未須本有生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ推定脅威
松本清張賞受賞と戦闘機ものということで一読。
自衛隊の国産戦闘機TF-1が立て続けにスクランブル中に墜落。超低空、超低速でのストールと、超音速での燃料切れが原因だったが、その状況が作られたものだったという疑念を元に若き女性航空技師が謎に挑むというお話。
著者は元航空機の開発に携わっていたとのことで、設計・開発や自衛隊による運用に関してはやたら詳しく書かれています。
でも、陰謀を主導する側の動機や方法に関しては何回かのモノローグでしか書かれていないので、ちょっと片手落ちといった感じ。
キャラクターたちもステレオタイプで描かれていて、小説としては残念。
まあ、技術屋さんが書いた小説は -
Posted by ブクログ
2つの中編集を収めたミステリー小説です。
ミステリーではありますが、殺人(物語に出てくる問題には登場します)といった重たい出来事はありません。
全体的に可もなく不可もなく、微笑ましく終わったなという感想でした。感動させたり、心が辛くなるといった心理描写がなく、純粋に「ライトなミステリー」として楽しめました。
作家さんは、工学部航空学科を卒業し、社会人では大手メーカーで航空機の設計に携わっていたそうです。なので、その分野での知識が、色んなところに散らばっていました。
今回は、大型客船と車を特集しています。
前半は「クルーズはミステリーとともに」。
ミステリー作家とファンとの交流会を豪華客