未須本有生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本発の戦闘機用エンジンの技術開発を舞台にした小説。アメリカからの技術供与でライセンス生産を進める上司と、日本独自の技術取得に向けて自主開発を目指す技術者達の対立や、その中で起こる事故をストーリーの軸に、ジェットエンジンの開発とはどんなものかという点も俯瞰的に描いています。著者はかつて航空機の設計に携わった技術者だけあって、開発の現場の描写が非常にリアルであり、またジェットエンジンとはどういうしくみで動いているのか等についても読んでいるうちに理解できるようになっています。
文庫で250ページほどのボリュームなので、スッと読み切れます。これを読んでフィーリングが合えば、未須本氏の他の長編も手に取 -
Posted by ブクログ
読み始めて最初のほうは、キャラ読み派にはちょっとキツい。
誰が誰やらかよぅ判んない。
とりまミホと沢本が女性ってことは判ったくらい。
読み続けていく内だんだんと区別はついてきたものの、何度挫けかけたことか。
基本的にキャラクターにあんまり興味のない作者さんなのかな?とね。
黒幕とか特にひどいんだよぅ。
ひとことで言うと「…薄っ!」
このひと、黒幕さんでしょ?
ぜんぶを仕掛けた、黒幕。
なのに、薄い。
もう悲劇的なくらい薄い、(笑)
それに、沢本と倉崎のふたりね!
これがまたね!
ぃやぃや、大人の男女があーなってこーなった挙句で
ラストのその状況はなかろうよ(笑)
みたいに 的に 人間描写(?)