【感想・ネタバレ】週末探偵のレビュー

沢村浩輔

探偵稼業、始めました。ただし、週末限定

瀧川一紀は、大学時代の友人・湯野原海に誘われて、
男ふたりで探偵事務所を開業することに。
「あれって、なんだったんだろう？」と不思議に思いつつも、
そのままになってしまうような「ささやかな謎」の真相を解き明かしていく。
「最初の事件」、「桜水の謎」、「月と帽子とひったくり」、
「探偵たちの雪遊び」、「夏の蝉」、「ちょっと変わった依頼人」の６つの事件簿。

10万部突破『夜の床屋』の著者による最新長編！

[ブクログ · ★★★☆☆]

【収録作品】最初の事件／桜水の謎／月と帽子とひったくり／探偵たちの雪遊び／夏の蟬／ちょっと変わった依頼人／週末探偵事務所へ、ようこそ! 　
　ささやかな日常の謎、のはずが････という第二話と第六話は犯人が相当危ない人で、探偵事務所のコンセプトとややちぐはぐ。第二話の真相も第六話の「ゲーム」も作り話感が否めない。第四話は他人が関われるのはこのくらいか、という常識的な範囲に収まっていて爽快感は小さいが腑に落ちる。