あらすじ
探偵稼業、始めました。ただし、週末限定
瀧川一紀は、大学時代の友人・湯野原海に誘われて、
男ふたりで探偵事務所を開業することに。
「あれって、なんだったんだろう?」と不思議に思いつつも、
そのままになってしまうような「ささやかな謎」の真相を解き明かしていく。
「最初の事件」、「桜水の謎」、「月と帽子とひったくり」、
「探偵たちの雪遊び」、「夏の蝉」、「ちょっと変わった依頼人」の6つの事件簿。
10万部突破『夜の床屋』の著者による最新長編!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
割と読みやすくて、さくさくページを捲れました。
途中、この後どうなったんだろう……と思ってた事柄や、何気ない会話が後々の事件に繋がっていたりして、伏線の回収が凄かった……!!
最終話でそれまでの全てがきれいにまとまっていたように思います。
もし続編が出たとしたら、また読みたいなあと思えました。
Posted by ブクログ
日曜大工的な週末探偵。日常の謎から犯罪捜査まで、興味深い謎を無報酬で解く二人。依頼人はほとんどなくても本業が別にあるので問題なし。二人の私生活は語られず週末の出来事のみなのが良い。面白かった。
Posted by ブクログ
もっとほのぼのした日常の謎の内容だと思ったが、以外に重い。犯人のせいだろうが後味が悪いというか気味が悪いというか。
主人公ふたりは掛け合いも楽しいし、さくさく読める。
Posted by ブクログ
たまたま見つけた放置機関車を事務所に、週末だけの探偵業を始めた青年二人。
無料で請け負う代わりに二人が気に入った、面白い事件のみを扱う、週末だけの探偵業なので明白な犯罪は扱えない、などなどの条件がある。
まずは事務所にすることになった放置機関車の謎。
オーナーである事業家の父は、なぜ機関車を住宅街に置いたのか。
そして桜の木が周辺にない川になぜ桜の花びらが流れてくるのか。
女性ものの大きなつばの帽子を抱えたひったくり犯の行動の謎。
毎朝新聞受けにセミの死骸が置かれている謎…。
いわゆる日常系の軽いミステリーかと思っていたら、その結末は意外にもシリアスだったりするものもある。
雪の日に公園で探偵二人が雪だるまを作って遊んでいるのに参加した小学生の男の子。
ミステリーとも言えないほど呆気ない謎解きかと思いきや、そういう結末だったとは。
この子と今後もいい関係を築いてほしいと思った。
終盤は急にサスペンスタッチ。しかし他のレビュアーさんも書かれているが、この犯人の言動にはどうにも一貫性が感じられず響いてくるものがなかったのが残念。
出来れば日常系のままで終わらせて欲しかった。
Posted by ブクログ
事件というほどでもないささやかな謎を無報酬で引き受ける、週末のみの探偵事務所の事件簿。
日常の謎だけを扱うはずが、警察沙汰になってしまうこともあり…
この著者のことだからもっと大仕掛けがあるのかと思いきやわりと普通に終わったが、ラストの犯人の行動は謎だった。
雰囲気としては「探偵たちの雪遊び」がベスト。
Posted by ブクログ
お気楽な2人の探偵コンビかと思ったら、終盤、意外とハードな展開にびっくり。
私としては、前半の雰囲気の方が好みかな。
2人のコンビがすごくいい感じで、彼らの掛け合いが楽しい。
お気楽な事件限定でシリーズが続いたら嬉しいな。