中尾ゆかりのレビュー一覧
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思考を視覚的なイメージで行う視覚思考者の現状について、当事者でもある著者がこれまでの体験や研究から描き上げた良書
言語思考者が優位なこの社会において、視覚思考者は少数派として見向きされず、さらに視覚思考者の多くはASDやADHDなどの知的障害に当てはまるため「まともに」生きることが難しくなっている
だが、最先端の発明や発見は彼らによって行われており、仕事の大きなミスを防ぐためにも彼らの存在は欠かせない
私たちの社会は、「定型発達」の人達だけでは成り立たず、様々な脳が複雑に相互作用している賜物であり、そういう意味で脳は真に多様性をもっていると言える -
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Posted by ブクログ
視覚思考者の脳のプロセスを詳しく解説してくれるものと思って読んだが、実際には成功者の自閉スペクトラム症の紹介や失敗例の列挙に終始しており、思っていたのとの相違があった。
世界中の成功者の自閉スペクトラム症の紹介や、失敗例をビジュアルシンカーならどう捉えるかという事例が多く含まれていた。これらの内容は、特性を理解する上での具体的なプロセスやメカニズムの解説には乏しかった。
また、成功者の一部が自閉スペクトラム症であることを強調する部分や、失敗例の改善点をビジュアルシンカーの視点から述べる部分が多く見られた。しかし、これらの内容は冷静に俯瞰できる状況であれば誰でも言えることであり、特にビジュア -
Posted by ブクログ
ネタバレうーん、明確なことは言えないんだけど、それぞれの思考者は次のような形なのかな。
・言語思考者:文字/論理で考えるのが得意
・物体視覚思考者:絵で考える…というより、写真や2次元での理解を好む
・空間視覚思考者:空間把握、パターン把握が得意。3次元的な考えを好む
自分は「言語思考者」なので他2つはよく分からないけど、筆者が「違いがすぐ分かる」なんて語ったのは、写真として見比べた時に(間違い探しを見つけるように)違和感を見つけられた、ということだろう。まぁ自分も細かく思い出す時は写真のように思い出すから分からなくもないが…。
思考を言葉にすることが難しいというのは理解できるが、もう少し言語化して -
Posted by ブクログ
動物がいかに感情豊かで、知的であるかを紹介する本。
ゴリラのココやチンパンジーのカンジ、アユム、ヨウムのアレックスなど有名な動物も登場するが、いかにも知性のありそうな類人猿やイルカやカラス、オウムだけでなく、賢くないと思われているニワトリや昆虫にも知性があることが研究で証明されている。
ただ、この本は研究者が書いたのではなく、編集者が様々な研究結果を紹介しているだけなので、読んでいるうちに若干飽きてくるのが残念。
動物に知性や感情がないなんて人間の傲慢あるいは虐待や酷使するための言い訳で、一緒に暮らせば当然あるとわかるのだが、科学的に証明したところに意義がある。
「人間は、すべての生き物の中で -