松永多佳倫のレビュー一覧
-
もちろん広岡さん側からの描き方だが、それが真実なのは結果が物語る。
現在も発言を活発にしていらっしゃるが、大抵野球ファンからは「老害」とか「今は違う」という受け取られ方をされてしまう。
残念だ。時代や状況に左右されない知恵の宝庫なのに。
僕は現役時代、新規事業、パイロットプロジェクトに多く関わった「...続きを読む -
谷沢さん・田尾さんは、知らないことを知れた。
他の三人については、影絵のようにノムさんが出てくるのがちょっとおかしかった。
この三人については、これまでも色々なことが語られている。どれが正しくどれが間違いということはないんだろう。人は多面的なものだから。
Posted by ブクログ -
スジを通したプロ野球選手。人間関係ではうまく行かずワザで生きる男たちを描く。
本書に出てくる選手たち、いずれもよく言えば個性派、悪く言えば偏屈。取材対象の強烈な個性と求心力に、筆者の筆力がこれほど追いついていないノンフィクションも珍しいだろう。不思議な魅力の本。
門田博光、田尾安志、広岡達朗、谷...続きを読むPosted by ブクログ -
高校野球では強豪私学の有名校が優勝を争う構図になっています。その一方で、県立進学校でありながら真剣に甲子園出場を目指す(そして実現させている)野球部の現状を監督や現役選手に取材して紹介したノンフィクション。
登場するのは松山東高校(愛媛)、濟々黌高校(熊本)、彦根東高校(滋賀)、時習館高校(愛知)、...続きを読むPosted by ブクログ -
馴染みのある人が出たところ(湘南)、近くにあるところ(札幌南)、この2校が取り上げられていることが、前作『偏差値70からの甲子園』を読んでない中で先に読む動機にはなったんだけども、作者の言いたいことは「おわりに」に集約されているというか、むしろ「おわりに」で書いたことを確信するために取材したんだろう...続きを読むPosted by ブクログ
-
ノンフィクションというよりはエッセイの部類に入るように思うけど、各章しっかり本人取材もしているし、ファンとして見ていた頃のプロ野球の歴史を紐解く書物としての価値は十分に感じられる。ただし、この本でもっとも重要なのは、単行本から加筆された(と思われる)盛田幸妃の「その後」であるのは間違いない。そのため...続きを読むPosted by ブクログ
-
日本サッカー史上稀にみるタレントが揃った79年世代。
最後まで残った遠藤に焦点を当てながらも、その世代でもピカイチだった小野、高原、稲本などなど、懐かしく振り返っています。
まさか遠藤が最後まで残るとは思わなかったよなー実際。
そしてオシムのときが一番やりにくかったと言うのが意外。
それでもやっぱり...続きを読むPosted by ブクログ -
まず表紙のヤットがかっこいい。
内容もなるほどと思うことが多く、これが全てではないだろうけどもとても良かった。ジーコは本当に「破壊」したのだなーとこれを読むと今更ながら感じる。Posted by ブクログ -
緊迫感があってとても面白かったけど、
これはこれで偏っている気もする、
という部分もあるなー。
谷沢が1番良かったな。
結局、笑っていただけやもんな。
なかなか出来るものではない。
素晴らしいと思いました。Posted by ブクログ -
門田、田尾、矢沢、広岡、そして江夏。知ってるようで知らない話がごまんと出てきて、想像以上に面白い本だったな。
正しいことを、いや自分は正しいと思っていることをやっているだけのつもりが、いつしか疎まれ、争われ、巻き込まれる。野球界だけじゃ無いよなと思うけど、野球界は、特にこの5人のレベルにある選手たち...続きを読むPosted by ブクログ -
どうもこの手の野球物はみんな自分語りを入れなくては気が済まないのかそのあたりとても読んでてしらける部分ではあるのだが、一部ユーザーレビューで見たよりはとても面白く読めた。特にもはや球界の最高齢と言っていい広岡の語りは圧巻で、一見冷たそうな彼の中に強い情熱があっての理由があったことに感銘を受けた。Posted by ブクログ
-
プロ野球ファンならずとも、掛布が衣笠が江川が…なぜ監督になれないの?と思ったことがあるはず。衣笠は鬼籍に入り、掛布と江川は待望論は根強いも今や齢67…。
なぜなれなかったのか…。それはあの事件か、借金か人格か…と理由はまことしやかに語られるも所詮噂のレベルを超えるものはない。
本書には昭和・平成...続きを読むPosted by ブクログ -
本当に野球が大好きで、愛している人が書いた本です。天才ですごい成績を残したけれど、故障やその他であっという間にマウンドを去ったそんな7人のピッチャーのことが書いてあります。昔野球をやっていたのですが、最近はあまり見なくなりました。この本を読んでまた見てみようかなという気になりました。Posted by ブクログ
-
2010年、沖縄の興南高校が春夏の甲子園を連覇したことは記憶に残っていない人も多いかと思います。史上6校目の春夏連覇は、県外出身者が一人もいないベンチ入りメンバーで達成された偉業でした。本書はその当時の選手、監督が”その後”をどう生きてきたのか、偉業達成から10年後に振り返ります。
意外だったのは卒...続きを読むPosted by ブクログ -
1990年代に沖縄水産高校の監督として甲子園の常連だった裁弘義氏(故人)の高校野球との関わりを通じた生涯を追ったノンフィクション。裁氏がすでにお亡くなりになっておられるので、教え子に当たる元野球部部員や、同僚の教員、コーチなどの証言をもとに裁氏の人間像を描きます。
高校野球中継で見た好々爺然りとした...続きを読むPosted by ブクログ -
沖縄の高校野球界を引っ張ってきた栽監督の真の姿をおったノンフィクション。
酷使と批判された大野投手の問題の真実にも触れられており、興味深い内容だった。Posted by ブクログ -
母校・二松学舎大学附属高校野球部、夏の甲子園出場までの歴史を追った作品。
市原監督の現役時やこれまでの歴史など、
知らなかったことがわかった。
しかし、最後の2章で清宮と帝京前田監督にページを割いたのはいかにも蛇足。
甲子園出場を決めた決勝戦や、
甲子園での2試合、2015年夏予選、2015年秋東京...続きを読むPosted by ブクログ