沢村浩輔のレビュー一覧

  • 夜の床屋
    ほっこりするかと思えばギクッとして、
    奇妙だと思えばほっこりして、
    いろいろな短編が味わえる…と思ってたら、
    小説内小説でいきなり外国が舞台になって?
    と思ってたら、すべてがいきなり繋がって!!?
    素晴らしい構成力に脱帽でした。
  • 夜の床屋
    表紙とあらすじを読んで購入しましたが、予想と全く違う本で驚いた。シリアス、ミステリー、ファンタジー。まさか人魚の話が最後に出てきて不可解に思っていたことをそこに帰結させるとは絨毯とドッペルゲンガーの話の時はつまらなかったけど、葡萄荘で一気に盛り上げた。。真相はやぶの中、て感じでなんかすっきりしないけ...続きを読む
  • 週末探偵
    お気楽な2人の探偵コンビかと思ったら、終盤、意外とハードな展開にびっくり。
    私としては、前半の雰囲気の方が好みかな。
    2人のコンビがすごくいい感じで、彼らの掛け合いが楽しい。
    お気楽な事件限定でシリーズが続いたら嬉しいな。
  • 週末探偵
    【収録作品】最初の事件/桜水の謎/月と帽子とひったくり/探偵たちの雪遊び/夏の蟬/ちょっと変わった依頼人/週末探偵事務所へ、ようこそ!  
     ささやかな日常の謎、のはずが・・・・という第二話と第六話は犯人が相当危ない人で、探偵事務所のコンセプトとややちぐはぐ。第二話の真相も第六話の「ゲーム」も作り話...続きを読む
  • 夜の床屋
     沢村浩輔のデビュー作を含む短編集。大学生と佐倉と高瀬の二人が探偵役として活躍する7つの短編からなる短編集だが,エピローグで7つの作品の全てに伏線を散らばめていた意外な真相が明かになるという仕掛けが取り込まれている。
     個別の作品の所感は以下のとおり

    夜の床屋
     表題作。佐倉と高瀬が晩秋の山中で道...続きを読む