沢村浩輔のレビュー一覧

  • 砂漠を走る船の道 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    ミステリーズ!新人賞受賞作品集
    ・漂流巌流島 高井忍
    ・殺三狼(しゃさんろう) 秋梨惟喬
    ・田舎の刑事の趣味とお仕事 滝田務雄
    ・夜の床屋 沢村浩輔
    ・砂漠を走る船の道 梓崎優

    印象に残ったのは、「砂漠を走る」。一番しょうもないと思ったのは「田舎の」。新人さんだもんね。どれもぐいぐいその世界に入るということはできなかった。

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    2018年04月02日
  • 夜の床屋

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    ほっこりするかと思えばギクッとして、
    奇妙だと思えばほっこりして、
    いろいろな短編が味わえる…と思ってたら、
    小説内小説でいきなり外国が舞台になって?
    と思ってたら、すべてがいきなり繋がって!!?
    素晴らしい構成力に脱帽でした。

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    2018年02月16日
  • 夜の床屋

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    表紙とあらすじを読んで購入しましたが、予想と全く違う本で驚いた。シリアス、ミステリー、ファンタジー。まさか人魚の話が最後に出てきて不可解に思っていたことをそこに帰結させるとは絨毯とドッペルゲンガーの話の時はつまらなかったけど、葡萄荘で一気に盛り上げた。。真相はやぶの中、て感じでなんかすっきりしないけど、悪くはなかったかなと。

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    2017年11月19日
  • 週末探偵

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    お気楽な2人の探偵コンビかと思ったら、終盤、意外とハードな展開にびっくり。
    私としては、前半の雰囲気の方が好みかな。
    2人のコンビがすごくいい感じで、彼らの掛け合いが楽しい。
    お気楽な事件限定でシリーズが続いたら嬉しいな。

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    2017年02月24日
  • 週末探偵

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    【収録作品】最初の事件/桜水の謎/月と帽子とひったくり/探偵たちの雪遊び/夏の蟬/ちょっと変わった依頼人/週末探偵事務所へ、ようこそ!  
     ささやかな日常の謎、のはずが・・・・という第二話と第六話は犯人が相当危ない人で、探偵事務所のコンセプトとややちぐはぐ。第二話の真相も第六話の「ゲーム」も作り話感が否めない。第四話は他人が関われるのはこのくらいか、という常識的な範囲に収まっていて爽快感は小さいが腑に落ちる。

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    2016年12月06日
  • 夜の床屋

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     沢村浩輔のデビュー作を含む短編集。大学生と佐倉と高瀬の二人が探偵役として活躍する7つの短編からなる短編集だが,エピローグで7つの作品の全てに伏線を散らばめていた意外な真相が明かになるという仕掛けが取り込まれている。
     個別の作品の所感は以下のとおり

    夜の床屋
     表題作。佐倉と高瀬が晩秋の山中で道に迷ったところから始まる。ようやく見つけた無人駅で夜を明かそうと待合室で休んでいると,シャッターをおろしていた床屋が,夜の11時頃から営業を始めている。店の主人に,こんな時間から店を開けている理由を聞いたところ,既に店は閉めているが,常連のために,予約がある時間だけ店を開けてるという。翌日,目が覚め

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    2022年09月18日