至極当然の話だが、春秋時代の一般的なおっさんであった孔子にとって、女は教育の対象ではない。当時の女性は内助の功に尽くすことが倫理だったわけだから。
だから孔子は2020年代に生きる女性に関心などないし、ましてや倭人女性など見るのも嫌でしょう。この本はそもそも私に対して書かれたものではない。
「いや女性でも努力さえすれば君子に」という希望も論語を読めば打ち砕かれる。君子とは、生まれ持った性質と努力が両立した時に初めて達成できる状態だからだ(文質彬彬として然る後に君子なり)。
この生まれ持った性質には「Y染色体を持っていること」がほぼ確実に含まれると思うのですが、どうでしょうか?少なくとも孔子本人は100億%そう思ってたでしょ。論語での女性に対する言及がほぼゼロである以上。
よって私は君子にはなれない。言っとくけど男性諸君だって「論語を読んで君子になろう!」と思っても生まれ持った性質が良くなければなれないですよ。
つまりこの本は現代の世に生きる人類の女性全員と、君子にはなれない(が幸せになることに全く支障の無い)大多数の男性には無関係な本ということになる。
だから刺さらないのは当たり前で、むしろ刺さるわけがない。春秋時代のおっさんの言葉が、令和のOLたる私に刺さる方が異常事態と言ってよかろう。
2 君子、一言で言うとキモい。
論語は春秋時代において決して万人向けに書かれたのではなく、エリートに向けて書かれたものだ。春秋時代に政治や官職は息子が学問に精を出す余裕がある家庭に育ったオボッチャマにしか就けなかったからだ。
エリートといっても想像がつかないかもしれないので、東大生男子に論語を音読してもらう想像をすると良くわかると思う。
「そこそこのレベル以上の人とは高尚な話ができるが、それ以下の人とはできない(中人以上には以って上を語る可き也。中人以下には、以って上を語る可からざる也)」
「君子の中にも仁が欠けている者もありはするが、小人(レベルの低い奴)でありながら仁を備えた人などは滅多にいない(君子にて不仁なる者有らんか、未だ小人でありながら仁なる者有らざる也)」
「(他人の子の無作法な振る舞いを見て)あの子は好学心に燃えているのではなく、早く大人になろうと背伸びをしているのだ(益を求むる者に非ざる也。速成を欲する者也)」
「君子は何事をするにもそれを自分に還って追求するが、小人はそれを他人に向かって追求する(君子は諸を己に求め、小人は諸を人に求む)」
「君子は凡庸であるために死んでも無名であることを嫌う(君子は世を没するまで名の称せられざるを疾む)」
「40歳にもなってみんなから嫌われているようでは、もうおしまいだね(年四十にして悪まる、それ終らんのみ)」
・・・この人と友達になりたいですか?
論語って終始「お前何様?」って感じなの。他人の言動に首突っ込んでダメ出しするパートが多いからかな。
そりゃ時には言い得て妙なこともあるんだけど、小人も言い得て妙なことは言うよ。
3. 夫は君子じゃなくていいと思う件
私は君子になる資格がない者なので、「自分が君子になることが良いか、悪いか」を論じる資格もない。
女子として許されているのは、夫は君子である方がいいかどうか、という議論しかないでしょう(こんなことをしている時点で無作法すぎて嫁の貰い手がないが)。
んー、私は君子嫌いだから、小人と結婚したいですね。
家でごちゃごちゃ抜かされるの嫌だもん。「女と小人は扱いにくいよね(唯女子と小人とは養い難し)」とかさ。
夫は君子になることは目指さないでいいし、目指さないでほしいと思う。今の時代、春秋時代の理想を達成するよりも、ずっと重要なことがあると思うんで。 -
筆者の表記
孔子とあるけど字は丘のはず。
つまり孔丘のはずなのですが、先生の意味の子を付けるのは、
慣習だからそれで良いのでしょうか。
中味は立派なものですが、秦の始皇帝が何したかを考えると、
使い方次第でどうとでも解釈されうるおっかないものだと考えています。
お好みで。 -
Posted by ブクログ
オーディオブックにて視聴。
所謂超訳系の現代語訳がずっと続くタイプなので、原文と原文に忠実な現代語訳の対比や、或いは孔子や弟子達の言葉の意味を解説する様なタイプの論語を求めている場合は本書はあわない。
現代語訳のみなので非常にコンパクトにまとまっており、オーディオブックとして聞き込むのには向いていると言える。言葉の選び方は非情に柔らかい。超訳xxシリーズはかなり原文を無視した過激な訳に走りがちだが、本書は実にソフトで耳辺りが良い。悪く言えば印象には残りにくい。
「子曰く学びて思わざれば則ち罔し」は日本語としては平易ではないが、音としてのかっこよさ・リズムは抜群で、実にインパクトに残りやすい。そして、実は覚えるべきフレーズは短い。
色々な人の現代語訳を聴くのは、色々な解釈に触れられて良いと思うのだけど、結局は原典の書き下し文に回帰していくんだなぁっと思った次第。本書の善し悪しではなく、あくまで論語の読み方一般としてですが。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2500年前から変わらない私たちの生きる指針!
「過ぎたるはなお及ばざるが如し」「温故知新」などの言葉を残した儒教の始祖・孔子。
誰もが一度は聞いたことのあるその格言は、2
500年の時を超えて現代まで伝えられた孔子の魂だった。
しかし、その言葉の中に息づく精神は、「礼儀」や「思いやり」など、
現代の人々に忘れられつつあるものばかり…。
いま人類にもっとも必要な格言とその思想を漫画化。
この先生の着任日にいきなり遅刻してきた生徒に対し、
ガミガミ叱る他の教師をおしとどめ、
生徒に一言謝らせて「よろしい! 以後気をつけるように!」で終わらせてしまう。
キョトンとする生徒に対し「過ちて改めざる 是を過ちと謂う」を引用しながら、
「長い人生 多少の過ちはつきものよ。
でもその過ちを認めなかったりクヨクヨしたりしてはダメよ。
過ちを犯してもそれを改善しようとしない。
それを本当の過ちと言うの。わかった?」
■仁
愛する対象を「自分→家族→国」へと広げること。相手基準の思いやり。
人を育み、人に育まれること
■恕(じょ)
自分のして欲しくないことを他人にしないこと。自分基準の思いやり。
仁の補助ステップとしてとらえられている・
■義
「みんなのために」という意識
■知
「知っていること」と「知らないこと」の区別ができること(限界認識)
■勇
リスクをきちんと計算し、引くべきときには引いて結果を出すこと。
■信
人柄や品性、真摯さで人を心服させること
■威
信頼関係の中に緊張感を持たせること。
•「信」・「威」は組織を導くため、部下を心服させるために必要
•「仁」・「知」・「勇」は組織を率いる徳
•「仁」は方向性、「知」は情報の収集と分析、「勇」は実行力
■三つの「命」の考え方
天命とは、自分だけにできること。道。
使命とは、自分で切り拓き、勝ち取っていく未来。
運命とは、受け入れざるを得ない現実。
1. 3分で読める「論語」超要約
2. 論語とは • 徳について語った孔子の言葉を、
孔子の死後にまとめたもの。
• 徳によって国を治めると、国が安定し、 人々が幸せになるという思想。 徳とは何か?
3. 徳(とく) 徳はハートで感じるもの。
無理を承知で、あえて定義するなら……
• 信頼や尊敬が自然と集まる人間性。
• 品性、勇気、謙虚、誠実、理性等を バランス良く備えた状態。
4. 五常の徳(ごじょうのとく) 徳を理解するためには、
代表的な5つの徳について学ぶ必要がある。 仁・義・礼・智・信 これを五常の徳という
5. 仁(じん)
• 五常の徳の中でも、最も大切な徳
• 相手を思いやること、人を愛すること
• 相手の立場を理解すること よくちかくたとえをとる じんのみちというべきのみ
能く近く譬を取る 仁の方を謂うべきのみ 常に相手を自分の様に考えるのが仁者の考え方だ
6. 義(ぎ) 利欲に囚われず、なすべきことをする
くんしはみちをはかりて しょくをはからず 君子は道を謀りて食を謀らず 君子は道を追究するが、利益は追究しない
7. 礼(れい) 心がけの美しさを持つ。
その結果、人間社会のマナーを守る。 わをしりてわすれども れいをもってこれを 和を知りて和すれども、
礼を以て之を せっせざれば またおこなうべかざるなり 節せざれば、
亦た行うべかざるなり 和を知って和していても、礼が無ければ、
その和 は適切なものにならない
※孔子ではなく、弟子である有子の言葉
8. 智(ち) 学問に励み、実践する。
過ちを認めて反省する。
まなびてときにこれをならう
またよろこばしからずや 学びて時に之を習う亦説ばしからずや
学んだことを復習するのは楽しいことだ
9. 信(しん) 誠実であり、約束を守り、真実を語る。
たみ しんなくばたたず 民信なくば立たず 社会は政治の信頼がなければ成り立たない
10. Appendix 偉人の思想と論語の共通点
11. 徳 マネージャーにはIntegrityが必要だ(抄訳) [P.F.ドラッカー]
※Integrity = 一貫した信念を持ち、人格的 に信頼できるという「徳」に近い概念
仁 自分にしてもらいたいことは、他の人にも そのようにしなさい。 [新約聖書]
12. 義 企業の目的は利益ではなく、顧客を創造す ることだ(抄訳) [P.F.ドラッカー]
礼 感謝の言葉が、友を作り、人を動かす真理 だ(抄訳) [デール・カーネギー]
13. 智 自分の能力を磨くことは、人生で最も大切 な投資である(抄訳) [スティーブン・R・コヴィー]
信 経営者が真実に立っていれば社員やお得意 先からの信頼が、おのずと集まってくる