中尾ゆかりのレビュー一覧
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いやはや面白かった!
人間以外の動物達が人間と同等、いやそれ以上に知性と感性が伴った生物だと教えてくれるエピソードがつるべ打ち。
一ページに二、三回くらい驚いた。
動物が好きだという自覚はあったが、それは上から目線というか庇護者のような気持ちでの「好き」だったと自分が恥ずかしくなった。お前何様なんだよっ。
よく「○○は人間しかできない」とか訳知り顔でいう人いるが、それが間違っていることが分かる。
笑う(皮肉も理解する)・恩返しする・規則を作るし、ズルをする・異種間友情・遊ぶ・利他行動をする・お葬式をする・鏡の中の自分を自分と理解する・複雑な言語を有する・数を数える・道具を使う・星図を作る・芸術を楽しむ...
人間が出来ることは大抵他の動物も同じような事をやっている。
特に気になったのはタコ。
たこ焼きでお世話になっていたがこれほど知的で魅力的な生き物だとは!
サッカーのワールドカップの優勝予想させて「すごいね~」とかやってる場合じゃない。(一緒に楽しんでくれているのかもしれないが)
(人間含む)動物に対する認識を改めさせられた本でした。 -
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ペンギンが空を飛ぶ
ーはい、あの旭山動物園での行動展示の人の真上に設置してある円筒状の水槽の中でのペンギンたちの素晴らしい泳ぐ姿ですね
新幹線のパンタグラフ
ー闇夜でも狩りを行うことが出来るフクロウの独特な風切り羽根の構造を応用させてもらっていますね
どの、生き物たちもそれぞれが特有の最上のものを持っている。それは、単なる肉体的な物理的な体の動きだけではなく、「感情」も同じくそのもの特有の最上のものを持っている。
その数々の事例が科学者としてきちんと立証している事例が述べられていく。
序文に
私たちは人間を頂点と考えて、それを基準に他の動物を判断してはいけない。
動物は私たちと似ているかもしれないと気付くだけでなく、動物の生き方が私たちとどれほどちがうのか気付くときにも、私たち自身の心と知性は高められるだろう。 ジョナサン・バルコム(動物行動学者)
そして、筆者の最後の文章に
「人間は宇宙で唯一の知的生命体なのか?」という問いに答えようとしている。
答えは、これまでになく明らかだ
ー「いいえ、ちがう」。
人類を謙虚にさせてくれる一冊です。
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当事者が書いた分かりやすい本だ。自分のキャリアを考えるティーン、見直したい20代は、先ずは目を通すべき。貴方が自閉症スペクトラムと診断されてなくても。
画像で考える、言葉・事実で考える
、パターンで考える。自分の強みを理解し、まずは成果を出す。そのためのヒントの本である。また、診断名は役に立たない場合があることも述べている。
自分は診断名は無いだが、イロイロと当てはまる。画像で考えるタイプなのだが、他の人もそうなのだと信じて疑うことは無かった。今になってみると、絵を描く練習をみっちりやり、アニメーションの世界に入り、コンピュータが得意なことを活かして3Dアニメに進むのが自分の転職だったと思っている。まぁ、当時は全く思いつかなかったけど。
他の本だと、視覚優位、聴覚優位、音楽優位とでも言うところを、画像、言葉、パターンと置き替わっている。本書の定義の方が自分の強みを考える上では分かりやすいと思った。
ティーンにはアスペルガーの診断を受け、仮にその傾向が出たら、自分のライフワーク、ライスワークは自分の得意から選ぶことを勧める。好きだからと言って苦手を選べば苦労だけでいいことは無い。
一生の仕事は慎重に選びたい。 -
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思考する時、絵や記号、図で考える人がいる。これは視覚の回路を使って情報を処理する思考のプロセス。言語で考える人とは考える方法が根本から違っているということ。
自分は図や記号などが浮かび抽象的に考えるのが得意だ。この本でいう空間視覚思考者に近い。
なるほど。
自分のほんのちょっとの生きにくさもこんな所に原因があるのかもと思った。
少しスッキリ。
こんな風に感想を書くなんて不得意だが、言語優位の世界でやっていくために訓練していこう。
ただ、著者の思いが強すぎて話しに無理やり感はある。経歴を見たらアメリカの有名人なのかな?知名度のなせる力技なのかもしれない。
動物の話は唐突ではあるが一番興味深かった。自分と違う感覚を持つ生命を理解した上で付き合っていくことの重要さ。自分の物差しと人の物差しは違っているということ。そこを理解せずに枝葉の話をしても何も始まらない!
長かったけど読み終えられて満足。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ■感想
言語的な表現が苦手だけれど、彼らなりの考えがある(表情を読み取る限り)と感じる人達がいる。以前、友人の一人に言語的に考える人とイメージで考える人がいるといった話も聞き、彼はどうやらイメージで考える側の人間だと言っていた。
著書で紹介されているビジュアルシンカーこそが彼の言っていたことを指しているのではないかと思い、彼の見ている世界を知りたいと思い、読むに至った。
自分にとって当たり前にできることができない人を劣っていると捉えるのではなく、自分には見えていない世界を教えてもらうつもりで接したほうが、より面白く物事を捉え、楽しめるのではないかと思わされた。
■要点
・物事を言語的に思考する(言語思考)ことよりも、空間的捉えることが得意な人(空間視覚思考)と物体的に捉えることが得意な人(物体的視覚思考)がいる。
・言語思考者は編集者、政治家、ニュース解説者、著述家、弁護士、教師などに向いている。
・空間視覚思考者はパターンや抽象的な概念で考える人。エンジニアや機械設計者に多い。
・物体的視覚思考者は絵で捉える。視覚的な記憶に長けている。一度しか行ったことが無いところでも道順を覚えている。
・多くの人は言語的な思考とビジュアルシンカーの両方の側面を持つ。
・著者は自閉症スペクトラム障害で、物体的視覚思考のビジュアルシンカー。ある日、自分とは違う考え方を他人はしていると思い始めてからビジュアルシンカーについて研究をすることにした。脳を研究すると、言語的な部分よりも視覚的に捉える部分のほうが比較対象者と比べて発達していた。
・ビジュアルシンカーは言語的な分野で遅れを取るため、従来の教育について行けず、特別支援などの教育に送られるため、得意に気づき、その分野で活躍する(工学、エンジニア等)チャンスを失っているのではないか。
・ビジュアルシンカーと協力することで、事前に回避できた危機もあるのではないか。例:日本の原発は防水使用にするなど予め危機をイメージして、それに伴った設計にできたのではないか。 -
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意外な動物が頭が良い!イルカやカラスなどが知能が高いという事は有名だが、実はこんな動物達がピックアップされるとは、、、、
その他、たくさんの動物の研究結果に驚きを隠せない!
オウムが人間のように言葉を使ってブラックジョークをいったり、ゴリラのココは手話を使って人間と意思疎通できるぐらいの知能があるといった話も驚かされた。
また、鏡を認識できるかのテストで哺乳類以外で初めてクリアしたのが鳥類のヨーロッパカササギと魚類のマンタ、昆虫のアリ。この3種は鏡を使って身繕いなど、明らかに鏡を認識していたらしい。すごい!
ただ、前述した手話が堪能なゴリラのココだが、他のゴリラは鏡テストをクリアできなかったようで、天才のマンタやヨーロッパカササギなどがいる様に、個体差があるのかもしれない。
そして、ニワトリ。。。実はいくつものテストで犬や人間の幼児より頭が良いという結果が出てるらしいのは衝撃。なんと。ヒヨコのうちから足し算引き算をやってのけたらしい。凄すぎる。。。
ちなみに数を数えられる動物としてクマ、ニワトリ、カラス、オウム、イルカ、ゾウ、類人猿と行った中に、またしてもアリがランクイン。。。
アリはすごい!!
更に凄い事として、「道具を作る動物」。
「道具を使う動物」はたくさんいるらしいが、
作る動物は今のところ4種しか確認されてないらしい。ヒト、チンパンジー、オランウータン、そして、、、ニューカレドニアカラス!!彼らは、
枝を加工し利用して餌を獲得する。更にその道具は使い捨てではなく、大事にお気に入りとして使っているらしい。
でば、無脊椎動物では一番賢いと言われるた何か、わかるだろうか?タコらしい。確かに道具を使うわ、器用に瓶の蓋をあけるわ、実績には事欠かない。
最後に抽象的な問題を解くテストで10歳の平均的な子供より成績が良かった動物がいた。それは、類人猿でも、イルカでもない。それは、アシカだった。
なんと、あるアシカは論理的なテストを理解していたらしい。挿絵のアシカも凄く賢そうだった。
まとめとして、あったのが知能とは様々な種類がある事を考えさせられた
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絵で考える人と言葉で考える人について。著者は絵で考える人。様々な事例で、言葉で考える人が優位な世界になっていることを憂い、絵で考える人ももっと社会で活躍させた方が、未然に防げる事故も多いと言う。
例えば、IKEAの家具の組み立てマニュアルは全て絵で解説されている。私はこれをとても簡潔で分かりやすいと思っていたのだが、言葉で考える人には分かりにくいらしい。それ程に両者の考え方には違いがある。
だけど、世の中はこのIKEAの例とは逆のパターンが多いそうだ。
この本を読んでいると、どうも私の場合は絵で考える頭のようだ。ただ、言葉で考える〜絵で考えるのあいだは両極端に分かれるのではなく、グラデーション(スペクトラム)だそうだ。私は「絵」寄り。言葉がわからないわけじゃない。
こう言う考え方の違いがあると知るだけでも、人を理解するのに役立つと思う。何であの人はあんな行動にでるのか、、など。
後半、事例の羅列がちょっとしんどかったけど、興味深い本でした。