沢村浩輔のレビュー一覧

  • 夜の床屋

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    慣れない夜道に迷い、無人駅での一泊を余儀なくされた大学生の佐倉と高瀬。だが深夜、高瀬は駅前の理髪店に明かりがともっていることに気がつく。好奇心に駆られた高瀬が、佐倉の制止もも聞かず店の扉を開けると…。表題作のほか全七話の連作短編集。
    初読み作家さんで、ずっと積読だったのですが、ようやく読めました。著者のデビュー作だそうですが、なかなか面白かったので他の作品も読んでみようと思います。

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    2024年10月13日
  • 夜の床屋

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    タイトルと表紙の雰囲気、あらすじには「チャーミングな連作短編集」とあったので
    最初の2つを読んだときは、なんか思ってたのと違うかも…と感じます。

    そこからガラッと雰囲気が変わって、日常の謎っぽい話、後半はファンタジー。
    葡萄荘〜眠り姫は連作短編だけど、他はメインの人物が同じだけじゃないの?と思いながら
    エピローグを読むと、びっくり。そんな感じです。

    いろんなパターンが楽しめました。

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    2024年05月17日
  • 砂漠を走る船の道 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    梓崎優の表題作が大好きな作品で、同じ『ミステリーズ!新人賞』の受賞作品5篇で編んだアンソロジーということで、期待して読んだが、本のタイトルになるだけあって、梓崎優の『砂漠を走る船の道』がやはり断トツの出来だった。

    他の4篇では、『夜の床屋』、『殺三狼』の順か。残りの2篇はちょっと趣味とは合わず。

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    2023年08月14日
  • 週末探偵

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    もっとほのぼのした日常の謎の内容だと思ったが、以外に重い。犯人のせいだろうが後味が悪いというか気味が悪いというか。
    主人公ふたりは掛け合いも楽しいし、さくさく読める。

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    2023年08月04日
  • 夜の床屋

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    皆さんの評価と感想にある通り、本格ミステリーではない。ファンタジー要素込みの連作短編集。
    好き嫌いは分かれると思います。

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    2023年07月08日
  • 夜の床屋

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    何やこのタイトル?
    「夜の床屋」って…
    何か気になる…内容分かってないけど…
    ハイ!購入!即読書!^^;
    何か「世にも奇妙な物語」的なの想像してたけど、結構、ロジカルな謎解き。
    無理矢理感は、あるけど…
    でも、どんな理由があっても、普通夜中に散髪屋やらんで〜それが、異空間みたいな感じでないと。こんなにキッチリと説明されると、何か…
    他のも結構、飛躍してんちゃう?って感じのが多いかな?の短編集7編。
    (エピローグを含む)
    後半は、ファンタジーっぽいけど、やっぱり飛躍してんちゃう?
    エピローグは、そこまで含めてしまうのか…やっぱり飛躍してんちゃう?
    私の頭が固いとも言う…(−_−;)

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    2022年02月01日
  • 夜の床屋

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    前半3つはよくありそうな学生ミステリーって感じでしたが、後半「葡萄荘のミラージュ」から一気に持ってかれました。読み易いのもあったのか
    どんどん引き込まれた感じ。
    そして最後まで読めばわかりますがつながってた〜ってなる一冊。現代の子供には読み易いのかなって。
    普通によかったと思います。

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    2021年01月13日
  • 夜の床屋

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    風変わりな日常の謎を解き明かす連作短編集。謎めいた発端と一見無関係に思える断片から導かれる意想外の解決。ロジックというより、発想の跳躍によって全体像ががらりと変わるのが楽しい。ただし、ラストの締めくくりは賛否が分かれそう。個人的には表題作が好きでした。

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    2020年12月17日
  • 夜の床屋

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    ネタバレ

    無人駅の商店街で夜中に営業する理髪店の秘密
    同級生の寝室から消えた絨毯の謎
    小学生男子に依頼されたドッペルゲンガーの正体とは
    猫が集まる古い洋館の秘宝の行方は

    無人駅前の商店街、真夜中に煌々と営業する理髪店。
    海から霧が立ちのぼる街。
    閑散とした廃工場。
    凍てつく古い洋館。
    不思議な空間に迷い込んだような、それでいてミステリー?なのに,ラストはこれ!?
    パーカーに担がれてるかもと思いつつ、クイン氏の登場に温度が一気に下がるような。
    強引なんじゃ、と感じるところもあったけど、本を閉じた時の感想は、ダンゼン楽しかった!

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    2020年11月22日
  • 夜の床屋

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    深夜に開く床屋の謎。寝ているうちに部屋はそのままで絨毯だけが消えた謎。と前半は大学生佐倉の周りで起きた日常の謎を解く短篇集と思わせておいて後半「葡萄荘のミラージュ」からはファンタジーな曖昧さに謎が溶け込んでいく。雰囲気は魅力充分だが各短編の謎の解明が唐突でそれ何を根拠にした?と感じてしまいもやもや。それは最終的に皆霧の中から仄かに浮かんで来る形を取るのが醍醐味だと思うんだけど上手く繋がっていない印象。あとタイトル、文庫化で変わったそうだけどマイナスになっている気がする。

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    2020年09月05日
  • 夜の床屋

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    慣れない山道に迷い、無人駅での一泊を余儀なくされた大学生の佐倉と高瀬。だが深夜、高瀬は駅前の理髪店に明かりがともっていることに気がつく。好奇心に駆られた高瀬が、佐倉の制止も聞かず店の扉を開けると…。大学生の主人公の身の回りに起こる色々な出来事。短編集ですが伏線が・・気になる人は調べずに一気読みを薦めます。3.5くらい付けたかったけど無かったので3にしました。

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    2020年08月31日
  • 夜の床屋

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    「夜の床屋」(第4回ミステリーズ!新人賞受賞作)ほか、連作短編集7編。
    「インディアン・サマー騒動記」改題。

    無人駅で野宿することになった大学生が、寂れた町の潰れたと思しき床屋が深夜に営業しているのを目撃し好奇心に駆られるところから始まる短編。
    2作目も1作目に出てきた登場人物がリンクしている程度の連作かと思いきや、後半の作中作までこんな風に繋がっていたのかと面白かった。

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    2020年04月09日
  • 時喰監獄

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    ネタバレ

    ジャンルとしてはタイムマシンを使ったSF小説なんだろうなあ、たぶん。
    テンポもよく、軽い読み物という感じでした。
    ただ、いろいろあっけない気が。

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    2020年02月08日
  • 海賊島の殺人

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    表紙が気持ち悪かったり、登場人物がカタカナだったので期待しないで読み進めましたが、だんだんと物語に引き込まれていきました。
    魅力的なキャラクターが多く、冒険とミステリのバランスも良かったと思います。
    ただ表紙が残念。

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    2020年01月31日
  • 週末探偵

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    たまたま見つけた放置機関車を事務所に、週末だけの探偵業を始めた青年二人。
    無料で請け負う代わりに二人が気に入った、面白い事件のみを扱う、週末だけの探偵業なので明白な犯罪は扱えない、などなどの条件がある。

    まずは事務所にすることになった放置機関車の謎。
    オーナーである事業家の父は、なぜ機関車を住宅街に置いたのか。
    そして桜の木が周辺にない川になぜ桜の花びらが流れてくるのか。
    女性ものの大きなつばの帽子を抱えたひったくり犯の行動の謎。
    毎朝新聞受けにセミの死骸が置かれている謎…。

    いわゆる日常系の軽いミステリーかと思っていたら、その結末は意外にもシリアスだったりするものもある。
    雪の日に公園で

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    2020年01月07日
  • 週末探偵

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    事件というほどでもないささやかな謎を無報酬で引き受ける、週末のみの探偵事務所の事件簿。
    日常の謎だけを扱うはずが、警察沙汰になってしまうこともあり…
    この著者のことだからもっと大仕掛けがあるのかと思いきやわりと普通に終わったが、ラストの犯人の行動は謎だった。
    雰囲気としては「探偵たちの雪遊び」がベスト。

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    2019年11月20日
  • 夜の床屋

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    学生探偵ものはあまり好みではないが、あらすじに惹かれて手に取ってみた。所謂【日常の謎】系ミステリーだとばかり思っていたので、中盤から終盤にかけての展開は素直に驚き。流石にこのタイトルからこの内容は予測出来ない。異なる世界観の作品同士なのに随分上手い具合に繋がるものだなと感心はするけれど、キャラクターに対する愛着が希薄な印象も受ける。飛躍する推理はミステリーファンの心をくすぐるのかもしれないが、どこか机上の空論に思えてやはり苦手。こればかりは好みの問題なので致し方ない。作中掌編扱いの処女作品が一番楽しめた。

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    2019年11月10日
  • 時喰監獄

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    明治の初めに北海道の奥地に建てられた第六十二番監獄。入ると二度と出て来れないと言われる不気味な監獄の謎と、それを巡る人々の冒険の物語。
    脱獄を試みて一度死んだ男、何か目的がありげな帝都の私立探偵、記憶喪失の謎の男に加えて警察の捜査官は潜入しているし、閉ざされた空間で事件が起こる監獄ミステリかと思いきや、帯に書いてあるように”90ページで世界はひっくり返”って驚いた。そっち系の話だったのか。
    予想とはまったく違ったがそこからの展開も(ちょっと軽い気もするが)面白かった。
    この著者は読んだの2冊目。なかなかつかみどころがない不思議な話を書く人だと思う。

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    2019年10月25日
  • 夜の床屋

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    ネタバレ

    2019/1/12
    後半よくわからなくなった。
    前半の日常の謎系の方がいいなぁ。
    私ファンタジー苦手なんだよね。

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    2019年01月13日
  • 夜の床屋

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    久しぶりの再読。
    ミステリーの醍醐味は一見関係ないように見える物事が実は意外なところで繋がっていたり、ありえないようなことがサラリと行われていたり、それが後に分かって驚くと同時に腑に落ちる快感が味わえることだと個人的には思っている。
    ただこの『ありえない』または意外性というものと、『そんなバカな』『それはやり過ぎだろう』というボーダーラインを越えないように表現するかというのは、これはもう作家さんの腕によると思う。
    この作品も扱いによってはこのやりすぎ感、荒唐無稽な感じを『ありえないけれど納得出来る』というところに収めることが出来たのではないかと思うのだけど、読み終えるとやっぱり荒唐無稽な感じの

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    2018年06月13日