推定脅威

推定脅威

1,324円 (税込)

6pt

2014年松本清張賞受賞作
誰よりも戦闘機を知る著者が描く、理系ミステリーの決定版!


自衛隊戦闘機「TF-1」が、スクランブル飛行中に墜落した。この異様な事故を受け、防衛省は機体を製造する浜松の航空機メーカー、四星工業にその検証を依頼する。四星工業では入社三年目の技術者、沢本由佳が上司の永田とともに業務にあたっていた。シミュレーションの結果、事故はパイロットの単純な誤操作によるものだと判断されたが、永田は沢本が言った何気ない一言が気になり、すでに会社を辞めてデザイナーをしている同期の倉崎に話を持ちかける。スクランブル発進した自衛隊機は、なぜ不可解な事故を起こしたのか?背後に浮かび上がるのは、「TF-1」設計時に官(防衛省)と民(航空機メーカー)がそれぞれ抱え込んでいた闇だった。

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推定脅威 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「F-2雑感」で未須本有生氏の事を知って、「TF-1 Chronicle01」で初めて文章を読んで相性が良かったので、デビュー作の「推定脅威」に進んだが、めっちゃおもしろかった(語彙
    航空機開発を巡るスキャンダルと推理小説の相性って良かったんですね!今知りました。(いや、これは航空機開発に造詣の深い

    0
    2025年02月22日

    Posted by ブクログ

    飛行機マニアではないですが、素人でもわかるように技術背景が書かれているのは良かったです。
    有川ひろさんのように自衛隊をめぐる人物ドラマを期待すると失望するかも。
    でも官民のやりとりの部分は良かったと思いますし、飛行機をめぐるドラマとしてはなるほど感があり面白かったです。
    推定脅威とタイトルがつけられ

    0
    2020年08月12日

    Posted by ブクログ

     パイロットに感情移入する。
     技術者に感情移入する。
     それができたら、楽しめる。そんなに何もかもドラマチックじゃないのが、リアル。

    0
    2015年06月28日

    Posted by ブクログ

    脱サラした人が組織の悪い部分をさらけ出した本。
    倉崎と神階、両極端の二人が著者の分身となって物語を作りだす。

    自分も脱サラ組なので、著者が言わんとしていることは非常に共感できた。(ちょっと過激な部分もあったが)

    (例)
    「会社をやめられる人は、会社をやめられない人よりも優秀だと思いますよ。」

    0
    2015年01月07日

    Posted by ブクログ

    航空自衛隊のTF-1がスクランブル中に連続して事故を起こすが、それを影で画策している疑惑を持ったメーカーの沢本由佳と元社員の倉崎修一が解明していく物語.防衛省とメーカーのやりとりが実際の状況とよく似ているので、元同業者として楽しく読めた.企業内で冷や飯を食って辞職した元社員が仕組んだとの推定は、その

    0
    2014年11月20日

    Posted by ブクログ

    これは航空機好きにオススメのミステリー(^^)航空機を造る会社や航空自衛隊がメインで登場するから難しいかと思ったけれど、専門用語も分かりやすく書いてあるし、次は相手が航空機のどんな弱点を突いてくるのかワクワクドキドキしながら読んだ♪真相に迫り最後の計画は阻止できたけれど、なんだか本当に起こりそうで怖

    0
    2014年11月18日

    Posted by ブクログ

    自衛隊機とそのメーカーが連携して、れんぞくして起きている事故を解明する。その中心となるのが、メーカーの女性技術者。過去に陥れられた者の復讐劇にしては、メチャクチャ手が混んでいて面白い。有川浩の作品にも似た所も見受けられるが、中々面白い作品に仕上がっている。次回の作品が楽しみである。

    0
    2014年10月15日

    Posted by ブクログ

    専門用語が多くて、難しそうだけど、ストーリーが、あるので、グイグイ読めた。途中で、なんとなく、犯人分かって来ちゃったけど。
    スピード感があって、おもしろかった。

    0
    2014年08月10日

    Posted by ブクログ

    夏見正隆のスクランブルシリーズはパイロット目線で書かれているが、これはエンジニアの立場から。きちんと論理的な背景から書かれているのが良い。いや決してスクランブルシリーズがいい加減という意味ではないが。

    スクランブルシリーズが好きな人は同じように好きになれると思う。舞台も小松だし。

    0
    2014年07月02日

    Posted by ブクログ

    航空機の説明は力が入っている。
    が、それ以外がちょっと薄味気味。

    陰謀、黒幕がこんなにあっさりとした使われ方をされるのもあまりない。

    0
    2022年09月11日

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